こちらではTOEIC初心者の勉強の順番として、どうすればTOEICで最速で高得点を取れるようになるか、王道の勉強方法をわかりやすくお知らせしていきます。
TOEIC初心者がいざ勉強を開始しようとすると、やることが多すぎて、何から手を付けたらいいかわからない、なんてことはよくある話なので、
こちらを参考に勉強していけば、半年後位には軽く600点を越えて、効率よく勉強出来たら700点超えるくらいの得点力も付けられるはずです。また継続していけば1年後には800点越えも無理なくできるようになっていますので、ぜひ最後までご覧になってみて下さい。
TOEIC初心者は600点突破を目標に
まずTOEICの勉強の順番を考える前に、目標とスケジュール設定が必要です。
TOEICを受験するにあたり、特に英語のバックグラウンドがない初心者の方は、まずは600点突破を目標に勉強計画を立てるようにしましょう。
600点を突破できていれば、就職・転職で最低限の条件はクリアしていると言えます。
600点突破のために作られた参考書や問題集も数多く揃っているので、こちらの後半部分でも紹介しますが、その中で良いものを選んで勉強すればいいだけです。
まずは問題を解いてみよう
中国の戦略家である孫子の言葉に、「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という言葉あります。まず何をするにも、自分の実力を知り相手の戦略・戦術を知れば、戦いに負けることはないという意味です。
TOEICに言い換えれば、自分のTOEICスコアを知り、TOEICのテスト傾向をつかんで勉強すれば、自ずと高得点を取れるようになる、と解釈できます。
英語の資格試験には、英検を初め、TOEIC、TOEFL、IELTSなどさまざまありますが、それぞれ特徴があるため、試験の傾向を知らずに勉強をすると無駄に時間がかかります。
TOEIC初心者の勉強の順番でまずやることとして、TOEICの公式問題集を購入して時間を決めて解き、時間制限ある中で、どのくらい自分が得点することができるのかを知り、テスト終了後に解説を読みながら全問を丁寧に解いていき、TOEICの問題の傾向をしっかり把握するところから始めるのがベストです。
スケジュールを組む
自分の実力(スコア)を知り、TOEICの試験傾向がわかったら、目標とする点数を達成するために必要な勉強を考え、試験を受ける日を決めてスケジュールに落とし込んで、地道に勉強していくようにします。
短期間で得点力をアップしたいならそれなりの時間を1日に割かなくてはいけないですし、マイペースでやっていきたいという人でも毎日継続して1時間は取り組むようにするのがおすすめです。
ちなみにTOEICは毎月実施されますが、唯一8月だけは受験者が少ないためか、実施されないので、目標試験日の設定の際は注意してください。
それでは具体的にどのような順番でやっていけばいいのか、TOEIC初心者にオススメの勉強の順番をお知らせします。
TOEIC初心者にオススメの勉強の順番
TOEIC初心者がするべき勉強の順番は、以下の通りにやるとスムーズに勉強を進められるはずです。
リスニング対策までしっかりカバーして、余力ができてきたら精読&オーバーラッピング&シャドーイングを徐々に取り入れ、長文問題も解けるようにしていきましょう。
単語を覚える
まずはTOEICでカバーされている単語をできるだけ多く覚えるようにしましょう。単語が理解できて初めて、リスニングも長文も理解できます。TOEIC用の単語集を1冊購入して、徹底的に覚えるようにしましょう。
TOEIC L&Rテストを受験する人は、英語から日本語が言えれば問題を解けるので、とにかく英⇒日ができるようにしましょう。
売れているTOEIC単語集には、単語だけでなく、音声データ、派生語・類語、TOEIC問題に即した例文が掲載されているため、TOEICの勉強をスタートするには最適です。
英熟語・英文法を覚える
次に英熟語を覚えつつ、英文法の問題を解いていきましょう。
英語に全く自信のない人は、中学レベルの参考書をひと通り勉強して理解してからTOEICの文法問題集に移ればOKです。
