海外で働きながら長期滞在ができるワーキングホリデー。
楽しそうなイメージもありますが、社会人で仕事を辞めてワーキングホリデーに行くにはそれなりの覚悟と勇気が必要です。
この記事では、社会人で仕事を辞めワーキングホリデーでカナダに行った私の体験談をお伝えします。
ワーキングホリデーの費用や現地での経験をありのままお伝えしますので、社会人でワーキングホリデーに興味のある方は参考にしてみてください。
そもそもワーキングホリデービザとは?
ワーキングホリデーは、外国で働きながら一定期間滞在できる特別なビザです。
ワーキングホリデービザのルールや条件は国によって異なりますが、共通するのは滞在期間中の就労が認められているという点です。
たとえば旅行で使う観光ビザでは、現地での就労は禁止されており働くことができませんが、ワーキングホリデービザだと現地で働けるので、滞在費を稼ぎながら生活ができます。
しかしワーキングホリデービザは、
- 年齢制限がある
- 1つの国で1回しか使えない
- 国によっては年間のビザ発給数が決められている
といった制限があるので、取得する際には制度の内容をよく理解しておかなければいけません。
ワーキングホリデー制度についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
>>ワーキングホリデーのメリット・デメリット|社会人でも意味ある?経験者が解説
私のワーキングホリデーの概要
- 渡航先 :カナダ・トロント
- 語学留学(観光ビザ):2018年4月〜2018年9月
- ワーキングホリデー :2018年9月〜2019年9月
- 滞在先 :ホームステイ、シェアハウス
- 勤務先 :カフェ
私はカナダのトロントで1年間ワーキングホリデーを利用して滞在していました。
実はワーキングホリデーの前にトロントには来ており、観光ビザで5ヶ月間語学留学をしていました。
語学留学の後、一時帰国を経てワーキングホリデービザに切り替え、仕事を探して働き始めました。
今回は、そのワーキングホリデーの部分に焦点を当ててお話しします。
語学留学の体験談は、以下のリンクからご覧ください。
>>【留学体験談】社会人のカナダ・トロント語学留学|費用・ホームステイ・語学学校編
ワーキングホリデーの準備
渡航までの準備に関しては、語学留学の体験談のページでまとめています。
- ワーホリを決めたきっかけ
- トロントを選んだ理由
- 準備にかかった期間や準備の詳細
- 留学エージェントの利用
などについて知りたい方は、以下のリンクからご覧ください。
>>【留学体験談】社会人のカナダ・トロント語学留学|費用・ホームステイ・語学学校編
語学学校とワーホリを組み合わせた理由
私は海外に滞在するなら、できるだけ長く滞在したいと考えていました。
どうしたら長く滞在できるか調べていると、カナダの場合、観光ビザとワーキングホリデービザを組み合わせると最長で1年半滞在できることを知りました。
ただしビザの切り替えは、一度その国を出国して入国し直さなければならず、私の場合はビザ切替のタイミングで日本に一時帰国しました。
私の周りでは、ビザを切り替える際アメリカに旅行して切り替えている人が多かったです。
また語学留学からワーキングホリデービザに切り替える場合、語学留学に行く前にワーキングホリデービザを取得しておくことはできず、語学留学中にワーキングホリデービザの申請を行わなければいけません。
私の場合は語学留学中にワーキングホリデービザの承認が下りましたが、ほしいタイミングで100%取得できるとは限りません。
もし私のように観光ビザとワーホリビザを組み合わせたい方がいれば、語学留学中にワーホリビザの承認が下りなかった場合は帰国しなければいけないというリスクもあることを頭に入れておいてくださいね。
ワーキングホリデーの費用と内訳
ワーキングホリデーでかかった費用についてお伝えします。
初期費用
私は語学留学とワーキングホリデーを合わせてカナダに行ったので、学費もかかりました。
- 学費(入学費+授業料5ヶ月分+教材費):58万円
- ホームステイ(2ヶ月分・3食食事付き):17万円
- 航空券(往復):16万円
- 海外旅行保険(5ヶ月分):10万円
初期費用は100万円程度でした。
学費は学校やコース、期間によって大きく異なるので、参考程度にご覧ください。
同じ学校でも申込み方法の違いで料金が変わることもあるので、割引のあるエージェントがないかなど、しっかり情報収集することが大切だと感じました。
ちなみに私は語学留学とワーホリの間で一時帰国をしたので、航空券は往復で購入しました。
現地での1ヶ月の生活費
シェアハウスに引っ越した後の、ある月の生活費はこんな感じです。
- 家賃 :4.8万円
- 食費 :2.1万円
- 交通費:1.1万円
- その他:1.2万円
だいたい毎月9〜10万円かかっていました。
カナダは外食やアルコールが高いので、外出が多かった月はその分出費も増えました。
1ヶ月の収入については、後ほどお伝えしますね。
現地での生活
ワーキングホリデー中の生活がどんな感じだったかについてお伝えします。
滞在先
私は渡航して最初の2ヶ月間ホームステイに滞在し、その後シェアハウスに引っ越しました。
滞在先での出来事や部屋探しについては、語学留学の体験談の記事をご覧ください。
>>【留学体験談】社会人のカナダ・トロント語学留学|費用・ホームステイ・語学学校編
休日の過ごし方
休みの日は観光やイベント、ピクニックに出かけていました。
トロントは夏になると、土日に必ずどこかでイベントが開催されており、フードフェスや音楽フェスなど、いろんなイベントを楽しめます。
またMeetUpなどで個人が開催するイベントを見つけることができ、日本語と英語のランゲージエクスチェンジなどにも参加しました。
さらにトロントは大きな公園が多く、特に行くところがない時は公園でピクニックをすることも多かったです。
現地で友達はできた?
