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TOEIC800点のレベル難易度は?勉強法やおすすめ参考書などもお知らせ

toeic800点のレベル

TOEICで800点レベルに到達するにはポイントを抑えてしっかり勉強する必要があります。
こちらではTOEIC800点の難易度について、上位何%に入ればいいのかや、正答率をどのくらい維持しないといけないのかなど、データを交えてわかりやすく解説していきます。
またTOEICスコアを就職や転職活動に使いたい人にも、採用の現場でどのくらい重視されるのかなどについて触れていきます。
さらに当記事の後半では、TOEIC800点を超えるための勉強法や現状のレベルからどのくらい時間をかければよいのかの目安もお伝えしていきます。
これを読むことで、TOEIC800点突破に向けての勉強法やTOEICテストでの戦略、必要な参考書なども分かるので、最後までご覧になると最短距離でのTOEIC800点が見えてくるでしょう。

TOEIC800点のレベルや難易度はどれくらい

それではまずTOEIC800点がどのくらいのレベルなのか、その難易度を、公開テスト全体の中での割合やIPテストとの乖離、英検との比較や、就活における学生の中での優位性、実際のコミュニケーション力といった観点から説明していきます。

受験生全体から見たTOEIC800点は上位何%?

以下は2020年1月の公開テスト受験生のスコア分布です。

これによると795点以上のスコアを取っている人は全体の13.3%となっています。TOEIC800点以上の割合は算出できないのですが、およそ上位13%以内に入らないと到達できないスコアです。

公開テストとIPテストではレベルが違う?

TOEICには公開テストとIPテストがあります。
公開テストは月に1度、TOEICテストの運営機関が指定した場所に集まって一斉に受験するテストで、IPテストはTOEICテストの運営機関と契約をした企業や学校などの団体が、日時を決めて、その団体に所属する人たちに受験させるテストです。
公開テストとIPテストで問題のレベルに違いはありませんが、受験する人のレベルやモチベーションが異なるので、IPテストの全体平均は公開テストよりも低くなる傾向にあり、結果的に800点以上を取得する人の割合も少なくなります。

TOEIC800点は英検で何級レベル?

日本で英語能力を試す試験で受験者数が一番多いのが英検、その次がTOEICです。
そのため英検の受験級にTOEICのスコアを当てはめて、TOEIC800点がどのくらいのレベルなのかを見てみましょう。

TOEICスコア 英検の受験級
945~ 1級
785~ 準1級
550~ 2級
225~ 準2級
120~ 3級~5級

引用:各試験団体のデータによるCEFRとの対照表(文部科学省)

一覧表からわかる通り、TOEIC800点のレベルは英検では準一級と一級の中間レベルに位置しています。英検準1級や英検1級のレベル感がわかる人はTOEIC800点のレベルも必然的にわかるはずです。

TOEIC800点の学生のレベル

TOEICテストの運営機関であるIIBCでは、TOEICを受験した大学生の平均点も算出しています。全体平均と比較してみれば、大学生が全体の平均点を押し下げているのがおわかりになるでしょう。

大学生平均 全体平均
567点 580点

TOEIC800点を超えている大学生は13%よりも若干少ない程度であると考えられますが、これを例えば、東大、早慶上智、六大学など上位大学の受験者のみに対象を絞った場合はまた異なる結果が出るかもしれません。

TOEIC800点はコミュニケーションできるレベル?

TOEIC800点レベルを現実の英語環境に置いてみたらどうでしょうか?
ここでいうTOEICはTOEIC®L&Rテストのことで、リスニングとリーディングの能力しか測れません。
TOEICでは860点以上をレベルAとし「Non-Nativeとして十分なコミュニケーションができる。」、730点以上をレベルBとし「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。」としていますが、スピーキングとライティングの能力も同じように伸ばしてきているなら、という大前提があります。
実際のところはTOEICで800点以上が取れていても、英語環境ではコミュニケーションが全くできないという人は多く、TOEIC800点を取っているからと言って、英語でコミュニケーションが取れることの保証にならないことは明らかです。

TOEIC800点以上は就活や転職に有利?


TOEICを受験する人の多くはその結果を就職や転職に役立てたいのではないのでしょうか?

TOEIC800点を持っていると就活や転職で有利になるのか?

