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語学留学のメリット・デメリットとは?成功させるコツも解説

語学留学には英語力を集中的に伸ばせる以外にも、たくさんのメリットがあります。
一方で語学留学は費用がかかる、人によっては新しい環境が合わないなどのデメリットもあり、それらをしっかり把握して対策しておくことで、満足のいく留学を実現できます。
この記事では、語学留学のメリット・デメリットや、語学留学に向いている人・向いていない人、語学留学を成功させるためのコツなどについてお伝えします。
語学留学をしようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事を書いた人:Yuka
  • 社会人で仕事を辞め、2018年からカナダ・トロントへ
  • 語学留学とワーキングホリデーを組み合わせ、トータル1年半滞在
  • TOEIC855

 

語学留学のメリット


語学留学はメリットも多い分、注意しなければいけないデメリットもあります。
まずは語学留学のメリットについて見ていきましょう。

集中的な学習と学んだ言語を実践できる環境により、効率的に語学力を伸ばせる

語学留学は集中的に学習することで、効率的に語学力を伸ばせるのが特徴です。
もちろん自分から学ぶ努力は必要ですが、語学学校の先生や友達、ホストファミリーとのコミュニケーションで学んだことをすぐ実践できるため、日本に居ながら勉強するより、インプットとアウトプットの両方を効率良く行えます。
留学中に英語力を伸ばすポイントに関しては、以下の記事を参考にしてみてください。
>>留学前に必要な英語力と留学中に英語力を伸ばすポイント

実践的でグローバルなコミュニケーション能力が身につく

語学留学では、テストで測れるような語学力を伸ばせるだけでなく、実践的でグローバルなコミュニケーション能力が身につくのも特徴です。
たとえば英語の語学留学の場合、英語圏の大都市であれば移民が多く、語学学校にも世界中から生徒が集まっているので、先生の話す標準的な英語だけでなく、世界各地の訛りの強い英語にも触れられます。
いろんな英語に慣れておくことで、グローバルに通用するコミュニケーションスキルが身に付きます。

大学受験や就職活動でアピールできる

身についた英語力を大学受験や就職活動で武器にできるのも語学留学のメリットです。

専門スキルと語学力で人材として付加価値が高まる

専門知識のある人や特殊なスキルを持っている人であれば、専門スキルに語学力がプラスされ、人材としての自分の付加価値を高めることができます。
専門スキルと語学力を持ち合わせていると、仕事の選択肢も増え、他の人と差別化できるので就活でも有利になりやすいです。

海外スキルや国際感覚が身につく

語学留学で身に付く海外スキルや国際感覚も就活などでアピールできるポイントです。
海外に生活していると、多様な価値観への理解や、どんな相手でも動じない度胸、どんな環境でも柔軟に対応する能力など、グローバルな環境に必要な考え方やスキルが身に付きます。

世界中に友達ができる

世界中に友達ができるのも語学留学のメリットです。
語学学校には日本に限らず、南米や中東、アジアなど、さまざまな国々から生徒が来ています。
日本ではあまり馴染みのない国の生徒も多く、自分の知らない文化や習慣に触れることで異文化理解も深まります。
留学後も連絡を取り合うような友達ができれば、将来その友達の国を訪ねるなど、人生における楽しみも増えますよね。

人間的に成長できる

語学留学では、新しい環境での生活を通して、人間的に成長できるのもメリットです。

柔軟性・環境適応能力が上がり、自立できる

海外生活には楽しい部分もありますが、慣れるまでは日本との違いに驚いたり、食事が合わなかったりなど、苦労する場面も多いです。
しかしそんな海外生活を経験すると、どんな環境でもすぐに対応できる柔軟性や適応能力が身に付きます。
柔軟性や環境適応能力が高いと、変化に応じて即座に対応できたり、その場その場で機転を利かせた行動ができたりと、就活でも自分の強みとしてアピールできます。

主体性が身につき、自信が持てる

語学留学は自分から行動することで、より多くのことを経験できます。
主体的に行動して、それが結果につながると、自分の考えや判断に対して自信が持てるようになります。
自信があれば、周りとのコミュニケーションも積極的に行えるので、語学力アップにも効果があります。