現地では職場やシェアハウス、イベントなどで知り合った人と友達になることが多かったです。
ワーホリや留学で来ている人だけでなく、現地の人とも友達になれました。
トロントは本当にいろんなバックグラウンドを持った人がいるので、年齢や性別を問わずいろんな人と友達になれて、これも日本ではできない経験だと感じました。
友達を作るには、自分の興味のあるイベントに参加してみるなど、主体的に行動することが大切です。
ワーホリでの仕事
語学留学を終えてワーキングホリデービザに切り替えた後、私はすぐに仕事探しに取り掛かり、1ヶ月程度で仕事を見つけました。
こちらでは仕事探しや職場の雰囲気、当時の収入などについてお伝えします。
仕事探しと面接
レジュメを語学学校の先生に添削してもらう
カナダでは仕事を探す際、
- カバーレター(手紙)
- レジュメ(履歴書)
が必要ですが、アルバイトの場合、カバーレターは不要でレジュメのみ用意します。
レジュメは日本の履歴書にあたるものですが、書き方や仕様が日本と全く異なるため、誰かに添削してもらうのがおすすめです。
私は語学学校を卒業する前に、ビジネス英語担当の先生に添削してもらいました。
仕事の探し方
トロントでは、アルバイトを探す場合、
- 求人サイトと掲示板サイトで仕事を探す
- 働いてみたい店に直接行き、レジュメを手渡す
- 知り合いの紹介
などの方法があり、私は求人サイトと掲示板サイトで仕事を探しました。
気になるところにメールで連絡し、レジュメを持って面接に行く、という流れでした。
ワーホリで見つかる仕事はアルバイトしかない?
ワーホリで仕事を探す際、前職と同じ職種をトロントでも探してみたんですが、
- カナダの大学で関連する学位を取得している
- 2年以上働く必要がある
などの条件があり、ワーホリでは応募することができませんでした。
ツテなどがあれば会社の正社員として働けることもあるかもしれませんが、ワーホリの場合は1年というビザの期限があるので、正社員としてではなくアルバイトとして雇うところが多いです。
面接での失敗談
一番初めに受けた面接は、レストランやカフェの多い通りにある小さいカフェでした。
その面接で「周りにも同じようなカフェがいくつもあるけど、どうしてここなの?」と聞かれ、なんとなく雰囲気の良い場所で働きたいと曖昧に考えていた私は、答えることができませんでした。
日本で学生の時にアルバイト経験もあり、新卒の就活も経験していたので、正直アルバイトの面接なんて簡単だろうと考えており、完全に準備不足でした。
自分の強みや働きたい理由などをアピールしなくても、働ける時間などの条件さえ合えば採用してくれるだろうと甘く考えていたのです。
もちろん、その面接は不合格でした。
別の面接では、そういったことを聞かれないこともありましたが、アルバイトだと軽視せず面接の準備は十分にしておくことをおすすめします。
仕事内容と職場の雰囲気
いくつか面接を受けて、最寄り駅から1つ隣の駅前にあるカフェに決めました。
大きいオフィスビルの1階に位置していたので、お客さんは一般的な会社員の方から、ビルの警備員や清掃員、近所のご老人までたくさんの方がいました。
私はサーバーとして採用され、基本的にお客さんの接客がメインでした。
職場の同僚は現地の人が半分、学生やワーホリで来ている海外の人が半分、オーナーが中国系だったためかアジア系の人種が多かったです。
朝の出勤の時間帯やランチタイムなどはお客さんが多く忙しかったですが、職場の雰囲気はとてもフレンドリーでした。
1ヶ月の収入とチップ
1ヶ月の収入は2,000〜3,000カナダドル(2018年当時1カナダドル=約80〜85円)でした。
たまに旅行に行っていたので収入に変動はあったものの、トロントの最低賃金は時給14カナダドル(2018年当時)と日本より高いため、日本のアルバイトよりは稼ぎやすかったです。
またカナダではチップ文化がありますが、テイクアウトが多く単価の低いカフェではチップは小銭程度で、1ヶ月でもらえるチップは数十ドルでした。
お酒を扱うレストランやバーなどであればチップがかなりもらえるようなので、短時間でより多く稼ぎたいなら、カフェよりもレストランやバーがおすすめです。
仕事での失敗やトラブルはなかった?