TOEIC800点が就職や転職にどれくらい有利かというと、それだけで応募できる企業が増えます。
例として、転職サイトのDODAで「TOEIC800点」で検索すると、300件前後の求人案件がヒットします。

TOEICスコアを求める求人には以下の3タイプがあります。

1)単純にTOEICスコアだけを求める求人
2)英語のコミュニケーション能力の補完条件としてTOEICスコアも求める求人
3)TOEICスコアの基準を示すものの英語力があれば必須条件としない求人

1については入社後に英語力の向上を期待するタイプで、2と3については英語のコミュニケーションについては即戦力を求めており、TOEICのスコアだけでなく、「英語中級以上」「ビジネスレベルの英語力」などが必須条件として記載されています。

TOEIC800点以上を取っていると企業内でどのように評価されるのか?

人事部は社員の資格データを細かく管理しています。社内から英語のできる人材を集める必要性にかられたときに、その1つの条件としてTOEICの点数を参考にすることもあるため、TOEIC800点以上を取っているとその条件をクリアしやすいのは間違いありません。
もちろん英語力を頼みに召集されるわけですから、英語でビジネスレベルのコミュニケーションができるようになっておかなければなりません。
またTOEICスコアを昇格・昇進の条件としている企業もありますが、800点までは求めていないので、もし800点を取得できるならば、昇格・昇進のTOEIC基準はクリアできるでしょう。

TOEIC800点取ると外資系企業や海外で働ける?

これまでの話からも分かる通り、TOEIC800点を取っているからと言って外資系企業で働けたり海外で働けるわけではありません。
もちろん外資系企業の中には日本語が使える日本現地法人もあるので英語力自体を必要としないケースもあります。
しかし英語力を必要とする会社や部署においては、TOEIC800点以上を持っていることで1次選考は通過するかもしれませんが、十分なコミュニケーション能力を持っていないと例え選考過程で一切英語力を聞かれなかったとしても、当然できるものとしての採用になるので、配属されてから後悔することになるでしょう。

TOEICスコアを面接でアピールするコツ

新卒の就職活動における面接はTOEICスコアをアピールするチャンスです。
大学生で英会話ができる人はむしろ稀ですし、TOEIC800点を取っている人も数少ないので、面接の場面でも、履歴書にTOEIC800点と書かれていたら面接官の目に留まりやすく、英語の話題にも話が飛ぶ可能性があります。
面接ではTOEICで高得点を獲得していることを積極的に話すよりも、面接官から英語力について質問があった時に、TOEICの勉強をしてきた目的と、さらに実践的な力をつけるために普段行っていることを手短かに伝えられるといいでしょう。

採用にTOEIC800点の基準を設定している企業

採用にTOEIC800点という基準を求めている企業を記載します。
まずは新卒採用でTOEIC800点を設定している企業の例は以下の通りです。

楽天・サムスン・パナソニック・野村ホールディングス・NTTコミュニケーションズ・LG・住友不動産・野村不動産・KDDI・サイバーエージェント、LG・ヒュンダイ・サムスンや日立製作所・三井住友・日本マクドナルド

次に中途採用求人から抽出してきたものを記載します。後ろに括弧がある場合には、その部署や役職において求められているだけで、他の部署や役職において求められるかどうかは不明です。
またTOEIC800点を基準にする以外にも別途英語のコミュニケーション能力を求めているケースもありますのでご注意ください。

楽天、大阪ガス(国際会計)、サテライト(海外担当)、アセント(営業)、日本再生可能エネルギー、日産自動車(グローバルIT戦略企画部長クラス)、PwC税理士法人(税務コンサルタント)、旭化成(調達部門リーダー)、富士通(事業企画:必須600点/歓迎800点)など

TOEIC800点に必要な正解数(正答率)は?


ここからはTOEICテストを攻略するための情報をお知らせしていきます。
まずはTOEICで800点を取得するために必要な正解数(正答率)を導き、さらにリスニングとリーディングでどれだけ得点できれば良いかをお知らせしていきます。

リスニングとリーディングのスコア配分の目安は?

TOEICで800点を取るにはリスニングとリーディングで400点ずつを取ればいいのではありません。
2016~2018年のTOEICテストにおけるリスニングとリーディングの平均点を見てみましょう。

実施回 Listening Reading
2016年 317 262
2017年 320 261
2018年 321 259

このようにTOEICにおいてはリスニングのスコアがリーディングより高く出る傾向にあるため、60点の差があるものとして単純に800点レベルに換算してリスニングで430点、リーディングで370点を目安に正解数(正答率)を導き出す必要があります。

TOEIC800点を取るために必要な正解数(正答率)は?