新しい自分を発見でき、将来の選択肢が広がる

語学留学では、新しい環境での生活や、さまざまなバックグラウンドを持つ人との出会いを通して、新しい自分を発見できることもあります。
日本に居たら気づかなかった自分の長所や、自分のやりたいことなどに気づくことで、将来の選択肢も広がります。

価値観や世界観が変わる

自分の価値観や世界観が変わるのも語学留学の特徴です。

さまざまな文化に触れられる

語学留学では、現地の人々や語学学校に来ている世界中の生徒とのコミュニケーションを通して、世界のさまざまな文化に触れられます。
自分の知らない文化や習慣に触れることで異文化理解が深まり、多様な価値観を受け入れられるようになります。

日本について客観的に理解できる

海外で生活していると、世界から見た日本を知ることができます。
たとえば現地のメディアでは日本がどのように報道されているか、語学学校の先生や生徒は日本にどんな印象を持っているかなど、日本人ばかりの環境ではわからない客観的な視点を知ることができます。
また自分の国について話す機会も増え、これまであまり考えてこなかった日本の文化や歴史、政治などを改めて学ぶことで、自分の国についてより深く理解できます。

英語初心者でも挑戦しやすい

語学留学は英語初心者でも挑戦できます。

1週間の短期間から可能で、語学学校は基本の単語やフレーズから学ぶ初心者レベルにも対応しているので、英語初心者でも問題ありません。

ホームステイもできるので、海外が初めての方でも気軽に海外生活がどんなものか体験できます。

留学先から周辺国などへ旅行・観光できる

語学留学では、滞在中に周辺国や別の都市などへの旅行・観光を楽しむ人も多いです。

たとえばカナダだと、アメリカだけでなく中南米やアイスランドなど、日本からは遠い国にも格安で旅行に行けます。

日本から旅行するより費用を抑えられるだけでなく、日本にはない景色や文化を体験することで、英語学習の合間の良い刺激にもなります。

渡航時期や渡航期間を自由に決められる

語学留学は、渡航時期や渡航期間を自由に決められるのも特徴です。

語学学校は入学のタイミングを多く設けているところが多く、自分の行きたいタイミングで入学することができます。

またカリキュラムも豊富で、1週間から1年程度まで幅広く用意されているので、短期でも長期でも、ご自身の希望に合わせて渡航期間を決められます。

 

語学留学のデメリット


語学留学はメリットが多い反面、デメリットもいくつかあります。
こちらでは語学留学のデメリットについて見ていきましょう。

目的を明確にしないと何も得られずに終わってしまう

語学留学は、明確な目的を持つことが非常に大切です。

目的を曖昧にしたまま留学してしまうと、留学中のゴールがわからず、これといった成果を得られないまま帰国することになります。

英語力をアップさせたいなら、どのレベルまで上げたいのか、TOEICなどの英語試験で何点を目指したいのかなど、具体的に目標を決めると結果も残しやすいです。

努力しないと英語力が伸びない

残念ながら、語学留学に行くだけで英語力が伸びることはありません。
留学先では語学学校にいる時間が長いので学習時間は増えますが、以下のような弊害もあるので注意が必要です。

遊びや観光など誘惑が多い

留学先がある程度大きい都市であれば、遊ぶところや観光スポットも多く、限られた期間の現地生活をできるだけ満喫しようとするあまり、肝心の英語学習が疎かになってしまうことがあります。

