このページでは、映画「英国王のスピーチ」より、日常英会話・英語学習に役立つ便利な表現やフレーズについてご紹介します。
「英国王のスピーチ」は、吃音(きつおん)で悩むイギリス王ジョージ6世とその治療を担当した言語療法士の友情を描いた史実に基づくお話です。スピーチがメインテーマとなっているので、英語でのスピーチを練習している方にはとても参考になる英会話学習におすすめの映画です。
- Inhale deep 息を深く吸う
- swallow 飲み込む
- keep things simple 物事をシンプルにする
- hardly ほとんど…ない
- turn into ~になる、~に姿を変える
- do know 知っている
- make yourself comfortable くつろいでください
- Don’t be ridiculous 馬鹿げたことをするな
- surely きっと、確実に
- be willing to ~するつもりがある
- quite かなり、結構
- let the words flow 言葉を流れさせる
- nice of you ありがとう
- in spite of everything とにかく
- right-handed 右利き
- apparently 明白に、見たところでは
- carry on 浮気する
- according to ~によれば、~にしたがって
- overstep the mark 出過ぎたマネをする
- 映画「英国王のスピーチ」のあらすじ
- 映画「英国王のスピーチ」を観られる動画配信サービス
Inhale deep 息を深く吸う
- 時間 :5分22秒
- シーン:スピーチが終わりアルバートが部屋でタバコを吸っているところへ、医者がやってきます。
Doctor:Cigarette smoking calms the nerves, and gives you confidence.(タバコは神経を静め、自信を与えてくれます。)
Doctor:Now, if Your Royal Highness would be so kind as to open your hand.(では殿下、手を開いて頂けますか?)
swallow 飲み込む
- 時間 :6分45秒
- シーン:医者が古代ギリシャの療法と謳って、アルバートにビー玉を口に含まさせます。
Albert:I nearly swallowed the bloody things!(危うくこんなものを飲み込みかけたぞ!)
Elizabeth:Thank you so much, Doctor. It’s been most, um … interesting.(ありがとうございましたドクター。とっても、、興味深かったです。)
keep things simple 物事をシンプルにする
- 時間 :9分05秒
- シーン:エリザベスがライオネルのオフィスを訪ね、廊下をうろうろしながら誰かいないか探しています。
Lionel: I’m just in the loop. Ah, Mrs. Johnson, there you are.(ちょうどトイレにいます。ああ、ジョンソン夫人、そこでしたか。)
Lionel:I’m sorry, I don’t have a receptionist. I like to keep things simple.(すみませんが受付はおりません。物事はシンプルにするのが好きでね。)
- keep ((the kids)) quiet(子供たちを静かにする)
- keep ((the room)) clean(部屋を綺麗に保つ)
- keep ((myself)) strong(自分自身を強く保つ)
hardly ほとんど…ない
- 時間 :12分25秒
- シーン:ライオネルが息子に車を運転させ帰宅します。
Boy:You make me drive too slowly, Dad. Did you pick Mom up from bridge?(僕にゆっくり運転させすぎだよ、お父さん。お母さんを橋まで迎えに行ったの?)
Lionel:Yeah, I’ve hardly been out of the car.(ああ、ほとんど車から降りてないよ。)
例2:I can barely see it.(かろうじて見えるわ。※見える方にフォーカス)
turn into ~になる、~に姿を変える
- 時間 :14分00秒
- シーン:アルバートが娘たちにせがまれストーリーを聞かせます。
Albert:This was because he’d been turned into one by a wicked witch.(なぜかというと、悪い魔女に姿を変えられてしまったからです。)
「turn into」は「~になる」という意味のイディオムで、姿・形や性格などが変化するときに使います。
「~になる」という意味の単語は他にも「become」や「get」があります。
「become」や「get」の後ろには名詞・形容詞どちらも置くことができますが「turn into」の場合は後ろに名詞のみが来ます。「変身する、変わる」という意味で覚えておくといいでしょう。
例:When water gets very cold, it turns into ice.(水はとても冷たくなる時に、氷へと変わります。)
do know 知っている
- 時間 :17分05秒
- シーン:ライオネルがオーディションを受けているシーンで、一人の審査員から指摘をされています。
A man:Nor did I realize Richard III was King of the Colonies.(しかもリチャード3世が植民地[オーストラリア]の訛りだったとも気付かなかった。)
Lionel:I do know all the lines.(セリフは全部知っています。)
例:
A:You did know she had been so excited about it!(彼女がすごく楽しみにしてたの知ってたでしょ!)
