レアジョブのディスカッション教材「デイリーニュースアーティクル(Daily News Article)」を使ってみたいけど、なんだか難しそう、いまいち使いこなせていない気がする・・・と思っている方も多いのではないでしょうか?
この記事では、レアジョブユーザーである私が、Daily News Articleのレベルや効果的な使い方などについてお伝えします。
Daily News Articleのレベルは「中級者以上」
レアジョブのディスカッション教材「デイリーニュースアーティクル(Daily News Article)」は、レベル7〜10に設定されています。
レアジョブのレベル7は「詳細な説明ができ、会議に難なく参加できる」のが目安とされており、中級(Intermediate)の中でも上のクラスです。
使われている単語のレベルも高く、ディスカッションもあるので、英語初心者には難しい内容です。
英語初心者の方は「実用英会話」などでレベルアップをしてから「Daily News Article」に進むのがおすすめです。
「Weekly News Article」と「Daily News Article」の違い
レアジョブのディスカッション教材には「デイリーニュースアーティクル(Daily News Article)」だけでなく「ウィークリーニュースアーティクル(Weekly News Article)」という教材もありますよね。
それぞれ以下のようにレベルや更新頻度、カテゴリー数に違いがあります。
Weekly News Article | Daily News Article | |
レベル | 4〜6 | 7〜10 |
更新頻度 | 週1回(毎週火曜) | 毎日 |
カテゴリー数 | 6種類 | 8種類 |
Weekly News Articleは、Daily News Articleに比べて記事も短く、内容も優しめです。
そのため、Daily News Articleが難しく感じる方はWeekly News Articleを使ってみるのがおすすめです。
この記事では、Daily News Articleについてお伝えしますが、Weekly News Articleも基本的な教材の構成は変わらないので、Weekly News Articleを使っている方も参考にしてみてください。
Daily News Articleの効果的な使い方
それでは、私が実践しているDaily News Articleの効果的な使い方についてご紹介します。
1. 記事を選ぶ時の3つのポイント
Daily News Articleは、毎日新しい記事が追加され過去の記事も蓄積されているので、どの記事を選ぶべきか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?
こちらでは、Daily News Articleを選ぶ時のポイントを3つご紹介します。
選び方1. 興味のあるものを選ぶ
まずは、自分が興味のあるトピックです。
自分の興味のあるトピックだと、内容も入ってきやすいですし、何より楽しく学ぶことができます。
Daily News Articleは過去の記事も見ることができるので、自分の興味のある分野のワードで記事を検索するのもいいでしょう。
選び方2. パッと見てある程度理解できるものを選ぶ
Daily News Articleは、レベルが7〜10までと幅があり、記事によって難易度が違うにもかかわらず、各記事がどのレベルかは記載がありません。
そのため、記事をパッと見てある程度理解できるものを選ぶことが大切です。
具体的に言うと、わからない単語が記事の1段落あたり1〜2個程度あるものがベストです。
難しすぎるものを選んでしまうと、ボキャブラリーの確認や記事の内容理解だけでも時間がかかってしまいディスカッションには向きませんし、負担が増えてモチベーションも下がってしまいます。
選び方3. 興味のない分野はボキャブラリー対策として
興味のない分野の記事は、自分の知らない単語やフレーズが出てくる可能性が高いので、ボキャブラリーを鍛えたい方におすすめです。
また、あまり馴染みのないトピックに関してディスカッションすることで自分の経験値も増えるので、どんな人とも抵抗なく英会話を楽しめるようになります。
しかし、毎日興味のない分野の記事でレッスンを受けているとあまり面白くないので、私はたまにレッスンで使う程度で、隙間時間の読み物として活用しています。
2. 予習復習を必ず行う
他の教材にも共通することですが、Daily News Articleを効果的に使うためには、予習・復習が欠かせません。
特にDaily News Articleは、出てくる単語や文章のレベルが高いので、少なくとも予習は必ずしておかないとレッスン自体がうまく進みません。
具体的な予習・復習の仕方については後ほどご紹介します。
