「しっかり対策しているのにTOEICの点数がなかなか上がらない」と悩む人は多いのではないでしょうか?
TOEICスコアの伸び悩みには、必ず何かしらの原因があり、その原因を見極め適切な対策に切り替えることが大切です。
この記事では、TOEICの点数が上がらない原因とその対策について詳しくお伝えしています。
レベル別に考えられる問題点とその解決策や勉強法についても具体的に解説しているので、TOEICの点数が上がらなくて悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
TOEICの点数が上がらない5つの原因
まずはTOEICの点数が上がらない原因について考えていきましょう。
TOEICの点数が上がらない原因として、以下の5つが考えられます。
- 1.根本的な英語の基礎力が欠けている
- 2.勉強量が足りていない
- 3.勉強法が間違っている
- 4.勉強の質が悪く、集中できていない
- 5.TOEICを受ける間隔が短く、結果を早く求めすぎている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
原因1.根本的な英語の基礎力が欠けている
TOEICの点数が上がらない原因としてまず考えられるのは、根本的な英語の基礎力が欠けているという点です。
特にTOEICの勉強期間が短い初心者レベルの方があてはまります。
中学レベルの英文法や英単語といった英語の基礎が不足していると、どれだけTOEIC対策をしても表面的な理解になってしまい、スコアアップには繋がりません。
原因2.勉強量が足りていない
そもそも勉強量が足りていないというケースも多いです。
TOEICのスコアアップに必要な学習時間については後ほど詳しく解説しますが、100 点アップするのに200〜300時間程度の学習が必要だと言われています。
毎日TOEICの勉強をしていても、それがたとえば1日15分だと、1ヶ月で7.5時間しか学習できておらず、それではしっかりTOEIC対策ができているとは言えません。
また毎日2時間の学習でも、始めて1ヶ月しか経っていなければ、まだまだ勉強時間が足りていないことがわかります。
TOEICの点数を上げるには、何を学習するかももちろん大切ですが、ある程度の学習量が必要なことも頭に入れておきましょう。
原因3.勉強法が間違っている
自分ではTOEICの勉強をしているつもりでも、実はTOEICのスコアアップにつながらない学習をしていることもよくあります。
TOEIC対策をしていない
TOEIC対策を行うには、TOEIC専用の教材を用意し、TOEICの出題傾向に合わせた学習が必要です。
たとえばオンライン英会話や英語のニュースを読むといった学習は、TOEICのスコアアップに直接効果があるとは考えにくいでしょう。
また単語を勉強するにしても、一般的な単語帳よりもTOEICで頻出の英単語を集約した単語帳や単語アプリで学ぶ方がTOEICには効果的です。
TOEIC特有のコツやテクニックを知らない
TOEIC特有のコツやテクニックを知らずに、自分の英語力だけで挑戦しようと考えている人も点数が上がりにくい傾向があります。
TOEIC試験はリスニングでの先読み、リーディングの時間配分、頻出のひっかけ問題を見極めるコツなどのテクニックを身につけることでスコアアップが期待できます。
ある程度の点数までは英語力の伸びだけでもスコアアップしていきますが、中級以上であれば、TOEIC特有のコツやテクニックを身につけるのは必須です。
原因4.勉強の質が悪く、集中できていない
勉強時間は足りているのにTOEICの点数が上がらない場合は、勉強の質が悪く、集中できていないことが原因として考えられます。
勉強しながらスマホを触ってしまい、気づいたらYouTubeを見ていた…という感じでだらだら勉強していると、理解も浅くなり、学んだことも定着しません。
TOEICの勉強に集中するには、
