映画「マダム・イン・ニューヨーク」から学ぶ英会話

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このページでは、映画「マダム・イン・ニューヨーク」より、日常英会話・英語学習に役立つ便利な表現やフレーズについてご紹介します。
「マダム・イン・ニューヨーク」は、姉の依頼でインドからニューヨークにやって来た英語が苦手な専業主婦のシャシが、家族に内緒で語学学校に通い、英語を上達させていくお話です。自分の英語をバカにされる辛い経験を乗り越え、だんだん英会話ができるようになるシャシにパワーをもらえるので、最近英語学習のモチベーションが下がってきた、という方におすすめの映画です。

put off 〜を切る

  • 時間 :27分55秒
  • シーン:サガルのことが心配でシャシが飛行機の中で電話をしてしまいます。
cabin crew : Excuse me, ma’am. Can you please put off your cellphone?(すみません。携帯電話の電源を切ってくれますか?
Shashi : sorry.(すみません。)
(携帯を差し出そうとする。)
cabin crew : That’s alright. You can keep it. (持っていていいですよ。)

このシーンで「put off 」「〜(スイッチや電源など)を切る」という意味で使われていますが、他にも以下のような意味があります。

  • 延期する、先延ばしにする
  • 〜の邪魔をする、集中できなくする
  • 〜をうんざりさせる

例1 : The exam was put off until next week. (その試験は来週まで延期になった。)
例2 : Don’t put me off! I’m driving! (私の邪魔をしないで。運転中よ。)

hang out 遊ぶ

  • 時間 :30分35秒
  • シーン:ラーダが授業の間カフェで待つように言います。
Radha : I have a class for 2 hours, and you can hang out at cafe or something. And I’ll come to join you. (2時間授業があるから、その間カフェで過ごすかなんかしておいて。後で合流するわ。)

「hang out」は「誰かと一緒に時間を過ごす」という意味があり、日常の会話では「遊びに行く」という意味でよく使われます。
例1 : Do you wanna hang out with me tomorrow? (明日私と遊ばない?)
ちなみに「遊び」という意味の「play」「(幼い子供の)遊び」を指すことが多いです。
例2 : I want to play with Max, mom! (お母さん、僕マックスと遊びたい!)

long line 行列

  • 時間 :41分25秒
  • シーン:シャシがカフェで注文しようとします。
cafe clerk : You can’t take all that time. I got a long line. (何時間かけるつもり?行列なの。)

「long line」はお店などで人が並ぶ「行列」を表します。
「in a long line」「行列に並んでいる」という意味になります。
「列に並ぶ」と言いたい時は「get in line」「line up」を使えばいいでしょう。
例 : Give me 5 more minutes. I am still in a long line.(あと5分待ってくれない?まだ並んでいるのよ。)

don’t bother 気にするな

  • 時間 :43分
  • シーン:シャシがカフェで注文しようとするもパニックになります。
Shashi : Sorry, thank you…ah!(ごめんなさい、ありがと・・・あっ)
(男性にぶつかりお皿が割れる。)
male customer : Idiot!(ばか!)
male customer : What are you doing?(何しているの?)
cafe clerk : I am not cleaning there up. (私は片付けませんよ。)
male customer : Don’t bother. Don’t bother. (気にするな。気にするな。)
Shashi : Sorry. Sorry.(ごめんなさい。ごめんなさい。)
male customer : What a stupid woman. (なんてばかな人なんだ。)

「bother」「悩ます」「煩わす」と言った意味のある動詞です。特に、人に心配をかける時に使われます。
例1 : That boy keeps talking all the time. He’s bothering me. (あの子、いつも電話しているの。私のことを悩ましているわ。)
日常会話では「Don’t bother(someone).」の形で使われることが多いです。「気にしないで。」の他に 「邪魔をしないで。」という意味もあります。
例2 : Your sister has an exam.  Don’t bother her. (お姉ちゃん、テストがあるの。邪魔しないであげてね。)

What a conte.  冗談でしょ。

  • 時間 :45分5秒
  • シーン:バスの広告について話しています。
Radha : Learn to speak English in 4 weeks? What a conte. (英語を4週間で習得?冗談でしょ。)

「conte」「コント」という意味で、このシーンでは「What a conte.」「冗談でしょ。」というニュアンスで使われています。
よく似た表現は、他にも以下のものがあります。

  • You must be kidding. (あなた冗談言っているでしょう。)
  • Are you sure?(本気なの?)
  • No way!(そんな!)
  • Seriously? (本気で言っているの?)

