「金の切れ目が縁の切れ目」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには3つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。
【金の切れ目が縁の切れ目】
意味:金銭によって成り立っていた関係はお金が無くなると消滅してしまう。
意味:金銭によって成り立っていた関係はお金が無くなると消滅してしまう。
- Love lasts as long as money endures.
- When poverty comes through the door, love flies out of the window.
- Money gone, friends gone.
Love lasts as long as money endures.
- 直訳:お金が耐え忍ぶ限り愛は続く。
- 意味:金銭によって成り立っていた関係はお金が無くなると消滅してしまう。
- 用語:endure:耐え忍ぶ、我慢する
解説
この言葉は、イギリスのことわざで「A as long as B(Bの限りA)」を使った表現です。
お金がある限り愛は続く、つまり「お金がなくなると愛もなくなる」というなんともせつない言葉です。
「耐える、我慢する」を意味する単語には、「endure」の他に「bear」や「put up with」などがありますが、その中でも「endure」は「苦しい状況を長期間じーっと我慢する」というニュアンスがあり、長い間我慢している状況を指すことが多いです。
When poverty comes through the door, love flies out of the window.
- 直訳:貧困がドアから入ると、愛情(恋人)は窓から飛んでいく。
- 意味:金銭によって成り立っていた関係はお金が無くなると消滅してしまう。
- 用語:poverty:貧困
解説
こちらは、貧困と愛情を人や鳥にたとえた表現です。
金銭トラブルで恋人ともめた時など、恋愛に関わる時はこの表現を使うといいですね。
ちなみに「poverty(貧困)」は「poor(貧乏)」と混同しがちなので、違いを確認しておきましょう。
- poverty(貧困):最低限の生活もままならず経済的な支援が必要な状態。
- poor(貧乏):財産や収入が少なくて生活は苦しいが、povertyほど困窮していない状態。
Money gone, friends gone.
- 直訳:お金がなくなると、友達が去る。
- 意味:金銭によって成り立っていた関係はお金が無くなると消滅してしまう。
解説
この言葉は、お金のトラブルが友人関係をダメにしてしまうことを表現しています。
金銭的なトラブルは、恋愛だけでなく友情まで壊してしまうので、お金の貸し借りは友達との間でも避けた方がいいという戒めの言葉ですね。
「金の切れ目が縁の切れ目」の英語表現について解説しました。
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