- スマホの電源を切って別の部屋に置いておく
- テレビなどの集中を妨げるものがない部屋で勉強する
- 図書館やカフェで勉強する
など、「勉強に集中せざるを得ない環境」を自分で工夫して作れるかがポイントになります。
原因5.TOEICを受ける間隔が短く、結果を早く求めすぎている
結果を早く求めすぎて、英語力がまだ伸びていないうちにTOEICをもう一度受験したため、TOEICのスコアが伸びなかったことも原因として考えられます。
超初心者だと1ヶ月で英語の基礎を身につけてTOEICのスコアが劇的に伸びるといったこともありますが、基本的にTOEICのスコアを大幅に伸ばすには、数ヶ月の学習が必要です。
英語は3ヶ月おきに伸びる
語学は毎日学習していると、3ヶ月おきにレベルアップを実感できるタイミングが来ると言われています。
毎日学習していると、英語力が直線的に伸びていくようなイメージを抱いてしまいますが、実際には英語力は階段状にレベルアップすることが多く、一定の停滞期の後に突然パンッと英語力の伸びを実感できる瞬間が来ます。
先程の学習時間とも関係しますが、TOEICでも学習の成果がすぐに得られるわけではありません。
【全レベル共通】TOEICの点数が上がらないときの対策
TOEICの点数が上がらない原因が明らかになったところで、本当にすべき対策や勉強法について見ていきましょう。
TOEICの点数が上がらないときの対策として、ここからは
- 全レベル共通の対策
- リスニングのレベル別対策
- リーディングのレベル別対策
に分けて解説しており、こちらではまず全レベル共通のTOEIC対策についてお伝えします。
どんなレベルでも必ず行ってほしい対策は、以下の4つです。
- 1.現状の洗い出し
- 2.目標スコアに合わせた学習計画を立てる
- 3.学習計画を実行し、習慣化させる
- 4.TOEICテスト中の集中力を鍛える
それぞれ詳しく解説します。
1.現状の洗い出し
まずはじめにすべきことは、現状の洗い出しです。
やみくもに勉強を始めても前と同じことの繰り返しになってしまうので、まずはTOEICの結果や現在の学習状況などから、自分の現状を客観的に把握しましょう。
スコアから弱点を読み取る
これまでのTOEIC結果を集めて、もう一度確認してみましょう。
TOEICのスコアシートには、下部分に「Abilities Measured(アビリティーズメジャード)」というグラフが示されていますが、これが自分の弱点を知る指標になります。
たとえばリスニングで「短い会話」は平均以上だけど「長い会話」は平均以下である場合、長い会話問題が出てくるPart3・4が弱点であることがわかります。
自分の弱点が明確になると、対策も考えやすくスコアも上がりやすくなるので、今一度TOEICの結果を細かく分析してみましょう。
現在の学習方法・教材・勉強時間
現在の学習方法や使用教材、勉強時間について、
- TOEIC対策用の教材を使って学習しているか
- 1日の学習時間とトータルの勉強時間
などを改めて見直してみましょう。
TOEICのスコアアップに必要な勉強時間の目安
TOEICのスコアアップに必要な勉強時間にはさまざまな意見がありますが、
100点アップに必要な勉強時間:200〜300時間程度
と言われることが多いです。
たとえばTOEIC L&R TEST用の単語帳「金のフレーズ」の著者で、TOEIC専門講師であるTEX加藤氏は、インタビューでこのように述べています。
私の指導経験では、毎日3時間勉強すると、3カ月間で約100点スコアがアップするという結果がでました。
つまり、200~300時間勉強で100点もアップすることができるのです。
引用:マイナビニュース
上記の勉強時間を基準に、
- 現状スコアから目標スコアまでの点数差
- 目標スコア到達までの期間または1日に確保できる勉強時間
を考慮して自分に必要な勉強時間を算出します。