語学学校の授業は予習復習を毎日行うことで、学んだことが定着しやすくなるので、学校以外の時間で学習時間を十分確保した上で、遊びや観光を楽しむようにしましょう。

気づいたら周りが日本語環境

語学学校によっては日本人の割合が高かったり、ホームステイ先のハウスメイトが日本人ばかりだったりすることもあります。

そういった状況になると、周りに日本人の友達ばかりで日本語環境になってしまいがちです。

海外で生活していると、同じ日本人は親しみやすく共感しやすいので、簡単に仲良くなれてしまいます。

日本人と友達になるのは悪いことではありませんが、語学を習得するという目的には大きな弊害です。

そのため日本人と友達になるなら、学校以外でも英語でコミュニケーションを取れる学習意欲の高い人を選ぶといいでしょう。

ネイティブと交流するチャンスがあまりない

語学留学は基本的に語学学校と家で過ごす時間が長く、一緒に過ごす相手が語学学校の友達やホストファミリーに限られてしまい、現地で暮らすネイティブと交流するチャンスが実際にはあまりありません。
しかしある程度大きい都市であれば、

など、探してみるとネイティブと交流できる機会は意外とたくさんあります。

自分から行動しなければこういったネイティブと触れ合う機会は手に入らないので、主体的に行動して、何事も積極的にチャレンジしてみましょう。

費用がかかる

国内での英語学習に比べ、語学留学は費用がかかります。
短期留学でも、往復の航空費や学費など、ある程度まとまったお金が必要なので、費用がネックとなって留学に踏み切れない方も多いです。
留学までに十分な資金を貯めることはもちろんですが、予算に不安のある方は以下の3つも検討してみましょう。

助成金や奨学金制度を利用

高校生や大学生であれば、助成金や奨学金などの制度が利用できないか調べてみるのがおすすめです。
学校によっては交換留学生などのプログラムを活用して海外に行くこともできます。
条件に当てはまれば、普通に留学へ行くよりかなりコストを抑えられるので、利用できる制度がないかチェックしてみましょう。

学生でもアルバイトできる国を選ぶ

学生ビザを使って長期で語学留学に行く場合、国によっては条件付きでアルバイトが認められているので、学生ビザでアルバイトができる国を選ぶのも1つの選択肢です。
たとえばオーストラリアの場合、法律で学生ビザでの就労は2週間で40時間まで認められているので、週5日1日4時間程度の仕事であれば働くことが可能です。
アルバイトをすると、滞在費をまかなえるだけでなく、海外での仕事がどんな感じかわかったり、よりリアルな現地の人とのコミュニケーションを経験できたりするなど、コスト面以外のメリットもあります。

物価の安い国への留学を検討

費用を抑えたいなら、留学先に物価の安い国を選ぶのもおすすめです。
たとえば英語圏は日本より物価の高い国がほとんどですが、比較的物価の安いフィリピンにも英語の語学学校はたくさんあります。
英語圏の生活を体験したい方やネイティブの環境で学びたい方には向きませんが、費用をできるだけ抑えることを優先したいなら、フィリピンのような物価の安い国を選ぶのもありです。

長期留学の場合は、休学・退職する必要がある

語学留学に長期で行く場合は、大学を休学したり仕事を退職する必要があります。
休学する場合は、同級生より卒業時期が遅れることになるので、それに対する不安が大きいでしょう。
仕事を退職する場合は、上司への報告や仕事の引き継ぎなど、ストレスの多いタスクをこなさなければいけません。
休学や退職は人生の大きな決断となるので、リスクが高くてなかなか踏み切れない方も多いです。

現地の生活環境や食生活が合わず、ストレスになる

語学留学に行って、現地の生活環境や食生活がどうしても合わない人もいます。
現地での生活や食事が合わないとストレスになり、英語学習に集中できない、やる気が出ないといった事態を引き起こします。

日本食を自炊する

現地の食事が合わないと感じたら、日本食を自炊するのがおすすめです。
留学先が都市部であれば、近くのスーパーでも醤油や味噌など、日本の食品が簡単に手に入ります。
もし近くのスーパーに日本の食品がない場合は、中国系や韓国系のスーパーに行ってみましょう。
現地の日本食レストランでもいいですが、現地の人の好みに合うようにアレンジされていたり、値段の割に美味しくないことが多いので、外食よりは自炊をおすすめします。