例1 : You got 100,000 dollars? You must be kidding. (10万ドル手に入れたの?冗談でしょう?)
例2 : You passed the exam? No way! (試験合格したの?まさか!)

What can I do for you?  ご用件はなんですか?

  • 時間 :47分20秒
  • シーン:シャシが英会話教室に電話します。
reception staff : What is you name please?(お名前は?)
Shashi : I am Shashi. (シャシです。)
reception staff : Sharshi? What can I do for you?(シャーシ?ご用件はなんですか?
Shashi : How do I join the class? (どうやったら授業に参加できますか?)

「What can I do for you?」は接客の時によく使われる表現です。
直訳は「あなたのために私は何ができますか?」で、ここから「ご用件はなんですか?」という意味になります。
接客で使われる似たような表現は以下のものがあります。

  • May I help you? (お手伝いしましょうか?)
  • What can I get for you?(ご注文はなんですか?)

take a seat 座る

  • 時間 :51分45秒
  • シーン:シャシが教室に入ります。
David : Come in. Take a seat. My name is David. David Fisher. And I am your teacher. (入って。席に座って。僕の名前はデイビット。デイビット・フィッシャー。君の先生だ。)

「take a seat」「席について」「座って」という意味です。カジュアルな場からビジネスまで使える表現です。
例1 : Thank you for coming. Please take a seat. (来てくださってありがとうございます。どうぞお座りください。)
ちなみに「座る」「sit down」を思い浮かべることが多いですが、「Please sit down.」と言うと、命令するニュアンスになり場合によっては失礼になるので、極力使わないようにしましょう。
例2 : Rio? Where are you going? I told you to sit down.(リオ?どこに行くの?座るように言わなかったっけ?)

come in 入る

  • 時間 :1時間5分10秒
  • シーン:遅刻してきたシャシが教室に入ろうとします。
Shashi : Sorry, Sir. Late. (ごめんなさい、遅刻。)
David : What’ve you been cooking?(料理していたのか?)
Shashi : No cooking. Late. Come in? (料理じゃない。遅刻。入って?
David : You may not.(ダメです。)
David : Ask me again, Shashi. (もう一回聞いてみて、シャシ。)
Shashi : Come in? (入って?)
David : I can’t see you. Are you asking me to come in? (よくわからないなあ。僕に入るように言っているの?)
Shashi : I can come in ? (私は入っていいですか?)

come in」「入ってくる」という意味で、「外から中に入ってくる」といったニュアンスがあります。
「come in」には他にも「到着する」「当選する」などの意味があります。
例1 : The train is coming in at platform 5. (その電車は5番ホームに到着します。)
例2 : Kate will come in second. (ケイトは2位だろうね。)

break up 別れる

  • 時間 :1時間19分
  • シーン:英会話教室のメンバーがデイビットについて噂しています。
Yu Son : You hear? Sir. David and boyfriend broke up. So David is very sad. (聞いた?デイビット、彼氏と別れたんだって。だから、デイビットはとても悲しいの。)
Eva : I know.(知っているわ。)

「break up」「別れる」という意味です。カジュアルな英会話では基本的に恋愛関係を指すことが多いです。
「break up with someone」のように、withの後ろに別れる相手を置いて使います。
例1 : I broke up with Mary. (メアリーと別れたよ。)
例2 : He broke up with me. (彼に振られたの。)

〜 left to go 残り〜日(時間)

  • 時間 :1時間27分40秒
  • シーン:デイビットが最終テストの告知をします。
David : We have one week left to go. And of the last day, you all will have to take the examination. (残り一週間だ。そして最後の日、全員テストを受けなきゃならない。)

「時間(日) left to go」「残り〜時間(日)」を表します。
例 : We have 3 hours left to go.(残り3時間だ。)

come with me 一緒に来て

  • 時間 :1時間29分25秒
  • シーン:ローランがシャシに一緒にエレベーターの最上階に行かないかと誘います。
Roland : Wait, wait, wait. You wanna see something? (待って、待って。何か見たくない?)
Shashi : What?(何?)
Roland : Come. Come with me. (一緒に来て。)

「come with me」「一緒に来て」という意味のフレーズです。
似たような表現として「follow me」がありますが、こちらは「後をついてきて」という意味になります。
例 : I will show you how to get the station. Follow me! (駅までの道を教えますよ。私についてきて!)