3. レッスンはディスカッションに時間をかける
ディスカッションは、自分の意見を即座に英語で話す訓練ができるので、英会話のレベルアップには非常に効果的な練習方法です。
そのため、Daily News Articleを使う時も、ディスカッションの時間をできるだけ長くすることがレッスンの効果を上げるポイントになります。
できるだけディスカッションの時間を長く確保するためには、予習をする他に、レッスンのはじめのあいさつや自己紹介を簡潔に終わらせてすぐレッスンに入るようにすることも大切です。
レッスンを予約する時に「自己紹介の時間を短くしてほしい(名前の確認程度)」というリクエストがあるので、ここにチェックをして予約するようにしましょう。
中上級者は記事の要約にチャレンジ
ディスカッションにある程度慣れてきて、自分の意見を言うことに抵抗がなくなってきた方は、記事の要約にチャレンジしてみることをおすすめします。
記事の要約は、記事の内容を理解した上で要約した文章を構築しなければならないのでとても難しいですが、頭を使ってとても充実したレッスンになるのでぜひトライしてみてください。
同じ内容のレッスンを違う講師で受ける
Daily News Articleは、同じ記事を使って別の講師のレッスンを受けてみるのもおすすめです。
習った単語をもう一度使うことでより定着しますし、1回目の講師とは違う意見が聞けてより深くディスカッションすることができます。
Daily News Articleの構成とレッスンの流れ
Daily News Articleの効果的な使い方が理解できたところで、Daily News Articleの教材の構成やレッスンの流れについてお伝えします。
1. 記事を選んで予習する
まずは記事を選んで予習をするところから。
予習はレッスンまでの隙間時間に行えばOKです。
具体的に予習内容をまとめると、
- Unlocking Word Meaningsの新しい単語の意味と発音を確認
- 記事を音読
- 記事の音声を聞く
- わからないところをまとめる
- ディスカッション用に自分の意見をまとめる
など、30分〜1時間程度かけて予習しています。
わからない部分は、講師に質問できるよう、メモしておく程度で大丈夫です。
2. タイトルを読み上げる
レッスンが始まり、はじめのあいさつが終わると、レッスンで使う教材の確認をします。
Daily News Articleの場合は、記事のタイトルを読み上げるように講師から言われるので、タイトルを声に出して読み上げます。
3. 記事のトピックに関して講師から質問される
タイトルを読み上げた後、講師が記事のトピックに関する質問を行います。
ちょっとしたトピックトークのような感じですね。
例えば、世界一大きな望遠鏡が壊れたという記事のレッスンでは「天文学に詳しい?」「空を見ながらどの方角に何の星があるか説明できる?」などの質問をされました。
4. Unlocking Word Meaningsを音読し、単語の意味と例文を学ぶ
Unlocking Word Meaningsは、記事内に出てくる単語を5つピックアップして、単語の意味と例文を説明している部分です。
レッスンでは、上から順番に単語と単語の意味、例文を音読していきます。
この部分は、予習をして特に疑問に思うことがなければ「予習をして理解しているからスキップしたい」と言って次に進んでOKです。
予習で単語の意味や発音に関してわからないことがあった場合は講師に確認しましょう。
5. Article(記事)の音読と質疑応答
記事を音読し、記事に関する質疑応答を行います。
質疑応答は、講師によって2、3段落ごとに音読を止めて質問をする講師もいれば、すべて記事を読み終えてから質問をする講師もいます。
記事内の単語や文章、内容に関して疑問があれば、ここで積極的に質問しましょう。
ちょっと疑問に思ったことでも質問してみると、講師の答えに思わぬ発見があることもありますし、質問力も鍛えられてレッスンがより充実したものになります。
6. Viewpoint Discussion(ディスカッション)
音読が終わって、記事の内容がしっかり理解できたら、ディスカッションに進みます。
ディスカッションは、Discussion AとDiscussion Bに分かれており、レッスンの進み具合によって片方だけ選ぶ時もあれば両方ともディスカッションする時もあります。
また、講師によっては講師オリジナルの質問をしてくれる場合もあります。
ディスカッションをする時のポイントは、間違いを恐れず、積極的にどんどん発言すること。
慣れてくれば、自分の意見を言うだけでなく、積極的に講師の意見を聞いて話を広げる工夫をしてみましょう。
講師の意見を聞くことで多様な考え方を知れるだけでなく、記事に載っていない関連した単語や表現を学ぶことができます。
7. 記事の要約