サービス業の対応がひどい

海外では、日本ほど丁寧に接客をしてくれることはほぼないと思っておいた方がいいでしょう。
たとえばカフェやレストラン、銀行の窓口などでは、めんどくさそうに対応される、必要以上に待たされる、注文を間違えても謝らない、といったことは頻繁にあります。
接客の悪さも一つの文化だと割り切っておくのが一番です。

自分から行動しなければならず、孤独を感じやすい

語学留学は積極的に行動する人ほど成功しやすく、シャイな方や新しい環境に慣れるのが苦手な方は孤独を感じやすいです。
思い描いた通りの海外生活ができず、語学学校に通うのが嫌になったり、ホームシックになったりして、途中で諦めて帰国してしまう人もいます。
また日本でホームシックになったことのない人でも、留学先でホームシックを経験する人も多いです。
留学中のホームシックへの対策に関しては、以下の記事を参考にしてみてください。
>>留学中のホームシック対策と対処法|原因や症状、時期まで

大学・大学院留学の場合、日本の大学より授業や卒業が大変

海外の大学では、日本の大学より授業での課題やレポートも多く、単位が認められるスコアの基準が高いなど、卒業するためには相当な勉強時間を要します。
そのため海外の大学や大学院に留学すると、学生生活が思った以上にハードで、思い描いていたキャンパスライフとのギャップに苦しむ人もいます。
海外の大学や大学院に留学する場合は、学校のリサーチをする際に、在学生や卒業生の体験談を聞くなど、実際の生活がどんな感じか確認してみましょう。

帰国後の就職活動で留学=ブランクと捉えられ、不利になる

語学留学で成果が出なかった場合、帰国後の就職活動で留学がブランクだと捉えられ、不利に働くこともあります。
そうならないためにも、語学留学では明確な目的や目標を設定し、留学先で何かしらの成果を残すことを意識しましょう。
 

語学留学に向いている人・向いていない人


これまでお伝えしてきたように、語学留学にはメリットもあればデメリットもあるので、全員におすすめできるわけではありません。
こちらでは、語学留学に向いている人・向いていない人がそれぞれどんな人か解説します。

語学留学に向いている人

語学留学に向いているのは、こんな人です。

  • 努力できる人
  • 海外就職や外資系企業への就職を目指す人
  • 新しく何かに挑戦してみたい人
  • 外国語でのコミュニケーションに躊躇しない人

努力できる人

努力できる人は語学留学に向いています。
語学留学は目的を決め、ゴールに向かって少しずつ積み重ねていくことが成功の秘訣です。
努力できる人であれば、慣れない環境でも試行錯誤しながら、着実に積み重ねていくことができるでしょう。

海外就職や外資系企業への就職を目指す人

海外就職や外資系企業への就職を目指している人にも語学留学はおすすめです。
語学留学に行くと、語学力だけでなく海外生活の経験があることで、グローバルな環境にも対応できる柔軟性をアピールできます。
海外就職を目指している方であれば、語学学校卒業後にインターンシップができるインターンシップ留学もおすすめです。

新しく何かに挑戦してみたい人

これまでとは違う環境で、何か新しいことにチャレンジしたいという人にも語学留学は向いています。
新しい環境に慣れるまでは大変なこともありますが、チャレンジしたい気持ちがあれば、どんな苦労も乗り越えられるでしょう。
また語学留学では学校以外の時間もあるので、これまで行きたかったところへ旅行する、興味があったけどできていなかった趣味に挑戦するなど、やりたかったことに挑戦したい人にもおすすめです。

外国語でのコミュニケーションに躊躇しない人

外国語でのコミュニケーションに抵抗のない人は、語学留学でも成功しやすいです。
言語は話す回数が多いほど身につきやすいので、積極的に話せる人ほど語学力がアップしやすくなります。

向いていない人

反対に、こんな人は語学留学を検討し直した方がいいかもしれません。

  • 英語アレルギーの人
  • 生活環境や食生活に強いこだわりがある人
  • 特に目的がなく、とりあえず留学したいと考えている人

英語アレルギーの人

英語に対する苦手意識が強い人は、語学留学にはあまり向いていません。
語学留学では、学校の授業やホームステイ先の会話はすべて英語ですし、駅や道路、スーパーなど、街中全部英語なので、英語嫌いの方はうんざりしてしまうでしょう。
英語アレルギーを克服したい方は、日本でオンライン英会話などを利用して英語環境に慣れてから渡航するのがおすすめです。