B:I did! But I couldn’t make it that day because of work.(知ってたよ!でも仕事で行けなかったんだ。)
make yourself comfortable くつろいでください
- 時間 :19分59秒
- シーン:ライオネルの息子たちが作った飛行機の模型を見ているアルバートにライオネルが話かけます。
Lionel:Please, make yourself comfortable.(どうぞ楽にしてください。)
「make yourself cmfortable」は直訳すると「あなた自身を心地よくしてください。」という意味ですが、「くつろいでください」「楽にしてください」という意味になります。
誰かの家にお邪魔したときによく使われるフレーズです。
他にもよく使われる同じような意味のフレーズで「make yourself at home」があります。
どちらもPleaseを付けて丁寧な表現で使われることが多いです。
例:Welcome! Please make yourself comfortable and feel free to get yourself a drink.(いらっしゃい!くつろいで、気兼ねなくお飲み物お取りくださいね。)
Don’t be ridiculous 馬鹿げたことをするな
- 時間 :23分49秒
- シーン:オフィスでライオネルがアルバートに話すときの心理状態について質問しています。
Albert:Don’t be ridiculous.(バカを言うな。)
Lionel:How when you talk to yourself?(独り言を言う時はどうですか?)
「ridiculous」は「馬鹿げた、おかしい」という意味の形容詞で、信じられないような、ふざけたことが起こった時に使います。
このシーンのように「Don’t be ~しないで」と一緒に使われることが多いです。
シンプルに 「It’s ridiculous.」の形でもよく使われます。
例:That was the most ridiculous thing I’ve ever heard.(今まで聞いた中で、最も馬鹿げたことだった。)
surely きっと、確実に
- 時間 :33分34秒
- シーン:アルバートが部屋で自分の声が録音されたレコードを聞いています。
Albert:You’re not … well acquainted with royal princes, are you?(王族との付き合いは上手くないようだな、そうだろう?)
「surely」は「きっと、確実に、間違いなく」の意味を持つ副詞です。
自分の意見に確信を持っているときに、それを強調する目的で使われます。
「for sure」も「surely」と同じ意味ですが、「for sure」は文章の後ろに置きます。
例1:I think her painting is so great, she’ll surely win the art contest.(彼女の絵は本当に素晴らしいと思う、アートコンテストで確実に入賞するでしょう。)
例2:It’s going to be a good day for sure.(きっといい一日になるでしょう。)
be willing to ~するつもりがある
- 時間 :35分02秒
- シーン:アルバートとエリザベスが再び治療をお願いしに、ライオネルのオフィスにやってきます。
Lionel:Lionel.(ライオネルと。)
Albert:Are you … Are you willing to do your part?(引き受けてくれる気はあるか?)
Lionel:All right.(分かりました。)
「be willing to」は「~するつもりがある」という意味ですが、動詞の「will ~を意図する」が現在進行形になった形で使われます。
「be going to + 動詞」「will + 動詞」の「~するつもりだ」とは微妙にニュアンスが異なるので注意しましょう。
「be going to + 動詞」「will + 動詞」=【未来の予定を表す表現】
「be willing to + 動詞」=【~をする意思がある場面の表現】
例:
A:Are you willing to feed my cat while I’m out of town?(遠出している間、猫の餌やりをやってくれますか?)
