「精神一到何事か成らざらん」を英語ではどういうかについて解説していきます。
 このことわざには3つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。
【精神一到何事か成らざらん】
意味:精神を集中して事に当たれば、どんなに難しいことでも成し遂げられないことはない。
意味:精神を集中して事に当たれば、どんなに難しいことでも成し遂げられないことはない。
- Where there’s a will, there’s a way.
 - Nothing is impossible to a willing heart.
 - It is dogged as does it.
 
Where there’s a will, there’s a way.
- 直訳:意志のあるところに道は開ける。
 - 意味:本当にやりたいことであれば、できる。
 - 用語:will:意志
 
解説
このことわざは、17世紀のイングランドの詩人ジョージ・ハーバートが残した言葉に由来します。
 「精神一到何事か成らざらん」のように「精神を集中することの大切さ」を伝えているわけではないので、少しニュアンスは異なりますが、「強い意志が必要あれば(精神が集中するので)どんな困難も乗り越えられる」と考えると、よく似た意味を持つ言葉と言えるでしょう。
Nothing is impossible to a willing heart.
- 直訳:自発的な心に不可能なことはない。
 - 意味:強い意志や熱望があれば、何でも達成できる。
 - 用語:willing:進んで行う、自発的な、〜する意志がある
 
解説
このことわざは、15世紀に活躍したイギリスの作家ジョン・ヘイウッドが残した言葉です。
 先ほどの「Where there’s a will, there’s a way.」と同じニュアンスがあります。
 「〜したい」「〜が好きだ」という強い思いほど人を突き動かすものはない、ということですね。
It is dogged as does it.
- 直訳:頑張ってこそ成功する。
 - 意味:根気よく頑張れば、何事も達成できる。
 - 用語:dogged:根気強い、断固とした
 
解説
この言葉の由来は不明ですが、「我慢強く頑張ることの大切さ」を伝える英語表現です。
 どちらかというと「為せば成る」に近いニュアンスがあり、
- It’s the dogged attitude that does it.
 - It’s the dogged attitude that achieves it.
 
と言われることもあります。
 
 「精神一到何事か成らざらん」の英語表現について解説しました。
 
>>ことわざ一覧に戻る