生活環境や食生活に強いこだわりがある人

生活環境や食べ物に強いこだわりのある人は、海外の生活が合わない可能性があります。
生活スタイルや食生活へのこだわりが強い人は、現地の環境が合わないことがストレスとなり、語学留学の本来の目的である学習に集中できなくなってしまいます。
自分のこだわりに合わせて工夫することはできますが、完全に同じ生活スタイルや食生活をキープするのは難しく、現地の環境を受け入れた方がストレスが少なくて済むでしょう。

特に目的がなく、とりあえず留学したいと考えている人

特に目的はないけど、とりあえず語学留学したいという人は、留学先で成果を得られない可能性が高いです。
目的や目標なく留学をすると、結局何も得られないまま帰国することになります。
目的が曖昧な方は、どうして語学留学したいのか、どれくらい語学力を伸ばしたいのか改めて考えてみましょう。
 

語学留学を成功させるコツ


語学留学を成功させるには、自分から行動することが重要です。
具体的には、以下の6つのコツがあります。

  • 留学に行く目的や英語を習得したい理由を明確にする
  • 具体的な目標を立て、可視化できる成果を意識する
  • 英語以外に専門スキルを磨く
  • 趣味や新しいことにチャレンジする
  • 現地の人と積極的にコミュニケーションをとるなど、学校以外でも英語に触れる
  • 帰国後の就職活動に向けて留学中から準備を始める

それぞれ詳しく見ていきましょう。

留学に行く目的や英語を習得したい理由を明確にする

まずは留学に行く目的や英語を習得したい理由を明確にしましょう。
具体的には、

などを考えてみます。
目的を明確にしておくと、留学のゴールも決めやすくなります。

具体的な目標を立て、可視化できる成果を意識する

留学の目的や理由が明確になったら、具体的な目標を立てましょう。
「英語力を伸ばす」といった曖昧な目標ではなく、

といった感じで、できるだけ具体的に目標を考えるようにしましょう。
またTOEIC900点のように目標を数字で決めるなど、可視化できる成果を意識するのもおすすめです。

趣味や新しいことにチャレンジする

留学をしながら、これまでやってみたかった趣味など、新しいことを始めるのもおすすめです。
新しいことに挑戦すると、より充実した留学生活が送れるだけでなく、留学の成果の1つにもなります。
また自分と同じ興味を持つ現地の人とも知り合えることができるので、話す機会も増え、英語力アップにも効果があります。

現地の人と積極的にコミュニケーションを取るなど、学校以外でも英語に触れる

留学中は出来るだけ英語環境で過ごした方が、英語力も伸びやすくなります。

先ほどのように、趣味を通して現地のコミュニティに参加してもいいですし、ホストファミリーと話す、お店で店員さんに質問してみるなど、毎日学校以外で英語を話す機会を設けましょう。

自分から行動しなければそういった機会は手に入らないので、チャレンジできるのは今だけだと思って思い切ってやってみてくださいね。

帰国後の就職活動に向けて留学中から準備を始める

帰国後の就職活動が不安な方は、留学中から就活の準備を始めると安心です。

早めにスタートすることで、就活で求められる語学力やスキルがわかり、帰国までに挽回することも可能ですし、何かと忙しい帰国後でも、すぐに就活をスタートできます。

留学後の就職については、以下の記事で詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
>>留学後の就職は有利?留学経験者が就活で失敗しないためのポイント
 