You know what? ねえ、あのね

  • 時間 :1時間36分20秒
  • シーン:シャシと行きたいというサガルをラーダがなだめます。
Radha : Just two.(2人だけで。)
Sager : No!(いやだ!)
Radha : Sager? You know what? There is this awesome ice-cream store. It’s called “cold stone”. Do you know what they do? (サガル?ねえ、すごいアイスクリーム屋さんがあるのよ。コールドストーンって知っている?彼らがどうやって作るか知ってる?)

「You know what」は、ネイティブの会話で何かを言い出す時によく使われるフレーズです。
日本語訳をすると「あのね」「ねえ」といった意味になり、基本的に相手の注意をひくために使ったり、話し始める時の口癖のように使われたりします。
例 : You know what? I got a puppy!(ねえ、子犬買っちゃった!)

french fries フライドポテト

  • 時間 :1時間38分25秒
  • シーン:ローランがフライドポテトの説明をします。
Roland : French fries are not French. It’s American. This is a French Laddu with organic chocolate 70%. (”フレンチフライ”はフランス料理ではないよ。アメリカ料理だ。これは、オーガニックカカオ70%入りのフランスのラドゥーみたいなものかな。)

「フライドポテト」は英語で「french fries」と言います。フライドポテトは和製英語のため、英語圏では通じません。
他にも和製英語の食べ物の名前は以下のものがあります。

  • アメリカンドック:corn dog
  • サイダー    :soda
  • ホットケーキ  :pancake
  • シュークリーム :cream puff
  • フライパン   :pan

和製英語については以下の記事でより詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
>>間違いやすい和製英語
※現在作成中のため完成までお待ちください。

make it 都合をつける

  • 時間 :1時間44分50秒
  • シーン:シャシが教室を辞めるとラーダがデイビットに伝えます。
Radha : Hi, I am Radha. Shashi’s niece. (こんにちは、ラーダです。シャシの姪です。)
David : Shashi’s niece. It’s so good to meet you. (シャシの姪だって!会えて嬉しいよ。)
Radha : I have some bad news for you. Shashi is not gonna be able to make it to the class anymore.(残念なお知らせが。シャシはもうクラスに来ることができません。)

「make it」は、本来「何かがうまくいく」ことを意味しており、そこから

  • (時間に)間に合う
  • 成功する
  • 都合がつく、参加できる
  • (困難などを)乗り越える、克服する

など、いくつか意味があり、状況によって訳し方が異なる表現です。
このシーンでは、「参加する」という意味で使われています。
例1 : I got a prize!  I made it!(賞をもらったの!やったわ!)
例2 : The bus will leave in 1 minute. Can you make it?(バスはあと1分で出発だよ。間に合う?)

down from 〜から来ている

  • 時間 :1時間45分05秒
  • シーン:事情を説明するラーダに、デイビットは電話をするよう言います。
David: That’s no. She hasn’t taken her exam. (だめだ、彼女はまだ試験を受けていない。)
Radha :  I know. Her family is down from India. We are busy for my sister’s wedding, and …(彼女の家族がインドから来ているんです。姉の結婚式に準備にも忙しくて…。)
David : I’ll give my card. You have to call me. (名刺を渡します。電話してください。)

「be(come)down from」「〜から来ている」という意味のフレーズです。
「田舎から都会に来ている」「遠くから来ている」と言いたい時に使います。
「down」を使った表現は他にも以下のようなものがあります。

  • I am down. (賛成です。)
  • fall down(転ぶ)
  • come down(地位がさがる、失墜)
  • look down(見下す)

例 :
A : How about going to Disney Land?(ディズニーランドに行くのはどう?)
B : I am down!(賛成!)