TOEICはリスニング100問とリーディング100問の計200問で、10点~990点の結果が出るテストですが、単純に990点を200で割った4.95点(素点)×正答数がスコアになるわけではなく、統計的手法を用いてテスト間の難易度の違いによる乖離が生じないように調整されたものをスコアとしています。
具体的な計算方法は公表されていないため不明ですが、TOEIC公式問題集に正解数に基づく素点から正式なスコアへの換算表が掲載されています。

それに基づくと、リスニングで430点を取るには81~85問正解する必要があり、リーディングで370点を取るには71~75問正解する必要があることがわかります。正答率に換算するとリスニングは81~85%、リーディングは71~75%となります。

TOEIC800点を取るために求められる英語力とは?


TOEIC800点を取るために必要な英語力について、「単語」「文法」「リスニング」「リーディング」「勉強時間」といった観点から書いていきます。

単語数

TOEICはビジネスシーンや日常生活で出くわす英語がテーマとなりますが、扱うジャンルが非常に狭いので、覚えるべき英語の単語数はそれほど多くはありません。他の英語試験が3,000語以上の英単語数を必要とする一方で、TOEICは1,000~1,500語を覚えれば事足ります。

文法

TOEICはPart5が文法に特化したパートですが、もちろんテスト全体を通じて英文法の知識は必要です。文法自体は中学英語を理解したうえでTOEIC向けの英文法の勉強に取り組めば十分にTOEICで800点を取得できるレベルに到達できます。

リスニング

Part1~Part4までのリスニングパートで、Part1とPart2は比較的平易な英語力、Part3とPart4は長文理解の英語力が必要です。800点を取るには短文問題における定型表現を身に着けるだけでなく、長文音声を1回でなんとなく聴き取れるくらいにはリスニング能力を高めておく必要はあります。

リーディング

Part6とPart7はリーディング問題ですが、ゆっくりでもいいから1回で文章を理解する読解力が必要で、それができたら後は読むスピードを速めていくだけです。リーディング問題は英語というよりも前後の文脈を理解して解答する能力が求められるので、その点を意識して伸ばしせるといいでしょう。

TOEIC800点を取るために必要となる勉強時間・学習時間


TOEIC800点に到達するために必要な勉強時間・学習時間は現在の英語力によって当然異なってきます。
以下の表はOxford University Press(オックスフォード大学出版局)がTOEIC受験生を受け持つ講師向けに作られた現状の英語レベル(Current Score:縦軸)から目標の点数(Target Score横軸)に到達するまでに必要となる勉強時間・学習時間の目安です。

目標とするスコアが上がると100点アップさせるために必要となる勉強時間も増えていきます。550点から650点に上げるためには225時間ですが、750点から850点に上げるためには275時間、850点から950点に上げるためには325時間もの時間が必要とされます。
現在550点で850点を獲得するために必要となる時間をチェックしてみましょう。

550点⇒650点:225時間
650点⇒750点:225時間
750点⇒850点:275時間
――――――――――――
550点⇒850点:725時間

この表を参考に、例えば現在TOEIC600点の方が800点を目指すには、およそ700点までの225時間と800点までの250時間で合計475時間、幅を取るなら450~500時間をかける必要があると考えられるでしょう。
これは1日の勉強時間によっても変化します。1日の勉強時間が短ければそれだけ多くの時間がかかるし、1日の勉強時間が長ければそれだけ短い時間で得点を高めていけるでしょう。

TOEICの特徴を抑えれば勉強法も見えてくる


TOEICは問題のパターンが決まっているので、コツさえつかめば勉強量に比例してスコアを上げていけるテストです。こちらではTOEICの特徴を改めてチェックして攻略法・勉強方法のトピックに移っていきます。

TOEICは問題を使いまわしている

TOEICのテスト問題は使いまわされているため、何回か受験を重ねていると、過去のテストで見たことのある問題を見るようになります。そのためTOEICは単純に受験回数が多い人に有利に働きます。

TOEICにスラングや専門用語は出てこない

TOEICではリスニング問題に日常会話表現が出てきますが、スラングや専門用語は出てきません。それが他のテストと比較して覚えるべき単語数が少なくて良い理由でもあるのですが、単語や文法の基礎を固めた上でTOEIC向けのテスト勉強を積み重ねていけば得点力を高めていけます。