語学留学にはいつ行くべき?学生と社会人のメリット・デメリット

語学留学にいつ行くべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

語学留学はいつ行くのがベストという完璧な答えはなく、いつ行ってもメリット・デメリットがあります。

こちらでは、語学留学へ学生の時に行く場合と、社会人で行く場合、それぞれのメリット・デメリットについてお伝えします。

学生が留学に行くメリット・デメリット

メリット:語学力と国際感覚を就職活動でアピールできる

学生の時に語学留学に行くメリットは、その後の就職活動でアピール出来る点です。

語学留学を通して身についた語学力とグローバル感覚は、他の就活生との差別化にもなります。

メリット:長期の休みが取りやすい

長期の休みが取りやすいのも学生のメリットです。
長期留学であれば休学はしなければいけませんが、社会人で仕事を退職して留学することに比べると、リスクは少ないです。

メリット:やりたいことが見つかる

学生の間に海外を経験し視野を広げておくことで、社会人になる前に自分のやりたいことを見つけられます。
今の環境を離れて、新しい環境で過ごすことで、自分の長所や価値観などもクリアになるので、自分のやりたいことがわからなくて進路で迷っている方にも語学留学はおすすめです。

メリット:失敗しても挽回しやすい

もし留学で思ったような成果が残せなかったとしても、学生であれば挽回もしやすいです。
学生は社会人に比べて時間があるので、留学に失敗しても卒業までの時間でカバーすることができます。

デメリット:費用の工面に苦労し、留学を自由に楽しめない

高額な語学留学の費用を工面するのに苦労し、お金のことを気にしすぎて留学先でやりたいことを諦めるなど、費用がネックとなって留学生活を思いっきり楽しめない学生もいます。
たとえば留学先でできた友人に食事や旅行に誘われた時に、出費を気にして行くのを諦める、といった感じです。
そうなると自分のやりたいことができないまま帰国してしまい、後悔が残る留学になってしまいます。

デメリット:休学すると、卒業が遅れる

学生だと長期休暇をとりやすいものの、休学して卒業が遅れてしまうのはデメリットです。
仲の良かった同級生が先に社会人として働き始め、下の学年の生徒たちと授業を受けている自分に遅れや焦りを感じてしまうこともあるでしょう。
ただし留学でしっかり成果を出していれば、卒業が遅れても就活には影響ありませんし、社会に出れば1、2歳程度の年齢差は気にならなくなるので、将来的には全く問題ありません。

社会人が留学に行くメリット・デメリット

メリット:転職やキャリアアップにつながる

社会人で留学に行くと、その後の転職やキャリアアップにつなげられます。
社会人生活で身につけた専門スキルと、留学で身につけた語学力をアピールして、留学前の仕事より条件の良い仕事に就ける可能性もあります。
特に外資系企業で働きたい方や、英語を使った仕事をしたい方には、語学留学は有利に働くでしょう。

メリット:就業経験を生かして、実践的なビジネス英語が覚えられる

社会人は仕事をしていた経験から、留学先で実践的なビジネス英語が覚えられるのも魅力です。
語学学校でビジネス英語を学ぶ際、社会人だと実際に仕事でよく使うフレーズがどんなものか判断がしやすく、帰国後の仕事でも使えるフレーズをピンポイントに身につけられます。
仕事で使える英語力を伸ばしたいなら、学生より社会人の方が圧倒的に有利でしょう。

メリット:金銭的に余裕があり、やりたいことができる

個人差はありますが、学生に比べると金銭的に余裕を持って留学に行けるのも社会人のメリットです。
お金に余裕があれば、留学先で多少お金がかかることでも自分がやりたければすぐ挑戦できます。
留学先での旅行もたくさん楽しめるので、海外生活を思う存分満喫できるでしょう。

メリット:人脈が広がる

社会人になって仕事ばかりの生活をしていると、仕事以外で人脈を広げるのは難しいですが、留学すると、さまざまな人々と出会い、新しい環境で人脈を広げられます。
また留学先での人脈を通して、自分のスキルアップにつながる知識や、転職やキャリアアップに役立つ情報が手に入ることもあります。

デメリット:まとまった休みが取りずらく、退職する必要がある

長期留学をしたい場合、社会人はまとまった休みが取りづらく、退職しなければいけない人がほとんどです。
自分のこれまでのキャリアを一旦中断しなければいけないので、それにリスクを感じる人も多いでしょう。
また仕事の引き継ぎや関係者への挨拶など、退職までにしなければいけないことがたくさんあり、それを留学の準備と並行してしなければいけないので、渡航までの期間はかなり忙しくなります。

