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映画「ワイルド・ガール」から学ぶ英会話

このページでは、映画「ワイルド・ガール」より、日常英会話・英語学習に役立つ便利な表現やフレーズについてご紹介します。
「ワイルド・ガール」は、ロサンゼルス在住のおしゃれが大好きな16歳の女の子が、イギリスの田舎にある厳格な高校に入学するラブコメ映画です。字幕なしでも英会話の内容がわかるようなストーリーになっているので、英語の聞き取りに集中しやすいです。

straighten out まっすぐになる

Gerry:You are going to boarding school in England, and that’s final.(お前はイギリスの寄宿学校へ行くんだ。これは決定だ。)
Poppy:What? You think just because Mom went to boarding school in England, it’s going to magically straighten me out? Do you even remember Mom?(は?ママがイギリスの寄宿学校へ行っていたからって、私が魔法のように矯正されるとでも?ママのこと覚えてるの?)

straighten out」は「まっすぐになる」という意味です。
【複雑なものをまっすぐに戻す、正しい位置に戻す】のニュアンスから、このシーンでは「矯正する」という風に訳されています。
例:Can you straighten out the projector? I think it’s not perfectly parallel with the wall.(プロジェクターをまっすぐにしてくれない?完全に壁と平行になっていないわ。)

out of the year 年間に

Poppy:In England, it rains 200 days out of the year.(イギリスでは年間に200日間も雨だって。)
Molly:You will definitely get SAD.(絶対SADになるわよ。)

out of the year」は「年間に、一年のうち」という意味です。
「out of」には「中から」という意味があり、このシーンに出てくる「200 days out of the year」は「一年の中から200日間」という意味になります。
その他にも「2 out of 5 grades5段階で2)」「a quater out of 22の1/4)」のように使います。
例1:We all have to work 300 days out of the year.(私たちはみんな年間で300日間も働かなければいけない。)
例2:I got 1 at math out of 5 in this semester, I can’t believe it.(今学期数学で5段階のうち1を取った、信じられない。)

independent 自立した

Poppy:”Abbey Mount School is an independent boarding school for girls aged 11 to 17.”(アビー・マウント・スクールは11〜17歳の女生徒の為の自立した寄宿学校です。)
Molly:Oh, my God.(なんてこと。)

independent」は「自立した、独立の、自由な、独立心のある」という意味の形容詞です。
「independent」と一緒に使われる単語は以下のようなものがあります。

反義語は「dependent頼っている、従属している)」で、動詞の「depend頼る、よる)」から派生しています。
例:She’s such an independent kid, I’m so impressed.(彼女はなんて自立した子なんでしょう、感心するわ。)

help out 手を貸す

Mrs. Kingsley:I’m happy we could help out.(お役に立てて光栄です。)
Gerry:She’s going through rather a difficult stage.(あの子は難しい時期でして。)

help out」は「手を貸す、困難から救い出す」という意味です。
動詞の「help」には「助ける、援助する、手伝う、役立つ」などの意味がありますが、「out」が付くことで、【ある特定のシチュエーションから助ける、助けが必要な場面で役立つ】といったニュアンスが加わります。
例1:Can you help me out tonight with a bunch of dinner guests?(今夜、大人数のディナーに手を貸してくれない?)
例2:You gotta help me out on this, you owe me a lot.(この件では手を貸してくれないとダメだ、君には貸しがたくさんあるだろ。)

FYI(For Your Information) 参考のために

Kate:It’s just school lingo. I’ll be your friend, a helping hand, that’s all.(ただの学校用語よ。あなたの友達よ、助けになるわ、それだけよ。)
Poppy:Okay, but I choose my friends, and FYI, you don’t make the cut.(友達は自分で選ぶわ、それと参考までに、あなたじゃ無理。)

FYI」は「For Your Information」の略語で「参考のために、あなたの知識として」という意味です。
日本語でいう「ちなみに」のようなニュアンスで、プラスの情報を補足する時に使われます。
「For Your Information」と言う時もあれば、「FYIエフワイアイ)」のように省略された形のまま発音することもあります。
FYRFor Your Reference)」も同じような意味で使われますが、「FYI」よりフォーマルな響きになります。
例:It’s not allowed smoking here but electronic one FYI.(参考までに、ここで喫煙は禁止されているけど電子タバコはOK。)

mental イカれている

Kiki:Thanks a lot for that, you utter moron.(どうもありがとう、この大バカ。)
Drippy:What are you, mental?(あんたなに、イカれてるの?)