TOEICの文法問題はパート5とパート6ですが、熟語レベルの知識があれば解ける問題もありますので、熟語も文法も手を抜くことなく勉強すると良いでしょう。
リスニング対策
TOEICでは、リスニング495点、リーディング495点の合計990点を満点としてスコアが算出されます。
リスニングパートは1~4ですが、1・2と、3・4は全く毛色が異なります。
まずはリスニングパート1・2対策として、TOEICのリスニング対策の問題集を購入して、ひたすら聞きまくるのに加え、TOEICのリスニング問題はパターンがあるので、それを分析して出題パターンに慣れると問題も速く解けるようになります。
英文の理解速度を上げる(精読&オーバーラッピング&シャドーイング)
リスニングのパート4とリーディングのパート7は、長文問題としてひとくくりで対策をします。
リスニング・リーディングに関係なく、長文問題の勉強方法は、
- ステップ1:時間設定をしてひと通り問題を解く
- ステップ2:精読をして文章をしっかり理解して正解を導けるようする
- ステップ3:英文を読み返さずに読んでいって理解できるようにする
- ステップ4:英文を見ながら音声を流してその通りに発音しながら文章を理解できるようにする(オーバーラッピング)
- ステップ5:耳から得る音声だけを頼りに発音をして文章を理解する(シャドーイング)
この5ステップを1つずつクリアしていくと、次第に得点力が上がっていきます。
TOEICパート別勉強の順番
ここまででひと通り、TOEIC初心者がするべき勉強の順番をお伝えしましたが、ここで復習も兼ねて、どのような時間の使い方をしていけばよいかとあわせて、パート別のTOEICの勉強の順番をお知らせします。
TOEICをパート別に勉強を進めるとして、以下が初心者にとって、無理なくレベルを上げていける順番です。
- リーディングパート:Part5・6
- リスニングパート:Part1・2
- 長文問題:Part3・4・7
勉強の仕方としては、まずは、リーディングパートのPart5・6とリスニングパートのPart1・2に絞って問題演習を進めていき、演習をした問題については解法を完全理解したうえで、1つ1つの問題は短時間で回答できる問題なので、細切れの時間を使って、ひたすら反復練習をします。
電車通勤をしている人は電車の中でもできます(駅から駅の時間を使って、時間制限を設けて、解答する問題数を設定するのも良いです)し、昼休みを使って問題を解くなども有効な時間の使い方です。
これを繰り返していくうちに、新規に解く問題も少なくなり、細切れの時間を使って反復練習をするだけでも問題なくなってくるので、そのタイミングで、それまで上記4つのパートに当てていた勉強時間(例えば、自室で勉強していた2時間)をPart3・4とPart7の長文対策の勉強時間に充てていきます。
この切替のタイミングで、およそ600点レベルに到達できるようになっているので、あとは、長文対策に継続して勉強時間を充てていくことで、次第に700点、800点とスコアを伸ばしていけるようになるでしょう。
ちなみにPart3・4とPart7は、細切れの時間やざわついた環境に取り組むのに不向きな問題ですので、Part1・2・5・6とのすみわけができるからこそ、600点レベルを超えたあたりから、バランスの良い勉強ができるようになるはずです。
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それではここから、TOEIC初心者におすすめの書籍およびアプリをお知らせします。
TOEIC初心者の問題演習に使えるおすすめのアプリ
もしオンラインで勉強するのに抵抗がないなら、常に最新の情報にアップデートされるので、アプリを利用して勉強するのがおすすめです。
スタディサプリTOEIC対策コース
初心者に特にオススメなのが、スタディサプリTOEIC試験対策コースで、月額制ながら中学レベルの英文法から勉強することができ、かつTOEICの問題演習もしっかりできるので、学習者のスタート地点がどこでも効率的に学習を進めていけます。