仕事での失敗やトラブルはたくさんありました。
昨日まで来ていた同僚が突然来なくなり、そのまま辞めるなど、日本で経験したことがないような出来事も多かったです。
失敗やトラブルから学んだことは、グローバルな環境では意識して積極的に相手とコミュニケーションを取る必要があるということです。
日本だと同じ日本人として共通認識があり、「こういう時は、こうするよね」という暗黙の了解がたくさんありますが、トロントのようなグローバルな場所では暗黙の了解は一切存在しません。
いろんなバックグラウンドを持った人がいるため、自分が当然と思っているようなことでも、相手にはイレギュラーなこともあります。
そのため職場で相手と正確なコミュニケーションを取り仕事をスムーズに進めるには、「私はこう考えている」「ここがわからない」「あなたにはこうしてほしい」とオーバーなくらいはっきり伝えることが大切だと学びました。
失敗やトラブルを通して、そういったグローバルな環境での立ち振る舞い方を学べたのは大きな収穫でした。
ワーホリで英語力はどれくらい伸びた?
ワーホリは語学留学に比べ、いろんな人と会話をする機会は増えますが、学ぶ意識を持って話さないと英語力は伸びません。
こちらではワーホリ前の私の英語力と、ワーホリを経て英語力がどれくらい伸びたかについてお伝えします。
ワーホリ前の私の英語力
語学学校を卒業するとき、10段階でレベル9でしたが、スピーキングは上級者といえるほど得意ではありませんでした。
基本的な会話は困難なくできたものの、相手の言うことが聞き取れなかったり、自分の話す英語が1回で伝わらなかったりすることは頻繁にありました。
仕事で自分の英語は問題なかった?
仕事を始めてからも、お客さんや同僚の英語が理解できない、自分の英語が伝わらない、ということはよくありました。
特にケータリングの電話注文を受ける時が一番難しかったです。
ただ、お客さんも同僚もいい人ばかりで、聞き返しても怒ったりせず、簡単な英語に言い換えてくれたりして、周りの優しさに助けられながら、私の英語力でもなんとかなりました。
トロントは移民が多く、現地に住んでいる人でも訛りの強い英語を話す人もたくさんいるので、英語が苦手な人に対しても寛容な人が多いです。
常連さんの中には、私の間違った発音を丁寧に訂正してくれる人もいたほどです。
トロントは英語学習者に優しい都市なのかもしれませんね。
ワーホリを通して英語力は伸びた?
