「油断大敵」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには3つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。
【油断大敵】
意味:注意を少しでも怠れば、思わぬ失敗を招くから、十分に気をつけるべきである。
意味:注意を少しでも怠れば、思わぬ失敗を招くから、十分に気をつけるべきである。
- Carelessness is the greatest enemy.
- Don’t be too sure of yourself.
- Over confidence can be very dangerous.
Carelessness is the greatest enemy.
- 直訳:不注意が最も厄介な敵だ。
- 意味:注意を欠くことが失敗を招く一番の要因だ。
- 用語:carelessness:不注意 / greatest:最大の / enemy:敵
解説
こちらは日常的にも使われている「油断大敵」を直訳的に表した英語表現です。
「greatest」は「great(偉大な、素晴らしい)」の最上級の形ですが、「大きな」という意味もあり、「最大の、随一の」などの意味を持ちます。
似た表現で「Security is the greatest enemy.(安全(と思うこと)は最も厄介な敵だ。)」もあり、こちらは「security(安全、安心)」が逆に油断を引き起こし、最大の敵になるという、逆説の表現になります。
Don’t be too sure of yourself.
- 直訳:自分を確信しすぎるな。
- 意味:油断をせずに十分に気をつけろ。
- 用語:sure:確信している、確実な
解説
こちらもことわざではなく、日常会話で使われる口語的な表現です。
「Don’t be〜」の表現は否定の命令形で「〜するな」という意味になります。
副詞の「too」は「〜すぎる、あまりにも、非常に」という意味があり、一般的に形容詞と一緒に使われます。
「自身を確信しすぎるな。」の意味から、油断するなという意味の「油断大敵」に近い意味の表現になります。
Over confidence can be very dangerous.
- 直訳:過信はとても危険なものになり得る。
- 意味:油断すると思わぬ失敗を招くこともある。
- 用語:confidence:自信、信頼 / dangerous:危険な
解説
こちらも英語のことわざではなく、「油断大敵」に似た表現です。
「can be」は「〜になり得る」という意味で、後ろには形容詞や名詞が入ります。
自信があり過ぎる人を戒める言葉としては、こちらの表現が一番適切かもしれません。
「Don’t be overcofident.(自信過剰になりすぎるな。)」の形で使われることもあります。
「油断大敵」の英語表現について解説しました。
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