スタディサプリでは、関先生がTOEICテスト各パートの勉強方法や、演習問題の解法、典型的な問題パターンなどを、オンライン講義で解説してくれています。
関先生が教えてくれた解法のテクニックを使って解答時間を短縮できる例がいくつもありますので、この講義を聞かない手はありません。
さらにTOEICの模擬試験も20回分収録されていて月額料金の範囲内で受験できるので、かなりお得な内容となっています。
ちなみに短期間で確実に得点を上げていきたい人のために、スタディサプリTOEICにはパーソナルコーチプランが用意されており、メンターとマンツーマンで試験勉強を進めていけます。学習計画の設定、日々の勉強のアドバイス、不明点の解消など、一人ではおぼつかない人がいるなら、利用してみると良いでしょう。
英語初級者におすすめの参考書
英語が初級レベル過ぎて、TOEICを受験するほどの実力もないという人は、まず以下の2つの参考書を購入して、勉強していくと良いでしょう。
銀のフレーズ
TOEIC600点レベルを目指す人のための単語帳です。TOEIC L&Rテストに最頻出&最重要の単語1000語を掲載。音声もついているので、リスニング対策にも効果的です。
単語はもう覚えるだけなので、英語が全く分からない人は、まずは銀のフレーズの見出し語を全て英語を見て日本語を言えるようになるまで反復してやりましょう。
中学英語をひとつひとつわかりやすく
中学時代英語を全く勉強しませんでした!と言う人のために書かれた本で、中学参考書の3年分の内容を1冊にわかりやすくまとめています。
優しい言葉と豊富なイラストで一つ一つの文法事項を解説し、練習問題およびそれを収録した音声も聞くことができます。
さらに本書を監修した山田先生の解説動画も見られるという至れり尽くせりの内容で、英語を勉強する際に落伍者を出さない仕組みが出来上がっています。
TOEIC初心者にオススメの問題集
TOEICの勉強をまだしたことのない人に、おすすめの問題集を紹介します。アプリではスタディサプリTOEICが最強ですが、紙媒体で勉強したいという人は、以下の4つを攻略出来れば600点は軽く突破できるようになるでしょう。
金のフレーズ
最新のTOEICテストに頻出の1000語を見出し語として収録、かつ、パート1の重要語、多義語や定型表現なども掲載。TOEIC単語帳の中で一番売れています。
神田外語学院でTOEICテスト対策コースの講師を務め、TOEIC満点を100回以上獲得しているTEX加藤さんが監修をして、TOEICの世界観を説明する記載も多々あり、TOEICテストへの第一歩を踏み出すのに最適な一冊。
出る単特急Part1/Part2対策
最新のTOEICテストのPart1・2に対応した問題を収録。通常の問題対策として200問掲載しているだけでなく、難問とされる問題対策としてさらに28問を掲載。
まずはこれを繰り返しやり尽くして、Part1・2の試験の傾向を完全に把握して、余裕をもって回答できるようになりましょう。
TOEIC L&Rテスト 文法問題出る1000問
こちらもTOEICの文法対策本でベストセラーとなっているもので、文字通り1000問の文法問題が掲載されています。
文法問題はとにかく数をこなして、問題パターンを覚えるだけでなく、TOEICではどういう文法が問われるのかを、正解の選択肢だけでなく、他の選択肢からも学ぶことで、4000個の文法項目を理解できるようになるので、これでTOEICの文法問題をフルカバーできると言っても過言ではありません。
公式TOEIC L&R問題集(1~8)
言わずと知れた、TOEICのテスト団体が出版するTOEIC L&Rテストの問題集。1冊につき実際のテスト形式の問題が2回分収録されており、4巻合計8回分のテスト演習ができます。
テスト機関が作成したものだけに、これをやることで本番さながらのテスト感覚が身に着き、生の問題パターンを理解できるので、ある程度、各Partの演習問題をこなせるようになったら、こちらの問題集に取り組み、特に長文問題は覚えてしまうくらい、何回も復習してみると良いでしょう。
TOEIC勉強時の注意点