仕事中のコミュニケーションの失敗を通して学んだことはたくさんありました。
特に便利なフレーズやスラングを学んだり、「こう発音したら伝わるんだ」と発音のコツを掴むなど、スピーキングや発音に関して多くのことを学びました。
また客層が多様でいろんな英語に触れていたので、訛りの強い英語やスピードの速い英語など、ワーホリ前には聞き取ることが難しかった英語でも理解できるようになりました。
語学学校でも英語力は伸びましたが、ワーホリでは「実生活で本当に必要なコミュニケーション力」を鍛えることができたと感じています。
ワーホリの感想まとめ
ワーホリを終えて、良かったことや反省点などをまとめてみます。
ワーホリをして良かったこと
いろんなバックグラウンドの人に出会えて、価値観が変わった
トロントに行く前は、トロントがこんなにもグローバルな都市だということを知らず、現地に行ってグローバルな環境がどのようなものか思い知らされました。
現地で生まれ育った人だけでなく、海外から移住してきた人も多く、実に多様なバックグラウンドの方と出会いました。
その中でいろんな価値観を知ることができ、その価値観を受け入れる寛容さも身についたと感じています。
楽しく働く大切さを知った
ワーホリでは楽しく働くことも学びました。
カフェではいろんな職業の方に出会いましたが、自分の仕事が大好きで、楽しそうに働いている人がとても多かったです。
日本では「仕事=辛い・我慢が必要」のような固定観念を持ちがちですが、もっと肩の力を抜いて仕事をしていいんだなと思えるようになりました。
現地でのリアルな生活を味わえた
現地でリアルな生活を味わえたのも良い経験になりました。
日本にいる時に抱いていた海外のイメージとは異なる経験もたくさんありました。
たとえばトロントの夏は日本とは比較にならないほど快適というのも意外でしたし、ゴミ箱が街の至る所にあるのにポイ捨ても多い、エスカレーターがすぐ故障するなど、良い部分もあれば悪い部分もあって、実際に住んでみないとわからないリアルな部分が見えておもしろかったです。
積極的に自分をアピールできるようになった
仕事では自分の意見をはっきり言わないと仕事が進まなかったので、積極的に自分をアピールする癖がつきました。
元々周りを気にしてあまり意見を言えないタイプでしたが、トロントでの生活を通して積極的に意見を言えるようになったのはワーホリに行って良かったポイントです。
思っていたより金銭的ダメージが少なかった
渡航する前は、ワーホリで稼げるのはお小遣い程度だろうと思っていたので、資金は十分用意していたのですが、思っていたよりも稼げました。
生活費だけでなく、初期費用や旅行費もまかなえるくらい稼げたので、実質貯金を減らさずに海外生活を終えることができ、帰国後も金銭的に余裕を持って生活を再スタートできたのでよかったです。
日本からは遠い国へ安く旅行に行けた
トロント滞在中、周辺の国々へ旅行に行けたのも良い経験になりました。
カナダからはアメリカはもちろんですが、中南米やアイスランドにも格安で行けます。
私は滞在中にカナダ国内をはじめ、アメリカやアイスランド、キューバ、ペルーに旅行しました。
どこも日本からは遠くて行きづらいところなので、このタイミングで行けてよかったです。
ワーホリで後悔していること
もっといろんな仕事に挑戦すればよかった
私は最初に見つけた仕事を帰国前まで続けましたが、もっといろんな仕事に挑戦すればよかったと思っています。
たとえばイベントスタッフやボランティア、ベビーシッターなど、ワーホリでないと挑戦できないような仕事にチャレンジしたかったです。
仕事が変わると異なる分野を学べたり、違ったコミュニティにも出会えてさらに視野が広がったかもしれません。
もっと仕事以外に時間を割くべきだった
ワーホリ期間は、実質仕事をしている時間が一番長かったのですが、仕事以外にもっと時間を割いていたら、より多くの経験ができたかもしれないと後悔しています。
ワーホリはついつい仕事に目が行きがちですが、日本にいる時よりも時間のコントロールが可能なので、時間のある今でしかできないことが何なのかもっと考えるべきだったかもしれません。
トロントがワーホリにおすすめな理由
実際にトロントに住んでみて、トロントはワーホリにはぴったりの街だと感じました。
その理由についてお伝えします。
人種・国籍・性別・年齢関係なし!グローバルな環境で働ける
カナダは移民の国で、各自が生まれ育った文化や価値観、宗教を尊重しながら生活できる多文化主義です。
特にトロントは国際色豊かな街で、さまざまなバックグラウンドを持った人々が住んでいます。
人種・国籍・年齢・ジェンダーなど、みんな違っているのが当然で、相手の価値観や考え方を受け入れる文化があるので、トロントだとそういったグローバルな考え方を身につけられます。
大都市なので、仕事の選択肢が多い
トロントは北米の中でも規模の大きい経済都市で、仕事の選択肢が多いのも特徴です。
オフィスだけでなく飲食店もたくさんあるので、ワーホリに向いています。
また時給も日本より高くチップもあるので、アルバイトでもたくさん稼ぐことが可能です。
自信を持って楽しく仕事をしている人が多い
先ほどもお伝えしましたが、トロントで出会った人は職業を問わず自分に自信があり、「自分の仕事が大好き」という人がとても多かったです。
個人的な見解ですが、ダイバーシティの意識が高い分、自分の個性や強みをしっかり把握していて、それを活かした仕事を見つけやすいのかなと思いました。
海外で働きたいと思ってトロントに来たので、実際に現地で働いている人々の仕事に対する前向きな姿勢にはかなり刺激をもらいました。
アメリカや中南米への旅行が格安
日本からは遠いアメリカや中南米への旅行が格安で行けるのもトロントの魅力です。
ニューヨークだと飛行機で2時間弱、夜行バスで行くこともできます。
またメキシコやキューバのリゾートはバケーション先としてカナダ人にとても人気で、格安で美しいビーチのオールインクルーシブを楽しめます。
トロントって寒くないの?