デメリット:英語力が伸びなければ、留学=ブランクと捉えられる

留学で英語力が伸びず、特に成果が得られなかった場合、採用側に留学期間をブランクだと受け取られ、就活で不利に働くこともあります。
そうならないためにも、留学をすると決めたら、目的意識を持った行動が必要になるでしょう。
 
学生と社会人どちらもメリット・デメリットがあるので、いつ語学留学に行くかは、あなた次第です。
以下の記事では、社会人でカナダのトロントに語学留学をした私の体験談をまとめているので、社会人留学がどんな感じか気になる方は参考にしてみてくださいね。
>>【留学体験談】社会人のカナダ・トロント語学留学|費用・ホームステイ・語学学校編
 

短期留学は行く意味ある?長期留学との違い


語学留学は一般的に、

と呼ばれ、短期留学は気軽に海外生活を味わってみたい方におすすめです。
しかし短期留学は滞在期間が短すぎて、「語学力アップには意味ないんじゃない?」と思う方もいるかもしれません。
こちらでは短期留学のメリット・デメリットについて解説します。

短期留学と長期留学の違い

短期留学:自分の語学力を把握でき、海外生活の雰囲気をつかめる

短期留学は、自分の語学力がどれくらいか把握する、また海外生活の雰囲気をつかむためには最適な期間です。
短期間なので劇的な語学力アップは望めませんが、自分がどれくらいのレベルで、スムーズに話せるようになるにはどれくらいのレベルが必要なのかを理解できるようになります。
また海外生活がどんな感じかも実際に体験できます。
将来海外で仕事をしたい、海外に住んでみたいと考えている方のファーストステップとして短期留学は最適です。

長期留学:大幅に語学力が伸び、海外での経験が増える

長期になると、語学力の伸びを感じることができます。
もちろん最初の数ヶ月は効果を感じられなくても、英語環境に長くいることで効率的に英語力が身についていき、半年〜1年経つ頃には確実に英語力の伸びを感じるでしょう。
また海外での生活や旅行など、海外での経験が増えることで、環境に適応する能力や多様な価値観を受け入れる柔軟性も上がります。

短期留学のメリット

短期留学には、以下ようなメリットがあります。

  • 費用を抑えられる
  • 手続きが少ない
  • 初めての留学でも安心
  • 渡航のタイミングを決めやすい
  • 目標を立てて、取り組みやすい

費用を抑えられる

短期留学は滞在期間が短い分、費用を抑えられるのが特徴です。
必要なお金が少なくて済むので、コストを心配している方でも決断しやすいです。

手続きが少ない

渡航までの手続きが簡単なのも短期留学の魅力です。
長期留学になれば、学生ビザやワーキングホリデービザなどの申請が必要で、情報を集めたり、申請に必要な書類を用意したりするのに時間がかかります。
しかし短期留学の場合、ほとんどの国では申請が必要ない観光ビザを利用して入国できるので、その分手続きが少なくて済みます。
渡航までの準備期間も短くて済むので、渡航までの生活にも影響を与えにくいです。

初めての留学でも安心

初めて留学に行く人でも比較的取り組みやすいのが短期留学の特徴です。
「いつかは長期で海外に行きたいけど、いきなりは不安…」という方でも、短期留学ならお試し感覚で語学学校や海外生活を体験できます。
特に海外の大学への進学や海外移住を考えている方であれば、行きたい国を検討する、自分の英語力が通用するか腕試しする、長期滞在をシュミレーションするなど、長期滞在に向けての準備として短期留学を活用することも可能です。

渡航のタイミングを決めやすい

長期留学だと、大学を休学する、仕事を退職する、住居を引き払うといったことが必要になり、自分の状況を考えながら渡航のタイミングを決めなければいけません。
しかし短期留学であれば、夏休みなどのまとまった休暇があれば行けるので、渡航のタイミングを決めやすいです。