たとえばTOEIC530点の方が、3ヶ月で600点を取りたい場合、トータルで必要な勉強時間は140〜210時間、1日の勉強時間は1時間半から2時間半程度です。
必要な勉強時間を算出して、現状の勉強時間と大きな差がある場合は、毎日の生活時間を見直して1日の学習時間を増やしたり、目標スコア到達までの期間を伸ばすなどを検討しましょう。
2.目標スコアに合わせた学習計画を立てる
現状を把握できたら、目標スコアに合わせた学習計画を立てます。
スケジュールの立て方や勉強する順番については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてくださいね。
>>TOEIC初心者が勉強する順番|最速600点突破のロードマップ
3.学習計画を実行し、習慣化させる
学習計画が決まったら、あとはそれを実行するのみです。
最初は毎日の継続が面倒に感じるかもしれませんが、1ヶ月も続けると英語学習が習慣化し、毎日のルーティーンの中で自然とTOEIC対策をこなせるようになります。
継続が苦手な方は、まずは1週間の継続を目標に、それができたら2週間、3週間…といったように、小さい目標を立てて1つ1つクリアしていくようにすると、モチベーションを維持しやすいです。
隙間時間や朝の時間を活用して、十分な学習時間を確保
社会人で仕事が忙しく、毎日まとまった学習時間が取れない方は、隙間時間や朝の時間を有効活用するといいでしょう。
電車の待ち時間や移動時間、会社の休憩時間など、ちょっとした隙間時間でも、積み重ねると相当な学習時間が確保できます。
また出勤前の朝の時間帯は脳がスッキリしていて集中しやすいので、生活スタイルを見直して、朝の時間帯にTOEICの勉強をするのも非常におすすめです。
Twitterを活用する
TOEIC学習のモチベーションが続くか心配な方は、Twitterを活用するのもおすすめです。
オフラインで周りに学習仲間を見つけるのはなかなか難しいですが、TwitterなどのSNS上では、TOEICのスコアアップを目指す英語学習者が簡単にたくさん見つかります。
特にTwitterは多くの英語学習者が発信しており、毎日の学習報告を行うなど自分からも発信しやすいのでおすすめです。
4.TOEICテスト中の集中力を鍛える
TOEIC試験はリスニングとリーディング合わせて2時間の長丁場で、その間ずっと集中力を持続させることも、スコアアップには重要なポイントです。
TOEICで集中力を持続させる方法について詳しく解説した以下の記事も参考にしながら、TOEICの勉強と並行して集中力も鍛えておきましょう。
>>TOEICで2時間集中力を持続させる8つの方法を徹底解説
【リスニング】TOEICレベル別の問題と解決策
TOEICで点数を伸ばすには、全体の学習計画だけでなく、自分の弱点やレベルに合わせた具体的な対策を実行していくことも大切です。
こちらではTOEICのリスニングセクションについて、具体的な対策や勉強法をレベル別に解説しています。
ご自身の現状のリスニングスコアに合ったものをご覧ください。
リスニング10〜195:基礎的な単語と文法を学ぶ
リスニングの点数が200点未満の方は、英語の基礎力がまだまだ足りていないことがほとんどです。
具体的なTOEIC対策を行う前に、基本の英文法や英単語を身につけましょう。
英文法や英単語の勉強法については、以下の記事でまとめています。
【英文法の勉強法】
>>社会人がすべき英文法の勉強法とは?英語のやり直しにおすすめの参考書も解説
【英単語の勉強法】
>>英単語の覚え方・勉強法|TOEICや大学受験で使える暗記の10ステップ
また、このレベルの方はTOEICの受験回数が1〜2回程度と少なく、リスニングの各パートの出題傾向や学習のポイントなどを把握していない方も多いです。
以下の記事ではTOEICのリスニングの各パートの解説や基本的な対策についてまとめているので、英文法と単語の学習と並行してチェックしておきましょう。
>>TOEICリスニング対策勉強法|最短距離で高得点を狙うコツとは?