TOEICには過去問が存在します

TOEICには過去問が存在します。2016年に新テストが始まった時に韓国で発売されたものです。日本では取り扱いがないため、過去問にできるだけ近い問題に触れるために、TOEICの公式問題集を買うと良いでしょう。

TOEIC800点レベルに到達するための5つのポイント


ここではTOEIC800点レベルに到達するための心構えとして5つのポイントをご紹介します。

勉強時間は1日3時間が目安

先ほども述べました通り、TOEICは目標スコアごとにおおよその勉強時間の目安があります。もちろん1日当たりの勉強時間数を増やした方が効果が高く、総勉強時間を短くできます。最低でも1日3時間を勉強時間に充てることをおすすめします。
私が2ヶ月で600点⇒800点を突破したときには1日4時間を費やしていました。最初の1ヶ月は単語2時間、演習問題2時間、次の1ヶ月は単語1時間、テスト形式2時間、復習1時間、または単語1時間、復習3時間というイメージです。

TOEIC800点を目標にしない

TOEIC800点を狙うにはTOEIC860点や900点を獲得するための勉強をすると、真剣度がさらに強まり意識も高くなり妥協点も少なくなるので、結果として800点到達が早くなります。
またTOEICは受験回により難易度の当たり外れがあるので、860点や900点を取る勉強をしていれば、難易度に関わらず800点を取れる実力をつけられます。

TOEICの過去問を繰り返し出題形式に慣れる

TOEICは、問題パターンに慣れて解法を体得すればするほど得点力を高められます。過去問もしくは公式問題集を繰り返し解けば、問題パターンを理解しTOEIC解答の思考回路が身につく上、試験でも緊張せずにバランスよく時間を配分し対応していけます。
また費用は掛かりますが、TOEICも数回受験するのもおすすめです。リアルの試験を通しで受けると、自分が何が苦手で何を伸ばさないといけないかを痛感すると同時に、現在の実力を知れるので、出発点を強く認識できるというメリットがあります。

リスニング力を鍛えるのが近道

TOEICではリスニングを鍛えるほうがスコアを伸ばしやすいです。これはTOEICの平均点がリーディングよりリスニングが高いことからも明らかです。時間制限内に全問回答でき、難しい問題は無効処理されるからだけでなく、リーディング問題よりも難易度が低いのにも起因します。
またTOEICが求めるスピードでリスニングを理解できるようになることは、リーディングスピードの向上にも役立ちます。

リーディングは読み返す癖をなくす

リーディングは点数が低いうちは時間内に終わらないくらいボリュームがあります。これは1回通しで読んでも理解できず、所々読み返すからです。リーディングのポイントは読んだ内容をイメージに落とすことです。
TOEICの問題演習をする際には、常に身近なシーンを思い浮かべて問題文を読むようにしましょう。TOEICで設定されるシチュエーションは似通ったものが多いため、1度でも問題演習でイメージができていれば、似たような場面を思い浮かべるのは容易ですので、頭にイメージしやすくなり、問題を解くスピードも上がるはずです。
 

TOEIC800点の勉強法


ここまでの内容を踏まえた上で、TOEIC800点を突破するための勉強法をステップバイステップでお伝えしていきます。

英単語はTOEIC向けのものを集中的に覚える

TOEICテストに向けては余計なことをせず、「TOEICの英単語」のみを集中的に覚えましょう。そのために以下の2つに取り組めばよいです。

TOEIC向けの英単語帳を1冊まる覚え

TOEIC受験経験者が作成したTOEICテスト対策の英単語帳を1冊購入し、最低でも860点レベルまでの英単語の日本語訳がパッと出るようにしましょう。

問題演習で分からなかった単語を全部覚える

TOEICの問題演習をする際に意味が出てこなかった英単語は書き出して、覚えられるまで反復してチェックするようにしましょう。

英文法は中学英語をマスターしてからTOEIC向けに移る

基礎的な英文法はPart5の文法問題にとどまらず、TOEICテストすべてにわたり必要となってきます。

中学レベルの英文法は復習する

英文法に自信のない人は中学レベルの英文法はマスターしましょう。5文型からスタートして人称、時制、命令形、仮定形など、問題演習をしながらひと通り目を通して理解すると良いでしょう。