mental」は「イカれている、精神病の、精神の、心の」という意味の形容詞です。
このシーンで使われている「Are you mental?」は直訳で「あなた精神病なの?」という意味で、あまり良い表現ではないので使い方には十分注意しましょう。
例1:He’s mental, he has been acting like he’s not normal.(彼はイカれてる、普通じゃない行動ばかりしているわ。)
例2:The immigrants have endured physical and mental pain.(移民たちは肉体的、精神的苦痛に耐えてきた。)

happen to do たまたま〜する

Drippy:Hi, guys. You don’t happen to have any eyebrow tint, do you?(ねぇ、みんな。眉毛染めをたまたま持ってたりしない?)
Everyone:No.(いいえ。)

happen to do」は「たまたま〜する」という意味です。
意図せずにすることを意味し、【ひょっとして、たまたま、偶然】のニュアンスが含まれます。
例:Do you happen to have a phone charger? My phone is dying.(ひょっとして携帯の充電機を持ってたりしない?充電が切れそう。)

flickering 揺らめいている

Poppy:Okay. Where do I go?(どこに行けばいい?)
Misterious man:Out the door, turn left, and down the stairs.(ドアから出て、左に行け、で階段を降りろ。)
Poppy:Run towards the bright orange flickering thing. Right?(明るいオレンジ色の揺らめいているところに向かって走ればいいのね?)

flickering」は「揺らめいている、ちらちら動く、点滅している」という意味の形容詞です。
動詞の「flicker揺らめく、ゆらゆら動く)」から派生しており、キャンドルの炎がゆらゆら動いたり、切れかけの電球がちらちら点灯している状況などを表します。
例:That thing has been flickering this whole time, and it’s bothering me so much.(あれがずっと揺らめいていて、すごく気になる。)

get a crush on 好きになる

Harriet:I don’t understand. Freddie’s got a crush on me. Why was he looking at her?(分からないわ。フレディーは私のことが好きなのよ。なぜポピーのことを見ていたの?)

get a crush on」は「好きになる、夢中になる」という意味のフレーズです。
名詞の「crush」には「粉砕」の意味があり、【心が粉砕された】といったニュアンスから「好きになる、夢中になる」という意味になります。
have a crush on」と言い換えることもでき、より強調して言いたい時には「get a big crush on」「get a huge crush on」のように言います。
on」の後ろには対象となる人物が入ります。
例:I had a huge crush on Emily back in high school.(高校時代、僕は本当にエミリーに夢中だった。)

get expelled 除名される

Kate:Are you serious about getting out of here?(本当にここから抜け出したい?)
Poppy:Yeah.(ええ。)
Kate:Then, you’re going to have to get yourself expelled.(だったら、退学処分になるしかないわ。)

get expelled」は「除名される、退学になる、排出される」という意味です。
動詞の「expel除名する、排出する)」の受動態です。
ちなみに「謹慎処分になる」は「get suspended / be on suspension」と言い、自主的に学校を中退する場合は「drop out中退する)」と言います。
例:He was expelled from school for smoking weed.(彼はマリファナを吸って退学処分になった。)

can’t stand 耐えられない

Miss Rees-Withers:Mr. Nellist, don’t cry. Maybe a tissue.(ネリスト先生、泣かないでください。ティッシュがいるわね。)
Mr. Nellist:I can’t stand her. It’s driving me crazy.(彼女には耐えられない。おかしくなりそうだ。)

can’t stand」は「耐えられない、我慢できない」という意味です。
I can’t stand itそれには耐えられない)」のフレーズは非常によく使われます。
文脈に「anymore」「any longer」を付けて「もうこれ以上耐えられない」と表現することもあります。
例1:I just can’t stand him, I don’t know why.(彼には耐えられない、なぜかは分からないけど。)
例2:I couldn’t stand to see it any longer, so I ran away.(あれ以上見るのは耐えられなかったから逃げたの。)

precisely 綿密に

Kiki:I say we dress up fancy. Real fancy.(私たちも派手にしましょう。すっごく派手に。)
Kate:This mission needs to be planned precisely.(この任務は綿密な計画が必要ね。)

precisely」は「厳密に、綿密に、正確に、確かに」という意味の副詞です。
形容詞の「precise正確な、寸分違わぬ、厳密な)」から派生しており、【少しの狂いもない緻密な状態】を表します。
また、会話の中で言われたことに対して同意する際の返しとして、「yesそうです)」「exactlyその通り)」のように「precisely確かに)」を代用することもできます。
例1:She always express herself precisely.(彼女はいつも自分自身を正確に表現する。)
例2:I would have done precisely the same thing in a similar situation.(似たような状況だったら、私も全く同じことをしていただろう。)

heart palpitation 動悸

Kate:This is a charity shop. The money goes to charity.(ここはチャリティショップよ。売上金はチャリティへ寄付されるの。)
Poppy:Oh, I just had a heart palpitation.(一瞬動悸がしたわ。)

heart palpitation」は「動悸、身震い、震え」という意味の名詞です。
「palpitation」だけでも「動悸」の意味を持ちますが、他の意味と混乱してしまう可能性がある為「heart palpitation(心臓の動悸)」と言うことが多いです。
他にも、体の症状についての単語は以下のようなものがあります。