リスニング200〜295
リスニングの点数が200〜295点の方は、英語力で言うと初中級レベルにあたり、日本人に最も多いレベルと言われています。
このレベルの方は、
- 設問は理解できるが、内容が理解できない
- 知らない単語が出てくると思考が停止する
という問題を抱えていることが多いです。
基本的な文法や単語は身についているので、より具体的なリスニング対策を行うことでスコアアップが期待できます。
設問は理解できるが、内容が理解できない:ディクテーション
設問は理解できるけど内容が理解できない方には、ディクテーションがおすすめです。
ディクテーションとは聞き取った英語を文字で書き起こすトレーニングのことで、リスニング力アップに効果があります。
TOEICで間違えたリスニング問題、もしくは聞き取りがあいまいだった問題について、一言一句書きとれるようになるまでディクテーションを繰り返しましょう。
ディクテーションをすることで英語のリンキングやリダクションなども理解できるようになり、何を言っているのかが加速度的にわかるようになります。
知らない単語が出てくると思考が停止する:テーマを捉える練習
知らない単語が出てくると思考が停止して、それ以降が聞き取れなくなってしまうという方は、会話全体のテーマを捉える練習がおすすめです。
TOEICのリスニング教材を使って、どんな場面・状況なのか頭の中でイメージする練習を繰り返します。
そうすることで知らない単語が出てきても、頭の中にイメージがあるので思考が停止せず、イメージから全体のテーマを理解し、知らない単語の意味まで推測できるようになります。
リスニング300〜395
リスニングの点数が300〜395点の方は、TOEICの出題傾向を把握し基本的な対策はできていますが、まだ細かい部分までリスニングできていない段階です。
このレベルの方は、
- 内容の大枠は理解できるが、細部がつかめない
- 解答スピードが追いつかない
という問題点を抱えていることが多いです。
内容の大枠は理解できるが、細部がつかめない:丁寧なディクテーションとリピーティング
このレベルの方は全体のテーマを理解して満足してしまい、細部まで聞き取って理解していないと解けない問題を落としてしまいがちです。
そのような問題をクリアしていくには、細部まで注意しながら聞き取れるリスニング力が必要です。
そのためにはディクテーションやリピーティングといったリスニング練習を見直し、より丁寧に行うのがポイントです。
- スピードダウンして一言一句聞き取れるまで何回も丁寧に聞き返す
- 自分の聞き取れなかった単語を意識しながら発音する
というように、リスニング練習を行う時は自分が聞き取れなかった部分をきちんと細かい部分まで明確にして、次に活かすように意識しましょう。
解答スピードが追いつかない:先読みのスキルを身につける
「解答スピードが追いつかず、迷っている間に次の問題になって、次の問題も聞き逃してしまった…」という状況も、このレベルにありがちです。
これまでは耳を研ぎ澄まして、自分のリスニング力を頼りにベストを尽くしてきたかもしれませんが、このレベルになるとTOEIC特有のテクニックを使うことも必要になってきます。
リスニングでは各パートのDirections(問題解説)の間に問題文を読んでおく「先読み」というテクニックがあります。
英語力とは直接結びつかないTOEIC専用の対策にはなりますが、先読みができるようになると解答スピードが上がり余裕も生まれるので、もう一段階上のスコアも見えてきます。
リスニング400〜495
リスニングスコアが400点以上になると、よりスコアを上げるにはピンポイントで自分の弱点にフォーカスし、弱点を1つ1つ潰していく対策が求められます。
このレベルの方にありがちなのは、
- 特定の聞き取りづらい発音になると途端に理解できない
- 聞き取れるときと聞き取れないときの差がある
といった問題です。
聞き取りづらい発音になると途端に理解できない:問題集で練習
TOEICのリスニングでは、話者によってアクセントが異なり、このレベルになると、聞き取りやすいアクセントと聞き取りづらいアクセントが明確になってきます。
聞き取りづらいアクセントを克服するには、公式問題集などを使いながら、その発音を何度も聞くことが有効です。
回数を重ねることで耳が慣れてきて、次第に理解できるようになります。
聞き取れるときと聞き取れないときの差がある:毎日英語を聞く、1.5倍速で聞く
リスニングは一通りできるのに、途中で気を抜くと英語が耳に入ってこなくなるというのも、このレベルにありがちです。
このタイプの方は集中力を持続させるトレーニングと並行して、毎日英語を聞く習慣を作り、日常的に英語脳に切り替える練習をしておくのがおすすめです。
どんな教材を選ぶかにもよりますが、TOEICのリスニング音声の1.5倍程度の速さで聞くようにすると、試験中の聞き取りもさらに楽になるでしょう。
【リーディング】TOEICレベル別の問題と解決策
こちらではTOEICのリーディングセクションの具体的な対策や勉強法について、レベル別に解説しています。