TOEIC向けの文法問題集を1冊繰り返し実践

基礎的な英文法をマスターしたらTOEICのPart5対策の英文法問題集を購入し、1問20秒などを設定して解いて回答を理解する、というサイクルを何回も繰り返し、問題文と答えを暗記できるまでになりましょう。

リスニングはディクテーションとシャドーイングを実践

リスニング問題はただ繰り返し聞くだけでなく、アウトプットをすると飛躍的にスコアアップします。アウトプットはディクテーションとシャドーイングです。

ディクテーションはPart1とPart2

Part1とPart2はナレーションと会話のすべてを、聴きながら書き出す練習をしましょう。書き出す前はわかっているつもりでも、いざ書き出すとすべての単語を聴き取れているわけではないと理解でき、よりすべての単語に集中でき、聴き取れるようになっていきます。

シャドーイングは発音記号を含めリスニング内容を正確に再現

リスニングパートのすべてのコンテンツに対してシャドーイングをしましょう。正確に発音できるためには英語の母音と子音を理解しなくてはいけません。英語の母音と子音の数は日本語のそれよりも多いので、一度母音と子音をまとめて覚えると効率的です。

リーディングは精読してから速読

5つのポイントの5番目にも書きましたが、リーディングは精読をして意味をとらえてから速読の練習をすると効果的です。

ゆっくりでいいから1回で意味を読み取る

まずは演習問題を解いたうえで、2回目からは意味を一文一文しっかりと理解しながら読み進めましょう。その際に単語の意味や文の構造も把握するのが大切です。

スムーズに読めるようになるまで繰り返す

文章全体の意味をとらえられたら、読み返さずに理解できるスピードで何回も読み、読むスピードを上げていきましょう。理想は、眼を一定のスピードで進めて、頭がついてくるようにして、日本語で理解する脳から英語で理解する脳に変えてしまうことです。

TOEICテストを効率的に解くテクニックをマスターする

TOEICテストには得点力を上げるテクニックが存在します。こちらではTOEICを受験する多くの人がやっている2つのテクニックを紹介します。

設問の先読みで問題を予想

リスニングのテクニックになりますが、Part3、Part4においては問題文が読み始められる前に設問を読んで何が問われているのかを頭に入れた上で、ナレーションを聞くようにしましょう。理想は問題文のナレーションを聴きながら設問の回答を選んでしまうことです。

設問の定型表現は覚える

リスニングとリーディングに関わらず、TOEICテストで決まった言い回しの設問があります。設問の先読みは数秒ですので、そういった設問は暗記して、選択肢の理解に少しでも多くの時間をさけると正答率を上げていけるはずです。

TOEIC対策の勉強法でやってはいけない4つのこと


TOEIC対策の勉強法としてアドバイスを受けるものの、決してやってはいけない4つの勉強法があります。

・洋楽を聞く
・洋画を見る
・洋書を読む

・英字新聞を読む

英語力を高めるためには必要かもしれませんが、力が分散され得点を上げるスピードが遅くなりますので、TOEICで高得点を取ってから次のステップで取り入れるようにしましょう

TOEIC800点を超えるための参考書

TOEIC800点を超えるためにお勧めしたい参考書をご紹介します。どれもよく売れていて人気の高い参考書ですので、基礎から学ぶのか実践的な力をつけるのかに応じて購入するものを選んでみましょう。

TOEIC800点突破の参考書の選び方3つのポイント

TOEIC800点突破の参考書を買う際には以下3つのポイントを念頭に選ぶようにしましょう。

現在の実力と目標に見合ったもの

TOEICが500点にも満たない場合と600点をすでに超えている場合では最初に手掛ける参考書は異なります。前者は基礎固めをする参考書をまず手にすべきですし、後者は実践演習ができるものを手にすべきでしょう。

実際のテストに準拠した内容となっているもの

参考書は2016年5月以降TOEICを何回も受験して傾向をとらえている方がTOEIC受験生向けに作成したものを使いましょう。TOEICの参考書を購入する際には著者プロフィールのチェックは必須です。

実際に手にとって使い勝手がよさそうなもの

可能であれば書店に行き手に取って、ご自身が学習しやすいかどうかを確認しましょう。しっくりこないまま買ってしまったからという理由で継続しても、なかなか身につかないか、習得スピードが遅くなるのは間違いありません。

