「恩を仇で返す」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには2つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。
【恩を仇で返す】
意味:恩を受けた人に対して、感謝するどころか害を加えるような仕打ちをすること。
意味:恩を受けた人に対して、感謝するどころか害を加えるような仕打ちをすること。
- to bite the hand that feeds you
- to return evil for good
to bite the hand that feeds you
- 直訳:食べさせてくれる人の手を噛む
- 意味:恩を受けた人に対して、害を加えるような仕打ちをする。
- 用語:bite:噛む / feed:エサを与える、食べさせる
解説
この言葉は、犬が飼い主の手を噛んでしまう状況から生まれた比喩表現です。
上司と部下、先生と生徒、先輩と後輩のように、上下関係や師弟関係のある間柄で使うことが多く、お世話になった人に対して、お礼をするどころか害を加えるような振る舞いをした時に使います。
to return evil for good
- 直訳:善意を悪意で返す
- 意味:恩を受けた人に対して、害を加えるような仕打ちをする。
- 用語:return A for B:BをAで返す / evil:悪、不幸
解説
こちらは、「evil」と「good」という対になる言葉を使った表現です。
「good(善=恩)」をもらったのに、そのお返しに「evil(悪=仇)」を返してしまうという意味ですね。
ちなみにこれらの表現を使って「恩を仇で返すようなことをしてはいけない。」と言いたい場合は、
- Don’t (Never)bite the hand that feeds you.
- Don’t (Never)return evil for good.
と表現することができます。
「恩を仇で返す」の英語表現について解説しました。
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