incredible 信じられないほど素晴らしい

  • 時間 :1時間45分40秒
  • シーン:ケビンがラドゥを初めて口にします。
Manu : Try one.
Kevin : Thank you. Oh, this is incredible. I can get married again and again for this. (ありがとう。信じくられないくらい美味しいよ。これのために何回でも結婚できるな。)

「incredible」「信じられない、とてつもないという意味の形容詞です。
ネイティブの間では、「信じられないほど素晴らしい」というニュアンスで使われることが多いです。
類似表現としては以下のものがあります。

  • unbelievable(信じられない)
  • amazing(素晴らしい)
  • awesome(素晴らしい)
  • cool(かっこいい、すごい)

例1 : You won the contest? Unbelievable! (コンテストに勝ったの?信じられない!)
例2 : I’ll have a younger brother. Isn’t it cool?(弟ができるの。すごくない?)

over here  こっち

  • 時間 :1時間57分55秒
  • シーン:英会話教室の仲間が結婚式にやって来ます。
Yu Son : Where’s Shashi?(シャシは?)
Radha : Shashi is getting ready. (準備しているところよ。)
Yu son : May I go helping?(お手伝いしましょうか?)
Radha : No, she will be over here soon. Thank you. (いいえ、もうすぐこっちにくるわ。ありがとう。)

「over here」「こっち」を表すフレーズです。自分の場所を伝える際によく使われます。
例1 :
A : Where are you? (どこにいるの?)
B : I am over here! (私はここよ!)
反対の表現である「over there」「あっち」という意味です。
例2 : Don’t cry. Your mother is over there. (泣かないで。お母さんはあっちにいるわ。)

leave alone 放っておく

  • 時間 :2時間1分15秒
  • シーン:新郎の父親がスピーチを行います。
Kevin’s dad : Love each other’s. And son, leave me and your mother alone. It’s time for us to focus on each other. (愛し合ってくれ、息子。そして、僕と君の母親を放っておいてくれ。お互いに集中する時間だ。)

「leave alone」「放っておく」という意味になります。
leave(someone)alone」のように放っておく対象を間に入れて使います。
例1 : I told you! Leave me alone!(言ったでしょう?放っておいて!)
人が対象になることが多いですが、物に対しても使えます。その場合「気にしないの」「さわらないの」というニュアンスを含みます。
例2 : Alice? That’s your sister’s notebook. Leave it alone. (アリス?それはお姉ちゃんのノートでしょう?触らないの。)

put you down ばかにする

  • 時間 :2時間4分40秒
  • シーン:シャシがスピーチを行います。
Shashi : Family…family can never be judgmental. Family will never put you down. Never make you feel like you are small. Family is the only one who will never laugh at your weaknesses. Family is the only place you always get love and respect. (家族は決めつけない。家族はあなたをばかにしない。小さい存在だなんて思わせない。弱みを笑わない。愛と尊敬を得られる唯一の場所よ。)

「put down」は本来の「下ろす」という意味から派生して、以下のようにさまざまな意味で使われる句動詞です。

  • 置く、下ろす
  • 書き留める、メモを取る
  • 一旦やめる
  • バカにする、けなす、侮辱する
  • 鎮圧する、力ずくでやめさせる

このシーンでは、「バカにする、けなす」といった意味で使われています。
例 : I will put your luggage down. (荷物を下ろしますね。)
 

「マダム・イン・ニューヨーク」のあらすじ

English Vinglish
英語の話せないシャシは姪の結婚式のため、一人インドからニューヨークへ。
しかし、初日に行ったカフェで英語を話せないことをばかにされ、恥ずかしい思いをします。
ある日シャシは英会話教室に行くことを決意しますが…。
英語を習得しようとするシャシと英会話教室の仲間、家族が繰り広げる感動のストーリーです。
果たしてシャシは英語を習得できるのでしょうか…。
 

映画「マダム・イン・ニューヨーク」を観られる動画配信サービス

映画「マダム・イン・ニューヨーク」を観るには、以下の動画配信サービスがおすすめです。
>>Netflix
 
 
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以下のページでまとめていますので、映画で日常英会話を学びたい方はご覧ください。
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