「豚に真珠」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには2つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。
【豚に真珠】
意味:貴重なものを与えても、本人にはその値打ちがわからない。
意味:貴重なものを与えても、本人にはその値打ちがわからない。
- cast pearls before swine
- A nod is as good as a wink to a blind horse.
cast pearls before swine
- 直訳:真珠を豚の前に投げる
意味:豚には真珠の価値が分からない
用語:cast:投げる / pearl:真珠 / swine:豚
解説
こちらは「豚に真珠」の意味で使われる英語のことわざです。
高価なものや良いものを、その価値を知らない者に差し出すことを表す表現です。
日本では豚といえば「pig」が一般的ですが、英語圏では「swine」が使われることもあり、例えば「豚インフルエンザ」は 「swine flu」 と言います。
「cast」は釣りをする方であれば、よく使われると思いますが、釣り竿を振ってルアーを投げ入れる事を「キャスティング」と言います。
会話の中で使う時は「It’s casting pearls before swine.」のように使います。
また、「It was pearls before swine.」のように名詞の形で言われることもあります。
この場合は「cast pearls before swine(豚に真珠をやる)」ではなく、結果的に「豚に真珠だった」と言いたい時に比喩的に用いることができます。
「猫に小判」という意味でも使われることわざです。
A nod is as good as a wink to a blind horse.
- 直訳:目の見えない馬には、うなずくのもウィンクも同じことだ。
- 意味:価値が分からないものに何をやっても無駄だ。
- 用語:as good as~:〜も同然 / nod:うなずき / wink:ウィンク / blind:目の見えない
解説
目の見えない馬に何をしても同じなことから、値打ちが分からないものに価値のあるものを与えても何の役にも立たず、無駄であることを意味します。
ここでは「horse」が使われているように、動物が価値の分からないものの象徴としてことわざに用いられるが多いようです。
「豚に真珠」の英語表現について解説しました。
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