B:Defenitly! Don’t worry about it and enjoy your holidays.(もちろん!心配しないで、休日を楽しんでね。)
quite かなり、結構
- 時間 :37分09秒
- シーン:エリザベスがアルバートのお腹に座り、発声練習をしています。
Albert:Yes.(ああ。)
Elizabeth:It’s actually quite good fun.(実際、結構楽しいわ。)
アメリカ英語では「very」と同じ意味ですが、イギリス英語では少し違った【思っていたよりも、予想していたよりも】のニュアンスが含まれることもあります。
例:It was quite cold last night.(昨晩はかなり寒かった。)
また、名詞を強調する用法でも「quite」が使われます。
例:It was quite a task to organize all the contact numbers of our clients.(顧客の連絡先をまとめるのは大変なタスクだ。)
let the words flow 言葉を流れさせる
- 時間 :38分10秒
- シーン:アルバートが発音のトレーニングをしています。
Albert:No, it doesn’t bloody work.(こんなの無理だ。)
Lionel:Come on, one more time, Bertie. You can do it.(もう一度バーティー、必ずできます。)
- let 【~することを許す、許可する】
- make 【強制して~させる】
- have 【義務や仕事として~させる】
nice of you ありがとう
- 時間 :39分13秒
- シーン:アルバートが出迎えにいき、デイビッドが飛行機から降りてきます。
Albert:Hello, David.(やあ、デイビッド。)
David:Nice of you to come out.(出てきてくれるなんてありがとう。)
Albert:Not at all.(全く問題ないよ。)
David:You been wating long? (長いこと待った?)
in spite of everything とにかく
- 時間 :47分52秒
- シーン:アルバートがライオネルのオフィスを訪ねます。
Lionel:Not at all. Please, come in. Come in.(全くです。どうぞ入ってください、どうぞ。)
Albert:I’ve been practicing. An hour a day. In spite of everything.(とにかく、毎日1時間ほど練習してた。)
right-handed 右利き
- 時間 :52分45秒
- シーン:アルバートとライオネルがテーブルでお酒を飲みながら話しています。
Albert:Left. I was … punished, and now I use the right.(左だ。厳しく、、罰せられて今は右利きだ。)
apparently 明白に、見たところでは
- 時間 : 58分13秒
- シーン:パーティーにてチャーチルさんとエリザベスが窓際で会話しています。
Elizabeth:I’ve no idea. Apparently, she has certain skills acquired in an establishment in Shanghai.(分かりません。見たところ、上海のある館で習得した特殊なスキルがあるそうよ。)
carry on 浮気する
- 時間 :1時間03分08秒
- シーン:アルバートとライオネルが外を散歩しながらデイビッドの結婚の話をしています。
Lionel:Can’t they just carry on privately?(内密に浮気できないのですか?)
Albert:If only they would.(もし彼らがそうするならね。)
Lionel:Where does this leave you?(あなたの立場は?)
例:He has struggled to carry on his business since the pandemic.(パンデミックのあとから、彼は会社を続けるためにもがいている。)
according to ~によれば、~にしたがって
- 時間 :1時間05分23秒
- シーン:首相官邸にて、アルバートと首相がデイビッドの結婚相手シンプソン夫人について話しています。
Prime minister:According to Scotland Yard, the King has not always possessed exclusive rights to Mrs. Simpson’s … (ロンドン警察署によれば、国王陛下おひとりがシンプソン夫人のお相手とは言えないようです。)
Prime minister:Sharing them with a married used car salesman, a certain Mr. Guy Trundle.(確実に既婚者である中古車販売員の男性、トランドル氏です。)
overstep the mark 出過ぎたマネをする
- 時間 :1時間06分58秒
- シーン:ライオネルの家族がひとつの部屋で団らんし、机に向かうライオネルと妻マートルが背中越しに会話しています。
Lionel:I might have overstepped the mark.(私が出過ぎた真似をしたのかもしれない。)
Myrtle:Apologize. Do you both good.(謝りなさい。あなたたち二人とも良くなさい。)
映画「英国王のスピーチ」のあらすじ
英国のアルバート王子はジョージ6世として王位に就かなければなりませんが、彼には言語障害があります。
妻のエリザベスはオーストラリアの俳優兼言語聴覚士であるライオネル・ローグを雇い、アルバートが言語障害を克服する手助けを依頼します。
アルバートに自信をもって話す手法を教えるためにライオネルがとった手段は型破りなものばかり。
果たしてアルバートは言語障害を克服し、立派な王になれるのか・・・?
映画「英国王のスピーチ」を観られる動画配信サービス
映画「英国王のスピーチ」を観るには、以下の動画配信サービスがおすすめです。
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「英国王のスピーチ 」以外にも英会話・英語学習におすすめの映画はたくさんあります。
以下のページでまとめていますので、映画で英会話も学びたい方はこちらもご覧ください。
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