ワーホリの話をすると「カナダって寒くないの?」とよく聞かれますが、南部に位置するトロントでも結構寒いです。
日本よりも冬が長くて夏が短く、冬はマイナス30℃以下、夏は40℃を超える日もあるなど、1年を通して気温差があります。
トロントはあまり雪は多くありませんが、氷点下の期間が長く、専用のコートやスノーブーツは欠かせません。
しかし夏は日本よりもかなり快適で、日本と違い湿気がなく乾燥していて非常に過ごしやすいです。
夏になると屋外イベントも多いですし、レストランのパティオで食事をしたり、公園でピクニックや日光浴をしたり、とにかく外で夏を満喫します。
トロントでワーホリをするなら、夏がメインとなるように計画するのがおすすめです。
社会人でワーホリして良かったと思うこと
私は社会人でワーホリをしましたが、その選択をしてよかったと思っています。
こちらでは、その理由についてお伝えします。
社会人経験があるので、仕事の理解が早い
日本での社会人経験があったおかげで、仕事の理解は非常に早かったです。
たとえばメモを取りながら仕事を覚える、質問したいことを明確にしてから質問するなど、どうやったら効率良く仕事を進められるか考える姿勢はワーホリでも役立ちました。
私の職場では、学生でワーホリに来ていた人は仕事がなかなか覚えられなくてクビになったり、忙しい環境に耐えられなくて辞めていく割合が多かったので、社会人経験があるのはメリットだと感じました。
時間を大切にできる
社会人にとっての1年間は、学生の頃の1年間に比べてはるかに短く感じますよね。
私も社会人になって時間が過ぎる速さを感じていたので「海外生活ができる時間はあっという間だから、絶対時間を無駄にしないぞ!」と、危機感を強く持っていました。
そのおかげで積極的に会話をするなど主体的な行動にもつながりました。
社会人でワーホリに来ている人はそういう時間に対する危機感や目的意識の強い人が多かったです。
経験がある分、話すトピックが豊富
社会人であれば、学生に比べて人生経験が長い分、さまざまな分野の知識やネタが多いので、現地で話すトピックには困りませんでした。
学生だったら話すトピックが思いつかなくて、話すチャンスを逃していたのではないかと思います。
金銭的に余裕があり、やりたいことができる
十分な資金を用意してワーホリに挑めたのも良かったです。
特にワーホリ前の語学留学では、料金を気にせず自分に合いそうな語学学校を選べましたし、途中のカリキュラム変更も追加費用がかかりましたが、その分得るものは大きかったので満足しています。
また、ずっと行きたかったニューヨークには3回も行きましたし、カナダ一周、アイスランド、中南米など、学生だとおそらくできなかっただろう旅行も存分に楽しめました。
ワーホリから帰国後は?
ワーホリを終えた後、3ヶ月かけて南米・ヨーロッパ・アジア20ヵ国以上をバックパッカーで旅行し、帰国しました。
帰国後は、フリーランスで自宅から仕事をしています。
今後どこかの会社で働くこともあるだろうし、何か新しいことを学んで全く違う仕事をするかもしれませんが、楽しく働くという感覚だけは忘れずにいたいです。
周りのワーホリに来ていた日本人の友達は、
- ワーホリ前とよく似た仕事に就いた人
- 全く違う業界に転職した人
- ワーホリの仕事先でそのまま正社員雇用された人
- カナダ永住を目指して、トロントで進学することにした人
- ワーホリ中にパートナーを見つけて結婚した人
- 別の国のワーホリに行った人
など、人によって進路はバラバラです。
ワーホリはその後の就活に不利になるとよく言われますが、しっかり成果を出せば有利に働くことも十分あり得ますし、将来に活かせるワーホリができるかはその人次第です。
まとめ
この記事では、カナダ・トロントでのワーホリの体験談をお伝えしました。
今になってみれば、もっとこうすれば良かったと思う部分もありますが、ワーホリに行って本当に良かったと思っています。
ここに記した体験談が、少しでもワーホリを検討されている方の役に立てば嬉しいです。