例:I’m having a serious heart palpitation right now.(今、やばめの動悸がしてる。)

furious 激怒した

Poppy:Are you okay?(大丈夫?)
Kate:I’m furious. Stupid Drippy.(激怒よ。馬鹿なドリッピー。)
Poppy:I know. Never mind. Let’s go.(知ってる。気にしないで、行きましょう。)

furious」は「激怒した、激しい」という意味の形容詞です。
同義語は「mad気が狂った、気違いじみた)」「savage野蛮な、どう猛な、激怒した)」「fierce激しい、荒っぽい、どう猛な力強い)」などがあります。
例1:I said nothing, which made him more furious.(私は何も言わなかった、そのことで彼はもっと激怒した。)
例2:The boss was furious because all the employees didn’t come to work.(従業員全員が仕事に来なかったので、上司は激怒した。)

ambulance 救急車

Miss Rees-Withers:Is she okay? Shall I call an ambulance?(彼女大丈夫?救急車を呼びましょうか?)
Miss Rees-Withers:You can be sick in my hands if you’d like.(もし吐きたかったら、私の手に吐いていいわよ。)
Harriet:She’s acting like she’s drunk. She should be taken to bed.(酔っ払いみたいだわ。ベッドに連れて行くべきよ。)

ambulance」は「救急車」という意味の名詞です。
救急車を呼ぶ」は「call an ambulance」と言います。
例1:Four patients spent more than five hours in ambulances outside hospitals.(4人の患者が病院の外の救急車の中で5時間以上の時間を過ごした。)
例2:The woman who was shot was rushed to an ambulance, and later died.(撃たれた女性は救急車へ急いで運ばれたが、その後亡くなった。)

come up with 〜を思い付く

Kiki:We’re going to have to come up with an addendum to Plan B.(追加でプランBを思い付かないとダメね。)
Poppy:Isn’t it ironic how my ticket out of here just might be the reason I want to stay?(ここから抜け出す作戦が残りたい理由になるかもって皮肉じゃない?)

come up with」は「〜を思い付く、追いつく」という意味です。
come up with a plan計画を思い付く)」「come up with an idea考えを思い付く)」のように使われます。
例1:Our public leaders are imaginative and often come up with new ideas.(我々の会社のリーダー達は想像力豊かでしばしば新しい考えを思い付く。)
例2:Then you come up with a better idea!(じゃあ君がもっと良い考えを思い付きなよ!)

carry away 夢中にさせる

Mrs. Kingsley:Perhaps you’d like to explain last night to me. Kate?(昨晩のことを説明する気はある、ケイト?)
Kate:I’m sorry. We just got a little bit carried away.(すみません。少し自分たちに夢中になってしまいました。)

carry away」は「夢中にさせる、心がどこかへ行く」という意味です。
【興奮して夢中になる】という意味合いと【衝撃で心がここにない】という状態も表します。
「carry away」は「(〜を)夢中にさせる」という他動詞の働きをするので、自分が夢中になってしまったという状態を表す時は「be carried away / get carried away」のように表します。
例:I got carried away when I saw the dead man and I started to cry.(私はその死体を見た時に心がどこかへ行ってしまい、泣き出した。)

before you know it 知らない間に

Poppy:Dear Ruby, today’s my big date with the headmistress’ son, Freddie.(ルビーへ、今日は校長の息子フレディとデートの日よ。)
Poppy:Wish me luck, I may be out of here before you know it.(幸運を祈ってね、知らない間にこことおさらばできるかも。)

before you know it」は「知らない間に」という意味のフレーズです。
直訳すると「あなたが知る前に」という意味で、それが転じて「知らない間に」という意味になります。
before I know it」と主語を「 I 」に変えて「私が知らない間に」という風にも言います。
例1:He was gone before I knew it.(知らない間に彼はもういなかった。)
例2:Before you know it, I will kick your ass.(あなたが知らない間に負かしてやるわ。)

映画「ワイルド・ガール」のあらすじ


ロサンゼルスで暮らす少女ポピーは、オシャレ大好きな16歳。
遊び仲間たちと気ままな毎日を過ごす彼女だが、母親の死後、父が若い恋人を作ることだけは許せませんでした。
父の恋人への嫌がらせは度を超したイタズラとなり、今まで我慢してきた父も怒りを爆発させ、ポピーをイギリスのお堅い名門寄宿学校へ転校させてしまいます。
ポピーの運命はどうなるのか … 。

映画「ワイルド・ガール」を観られる動画配信サービス

映画「ワイルド・ガール」を観るには、以下の動画配信サービスがおすすめです。
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「ワイルド・ガール」以外にも英会話・英語学習におすすめの映画はたくさんあります。
以下のページでまとめていますので、映画で英会話も学びたい方はこちらもご覧ください。
>>英語学習におすすめの映画30選【レベル・ジャンル別】

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