ここでTOEIC勉強時の注意点を書いていきます。TOEIC初心者にありがちなことなので、このポイントを押さえて一気に勉強を進めていきましょう。
TOEICに特化した勉強をする
冒頭でも述べた通り、英語の検定試験は試験ごとに全くテストの内容が異なります。
TOEICはビジネスシーンを想定した英語の能力をテストするもので、例えば英検とTOEICの勉強を一緒にしようとしても、例えば球技という意味では一緒ですが、野球とバスケットボールが異なるくらい違うものなので、勉強は必ず「TOEIC対策」と名のついたもので、しかも一番売れている参考書や問題集を使うようにすれば、最短距離でスコアを伸ばしていけるのは間違いありません。
長期戦に持ち込まない
TOEICって極端に言えば、テストのための勉強にしかならず、TOEIC900点取ったからといって、日常生活やビジネスシーンで役立つ英語が使えるようにはなりません。
ただ英語初心者の社会人が英語の基礎を作るには良い方法ではあるので、短期集中で勉強してさっさと目標とする点数を取るようにしていきましょう。
目標点数に応じて捨て問題の数を決める
TOEIC初心者が最初に目指すべき点数は600点とお伝えしましたが、600点を目標とするくらいの英語力の場合、TOEICテストを最後まで回答しきることはできません。
リスニングに関しては、900点レベルを判断するための問題がいくつか仕込まれているため、ちょっと聞いてわからなかったら深く考えずにマークして次の問題に行くのが良く、またPart7も最後の長文問題は当てずっぽでマークするつもりで時間配分するなどすると、自分が解ける問題にしっかり時間をかけられるので、あらかじめ真剣に取り組まない問題の基準を作っておくようにしましょう。
問題集1冊に絞ってやり抜く
英単語、熟語、文法、リスニング、長文問題の対策は、こちらで紹介した書籍を購入して、とにかく反復してやりきるようにしましょう。その上で公式問題集を何回も解いていけば充分に太刀打ち可能な力がつくはずです。
TOEIC勉強法でよくある質問
初心者が短期間でハイスコアを目指すには?
初心者が短期間でハイスコアを目指すには、自分自身の努力ももちろん必要ですが、TOEIC受験のコツを知っている人に教わった方がよいです。
本来であればスクールに通うのが情報量が多くて良いのですが、時間的&地域的に通えない人も多いので、こちらで紹介したスタディサプリTOEIC対策コースを受けるのに加え、より多くの情報を得られてモチベーション管理もできるスタディサプリTOEICのパーソナルコーチプランを受けると、短期間で点数は伸びやすいはずです。
独学でTOEIC高得点取れますか?
独学でもTOEICで高得点を取れるとは思いますが、時間がかかる人の方が多いのは間違いありません。先ほども申し上げた通り、TOEICは短期集中型で目標スコアを達成するのが大切なので、長期間取り組むことで失う時間を考えると、多少お金がかかっても、TOEIC対策の講義を受けられる環境に行く方が良いスコアを短期間に取りやすいはずです。
まず何から手をつければいいですか?
TOEICの勉強をするのに、胃の一番に取り組むべきは英単語です。英単語を知らずしてTOEICの勉強は進みません。
まだまだ初心者の人は、こちらで紹介した「TOEIC L&R TEST出る単特急 銀のフレーズ」(600点を目標とする人向け)、ある程度英語に慣れ親しんでいる人は、いきなり「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」(600点以上900点まで目指す人向け)に取り掛かるようにしましょう。
TOEICを初心者が勉強する順番についてのまとめ
ここでは簡潔にTOEICを初めて勉強する初心者がどのような順番でどのような教材を使って勉強すればいいかをお知らせしました。
とにかく効率よく勉強する方法1点集中で取り組み、短期間で高得点を目指して勉強して、ハイスコアを取ったら、より実践的な英語を身に着けるべく、オンライン英会話に取り組むことをおすすめします。
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