ディスカッションが終わってまだレッスン時間が残っていれば、記事の要約を行います。
講師によってはディスカッションの前に「記事を要約してみて。」と投げかけてくる講師もいます。
ディスカッションに時間がかかるので、記事の要約に重点を置きたい方は、ディスカッションの前に「記事の要約をしたい」と講師に伝えて、ディスカッションより先に要約を済ませることをおすすめします。
レッスンの終了時間が近づくと、フィードバックをもらってレッスン終了です。
8. レッスン時間内に終わらないこともある
以上のようにレッスンは進みますが、最初のうちはレッスン時間内にすべて終わらないことが多いです。
すべて終わらない場合は、復習で続きを自習してもいいですし、もう一度同じレッスンを違う講師としてディスカッションや要約を重点的に行うのもおすすめです。
9. 復習する
復習では、レッスンで新しく学んだところだけでなく、ディスカッションでつまずいたところや言いたかったのに言えなかったところを確認します。
私はレッスンの終わった直後と翌日のレッスンの予習前の2回復習するようにしています。
そうすると、レッスンで学んだことがより確実に身につくのでおすすめです。
Daily News Articleの特徴
ここまでDaily News Articleのレベルや効果的な使い方、レッスンの流れについてご紹介してきましたが、ここでDaily News Articleの特徴について簡単にご紹介します。
特徴1. 毎日新しい記事が更新される
Daily News Articleは、その名の通り毎日新しいニュース記事が更新されるディスカッション教材で、いつも一番新しい記事がトップページに載せられています。
2017年3月から運用されており、過去の記事はすべて残っているので、遡って記事を探すことも可能です。
特徴2. 時事ニュースをはじめ、全8種類のカテゴリーから選択できる
Daily News Articleは、以下の8種類のカテゴリーに分けられます。
- 1. Business(ビジネス)
- 2. Education / Family(教育・家族)
- 3. Health(健康)
- 4. Human Interest(ヒューマンインタレスト)
- 5. Lifestyle / Entertainment(ライフスタイル・エンターテイメント)
- 6. Science / Environment(科学・環境)
- 7. Sports(スポーツ)
- 8. Technology / Innovations(テクノロジー・イノベーション)
トップページ上のメニューバーか右下にあるカテゴリーから、カテゴリーで絞ってニュースを検索することができます。
特徴3. ディスカッションパートがある
Daily News Articleはディスカッション力を鍛えるための教材です。
カテゴリーも多く、トピックもより複雑なものが多いので、いろんなトピックに対して柔軟に自分の意見を言えるようになりたい方、日常英会話からさらにステップアップしたい方、ボキャブラリーを鍛えたい方にとてもオススメです。
特徴4. ネイティブの音声がついており、速度を調節できる
Daily News Articleは、各記事に必ずネイティブによる音声がついており、記事を読み上げてくれます。
この音声は、速度調節やダウンロードも可能なので、発音の確認やリスニング、シャドーイングなど自習学習にぜひ活用してみましょう。
特徴5. Podcastで音声を聞くことも可能
Daily News ArticleはPodcastも用意されており、毎日音声で英語のニュースを聞きたい方にもぴったりです。
Daily News ArticleのPodcastのいいところは、各記事(各エピソード)の詳細ページに記事が記載されているところ。
レアジョブの教材ページをわざわざ開かなくても、記事の文章を見ながらリスニングができるので非常に便利です。
特徴6. レアジョブ会員でなくても利用可能
Daily News Articleは、Podcastも含めレアジョブ会員でなくても利用可能です。
レッスンで講師とディスカッションをするのが英会話には効果的ですが、独学でリーディングやリスニング、ボキャブラリーを鍛えている方にもおすすめの教材です。
レアジョブの「Daily News Article」は使い方次第で英語力アップに効果あり
この記事では、レアジョブのディスカッション教材「デイリーニュースアーティクル(Daily News Article)」のレベルや効果的な使い方などについてご紹介しました。
Daily News Articleは、使い方を工夫すると英語力をしっかり鍛えられる優秀な教材です。
私がここでご紹介した使い方以外にも、自分なりに使い方をカスタマイズしてみてくださいね。
レアジョブ全体の特徴や基本情報については以下のリンクからご覧ください。
>>レアジョブの特徴および基本情報