目標を立てて、取り組みやすい

短期留学は、期間が短いので留学の目標を設定しやすく、すべきことが明確で目標達成に向かって取り組みやすいです。
長期留学のように半年や1年先の目標を立てるのに比べて、数週間や数ヶ月先だと、自分の達成できそうな目標を立てられます。

短期留学のデメリット

メリットの多い短期留学ですが、以下のようなデメリットも頭に入れておきましょう。

  • 期待するほど英語力は伸びない
  • 費用が割高になりがち

期待するほど英語力は伸びない

短期留学は、期間が短いため期待するほど英語力は伸びません。
集中的に学習をするので日本で英語を学ぶよりも効果はありますが、期間自体が短いので、どれだけ詰め込んで勉強しても劇的に伸びることはないでしょう。
語学の習得には時間がかかるので、語学力を大幅に伸ばしたいのであれば、長期留学の方がおすすめです。

費用が割高になりがち

短期留学は長期留学に比べてトータルの費用が少ないものの、1日あたりの費用で考えると割高になります。
語学学校は長期になればなるほど授業料の割引をしていることが多いので、学費は期間が長ければ長いほどお得です。
また入学金や航空チケットなどは短期でも長期でも同じように必要なので、1日あたりで費用を計算すると、短期留学はどうしても割高になってしまいます。
 

語学留学以外の留学もあり?


留学は語学の習得以外にも多くの目的があり、語学留学と別の目的を組み合わせて留学する人も多いです。
こちらでは、語学留学の他にどんな留学ができるか、留学の種類について解説します。

大学・大学院留学

大学・大学院留学は、自分の専攻やスキルについてより深く学びたい人におすすめです。
海外の大学や大学院を受験する他、在学している大学と提携している海外の学校に交換留学生として行く方法もあります。
専門知識を英語で学べるので、専門スキルと語学力の両方を鍛えられ、世界中で活躍できる人材になれるのが魅力です。
また大学・大学院留学は、奨学金などのサポートを得られることもあるので、専門的に学びたい分野がある方は検討してみましょう。

ワーキングホリデー

ワーキングホリデーは、旅行や休暇を長期で楽しみながら、現地で仕事もできる特別なビザです。
協定国しか使えず、滞在期間や年齢制限などのルールが国ごとに異なるので、事前の情報収集には注意が必要ですが、海外に長期滞在をしたい人にはぴったりの方法です。
語学留学と混同されがちですが、語学留学とワーキングホリデーそれぞれでしかできないこともあります。
語学留学とワーキングホリデーの違いについては、以下の記事を参考にしてみてください。
>>語学留学とワーキングホリデーの違いとは?ビザや費用などを詳しく解説!

インターンシップ留学

海外の職場でインターンを行う留学方法です。
数ヶ月語学学校に通い、その後インターン先で働くという語学留学とセットで行く人が多いです。
海外の職場がどんな雰囲気なのか味わえ、就活でもアピールできるので、外資系企業や英語を使った仕事に興味のある方におすすめです。

ボランティア留学

現地でボランティアをしながら滞在する留学方法です。
語学留学とセットになっていることが多く、語学学校に通いながら、放課後や週末にボランティアに参加します。
具体的には、地域のコミュニティやチャリティー団体のボランティア活動に参加して、子どもたちや年配の方たちの世話をする、牧場や農場のボランティアプログラムに参加するなどです。
ボランティアを通して現地の人と触れる機会が増えるため、現地の生の英語に触れられます。
また職業体験に近い経験ができるので、特に福祉や教育の分野に興味のある方におすすめです。
 

語学留学のメリットデメリットを理解して、自分の留学目的を明確にしよう

この記事では、語学留学のメリット・デメリットや、語学留学に向いている人・向いていない人、語学留学を成功させるためのコツなどについてお伝えしました。
語学留学を成功させるには、目的を明確に持つことが一番大切です。
語学留学のメリット・デメリットを踏まえつつ、自分がどうして留学したいのか、改めて考えてみてくださいね。
 
 
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