「論より証拠」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには2つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。
【論より証拠】
意味:あれこれ論じるよりも証拠を示すことで物事は明らかになる。
意味:あれこれ論じるよりも証拠を示すことで物事は明らかになる。
- The proof of the pudding is in the eating.
- Example is better than precept.
The proof of the pudding is in the eating.
- 直訳:プリンの中に何があるかは、食べてみなければ分からない。
- 意味:実際にやってみなければ分からない。
- 用語:proof:証拠、証明、立証 / pudding:プリン
解説
こちらは「論より証拠」に近い意味を持つ英語のことわざです。
「pudding」は現在ではスイーツのプリンを表しますが、このことわざが使われ出したと言われる14世紀当時は「肉の詰め物」を表す言葉でした。
中世では肉の食中毒の危険性も高く、それが良い肉か悪い肉は「試してみなければ分からなかった」ことから、このことわざが使われるようになったと言われています。
省略されて、以下のように言われることもあります。
- the proof is in the pudding
- the proof in the pudding
- the proof of the pudding
Example is better than precept.
- 直訳:手本は教訓に勝る。
- 意味:口で何々せよと言うよりは実行で模範を示す方がいい。
- 用語:example:手本、模範 / precept:道徳的な教え, 教訓
解説
こちらも「論より証拠」に近い意味を持つ英語のことわざです。
「precept」は、「道徳的な教え、教訓」の意味で、ラテン語の「praecipere(前もって受け取る)」を語源とします。
「… is better than〜(〜より … の方が良い)」の表現が使われており、教訓より手本の方がいいことから、論じるよりも実際にやって示す方がいいという、「論より証拠」と近い意味を表します。
「論より証拠」の英語表現について解説しました。
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