「念には念を入れる」を英語で言うと?

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「念には念を入れる」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには5つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。

【念には念を入れる】
 意味:注意した上にも注意する。

  • Look before you leap.
  • Better safe than sorry.
  • Prevention is better than cure.
  • Forewarned is forearmed.
  • A stitch in time saves nine.

Look before you leap.

  • 直訳:跳ぶ前に見よ。
  • 意味:行動をする前に起こりそうなことを考慮し、慎重になるべきだ。
  • 用語:leap:跳ぶ、跳ねる

解説

この言葉はイソップ物語に由来しており、何も考えずキツネの言いなりになって井戸に飛び込んだヤギが、最終的にキツネに騙され井戸から出られなくなるというお話に基づいています。
考えてばかりで行動できないのも良くないですが、逆に何も考えずに行動してしまうのも失敗に繋がるので、可能性のあるリスクを考えてから行動せよ、ということですね。

Better safe than sorry.

  • 直訳:残念がるよりも安全の方が良い。
  • 意味:用心に越したことはない。

解説

この言葉は、アイルランドの小説が元になった英語圏でよく使われることわざです。
「後悔しても遅いから、事前に用心しておきなさい」というニュアンスで、相手に「これはしておいた方がいいんじゃない?」と言いたい時に使えるフレーズです。

Prevention is better than cure.

  • 直訳:予防は治療より良い。
  • 意味:問題が起こってから対応するより、事前に対策しておくことが大切だ。
  • 用語:prevention:予防 / cure:治療

解説

この言葉は、15世紀のオランダの哲学者デジデリウス・エラスムスが残したことわざだと言われています。
「転ばぬ先の杖」と同じ意味の格言としても使えますが、「治療より予防を重視する」という側面から、現代では医療の基本原則としても捉えられています。

Forewarned is forearmed.

  • 直訳:事前の警告はあらかじめの備えになる。
  • 意味:あらかじめ備えておくには、潜在的な問題を事前に把握することが大切だ。
  • 用語:forewarn:予告する、あらかじめ警告する / forearm:あらかじめ備える

解説

この言葉は、ラテン語のことわざが元となり、16世紀頃英訳されて現在の形になったと言われています。
その後起こりそうなことを知って、あらかじめ戦略を立てておくことの大切さを表現した言葉です。

A stitch in time saves nine.

  • 直訳:時間内の一針がその後の九針を省く。
  • 意味:物事は問題が小さなうちに早めに対策する方が良い。
  • 用語:stitch:一針、縫い目

解説

この言葉は、18世紀に生まれたイギリスのことわざです。
「a stitch」は、縫い物をする時の一針を意味し、布にできた小さな穴をすぐ縫ってふさいでおけば、一針で済んでそれほど手間ではありませんが、時間が経つとその穴がどんどん大きくなって、手間も時間もかかってしまう様子を表しています。
「何事も早めに対処することが大切だ」というニュアンスで、怠けて問題を大きくしてしまう人を戒める表現として使えます。
 
上記どの表現も、

  • 石橋を叩いて渡る
  • 備えあれば憂いなし
  • 転ばぬ先の杖

としても使えます。
 
 
 
「念には念を入れる」の英語表現について解説しました。
 
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