■ ■ ■ ■ ■

以下、英単語、英文法、リスニング、実践問題集、アプリの5つのジャンルでおすすめの参考書や教材をご紹介していきます。

英単語

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ


TOEIC800点を取るために使う英単語帳は金のフレーズ1冊で間に合います。
東京外語学院でTOEICクラスを受け持ち、毎回TOEICを受けてほぼ毎回満点を取得しているTEX加藤さんがTOEIC試験後にコツコツ書きとどめた単語を1000語+αにまとめています。100万部突破の定番。
>>TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ

TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ


金のフレーズをやってみたけどレベルが高すぎるという方のために作成された英単語帳。
TOEIC600点を突破するために厳選された1000語を収録。こちらも金のフレーズ同様、TEX加藤さんがまとめています。コラムで「TOEICスコアが上がる人の25箇条」を読めます。
>>TOEIC L&R TEST 出る単特急 銀のフレーズ

英文法

TOEIC®L&Rテスト文法問題でる1000問


金のフレーズのTEX加藤さんが作成したTOEICテストPart5に準拠した問題を1000題まとめたTOEIC文法問題の定番となる参考書です。
見開きで問題とそれに対する答えと解説をチェックできるので、制限時間を決めてまとめて問題を解くこともできますし、1題1題問題と解説を合わせてチェックしていくこともできます。
>>TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

1億人の英文法【基礎固め】


こちらはTOEIC対策に取り組む前に基礎固めをする人のためにおすすめする本。本当に日本人が英語を話せるようになるためにという視点からまとめられているため、英文法の基礎固めからTOEIC後にも役立つ体系的な知識や意識が身につきます。
意味のない難しい文法用語を使っていないので、シンプルに英語のルールをつかめると評判の一冊です。
>>一億人の英文法 ――すべての日本人に贈る「話すため」の英文法

リスニング

TOEICR L&R TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問240


東進ハイスクール講師でTOEICL&R試験で80回以上満点をたたき出している森田鉄也さんがまとめた参考書。2016年5月に新形式になってから特に難しくなったPart2向けに新たに問題を50題追加しており、実践的な力をつけられるようになっています。
>>TOEICR L&R TEST パート1・2特急Ⅱ 出る問 難問240

英語耳(音源はCDのみ)


「発音ができるとリスニングができる」をコンセプトに、ネイティブ並みの発音と字幕なしで洋画を見られるリスニング力を同時に身につけられる参考書です。発音とリスニング力の向上に合わせて語彙や読解力をつける英語の読書法についても紹介しています。
>>英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる

実践問題集

公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3


TOEIC対策には公式問題集が一番おすすめです。TOEICの運営機関であるETSがTOEIC受験生向けに作成した問題集なので、TOEICテストに一番近い形で問題演習ができます。
テスト形式で問題を解いたら音声も文章も暗記するくらいひたすら繰り返すのがコツです。1と2はリスニング音源がCDのため、3以降を購入するようにしましょう。
>>公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 3

TOEIC800点レベル到達のおすすめアプリ

スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース ベーシックプラン


ここまでの解説でTOEIC800点レベルに到達するために非常に多くのものに手を付けなくてはいけないと思った人も多いのではないのでしょうか?そういう人におすすめなのがスタディサプリENGLISH TOEIC対策コースです。
TOEIC各パートの演習問題をやりながら神授業で有名な関先生の動画講義を受講できます。基礎英文法についての動画講義と演習問題もあり、英単語1,580語、実践問題集20テスト分も収録しているため、スタディサプリのみでTOEIC800点レベルのみならず、900点も狙える実力をつけられます。
>>スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース ベーシックプランの公式へ
もし1人で継続していく自信がなければ、同じスタディサプリENGLISH TOEIC対策コースにパーソナルコーチプランが用意されており、好きな時にパーソナルコーチに質問できたり、一緒に学習計画を立て、進捗を報告して励ましてもらうことなどでモチベーションを維持できるので活用してみるのも良いでしょう。
>>スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース パーソナルコーチプランの公式へ

TOEIC800点レベルは評価されるが英会話できないレベル

TOEIC800点レベルは上位13%に入る必要があり、難易度は高いです。
TOEIC800点を取得していると必須となる企業に対しては有利になりますが、必須とする企業はそれほど数が多いというわけではなさそうです。一方で英語能力を有している人の採用需要は高いですから、TOEICはその通過点として短期間で800点を取得して、その後に英会話スクールなどに通ってコミュニケーション能力を高めることをおすすめします。
 

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