ご自身の現状のリーディングスコアに合ったものをご覧ください。
リーディング10〜195
リーディングの点数が200点未満の方は、リスニング同様、英語の基礎力がまだまだ足りていないので、まずは基本となる英文法と英単語をマスターしましょう。
英文法の参考書を1冊仕上げる
英文法の学習は、参考書を1冊仕上げることを目標にするのがおすすめです。
文法書を1冊網羅することで、抜けのないバランスの良い文法力が身につきます。
いくつもの文法書に手を出してしまうと効率が悪いので、文法書は1冊に絞って集中的に学習してくださいね。
時間をかけて長文問題を解く
このレベルは英語の長文読解に慣れることも大切です。
まずはスピードを気にせず、英文を一文一文理解することにフォーカスし、時間をかけて丁寧に長文問題を解く練習を繰り返しましょう。
早くスコアを上げたい気持ちもわかりますが、初心者の段階ではまず英文を理解する思考回路を構築することが先決です。
リーディング200〜295
リーディングで200〜295点の方は、基本的な英語力はあるものの、まだ全体的に理解できない部分が多い段階です。
このレベルの方は、
- Part5・6の文法問題で点数を稼げていない
- わからない単語が出てくると読み進められない
という問題があります。
Part5・6(文法問題)の出題傾向をつかむ
TOEICのPart5・6は、文法問題でコツをつかむと上級者でなくても点数を稼ぎやすいパートです。
特に基本的な英語力が身についたこのレベルの方であれば、Part5・6の出題傾向を把握し、演習問題をして理解を深めておくと、短期間でもスコアアップを期待できます。
Part5・6で正解率が低い方は、TOEICの公式問題集やTOEIC対策用アプリなどで問題を解いて、詳しい解説まで目を通すようにしましょう。
わからない単語が出てくると読み進められない:全体のテーマを掴む練習
リスニング同様、このレベルでは長文問題でわからない単語が出てくると、読み進められなくなって内容が理解できないという方が多いです。
この課題の解決策はリスニング対策と同様で、全体のテーマをつかむ練習がおすすめです。
具体的には時間を計って、長文のテーマや要点を読み取る練習を行います。
これまで文章を丁寧に読むことを心がけてきた人も多いと思いますが、TOEICのリーディングはスピード勝負なので、文章全体のテーマを短時間でつかめるようになることがスコアアップのカギになります。
リーディング300〜395
リーディングスコアが300〜395点の方は、リーディングスキルは十分あるものの、時間が足りなくて最後までたどり着かないことが大きな課題です。
時間が間に合わない:時間配分のテクニックを学び、問題演習と速読練習を行う
TOEICのリーディングはとにかく時間勝負です。
リーディングスキルがある程度身についているこのレベルの方は、さらなるリーディング力向上ではなく、各パートの時間配分を意識して挑むよう練習するのがおすすめです。
リーディングの時間配分のコツについては、以下の記事で詳しくまとめているので、参考にしてみてください。
>>TOEICリーディングの理想的な時間配分と時間が足りない人のための効果的な勉強法
また特にPart7で時間がかかってしまう方には、以下の記事で詳しい対策方法を解説しています。
>>TOEIC パート7の長文対策|読解力を高める方法と解答の5つのコツ
リーディング400〜495
リーディングが400点以上の方も、300点台の方と同様に時間配分が大きなポイントになります。
スピードアップしつつも、ひっかけ問題などを瞬時に見極めるなど、精度の高いリーディング力を保つことが課題です。
Part5を高速で解くコツを極める
このレベルの方は、リーディングでの時間配分を調節して最適化していくのがおすすめです。
特にPart5の文法問題は時間短縮を狙いやすいので、高速で解けるよう練習しておくと、Part6・7でより長い時間を確保できます。
完璧主義になってなかなか進まない:制限時間を設けて問題演習を行う
このレベルになるとTOEICの長文問題に慣れている分、「これが正解っぽいけど、ひっかけで細かい部分に正解が隠れているかも…」と深読みしてしまい、ついつい細部まで読み込んでしまうことが多いです。
それにより結局時間が足りなくなってしまうことになります。
この課題を解決するには、常に時間を意識して解く練習が有効です。
制限時間を設けてPart6・Part7の演習問題を繰り返しましょう。
TOEICの点数が上がらないときは、勉強法を見直そう
この記事では、TOEICの点数が上がらない原因とその対策について詳しく解説しました。
TOEICの点数が上がらない原因は必ずあるので、その原因を見極め、これまでの勉強法や対策を見直すことがスコアアップの第一歩です。
適切な対策を習慣的に行っていけば、必ずスコアアップにつながるので、まずはTOEICの点数が上がらない原因の見極めと現状を把握するところから始めてみてくださいね。