「有終の美を飾る」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには3つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。
意味:物事をやりとおし、最後を立派に仕上げること。結果が立派であること。
- I did it to perfection.
- bring (something) to a successful conclusion
- round off
I did it to perfection.
- 意味:立派に仕上げた。
- 用語:perfection:完璧、完成
解説
こちらは英語のことわざではなく、「有終の美を飾る」と同じ意味の英語表現です。
「to perfection」を動詞の後に付けると、「立派に仕上げをする」のニュアンスが加わり、「fulfill(果たす、実現する、満足させる)」「do(行う、行動する)」のような動詞と一緒に使われます。
「Done to perfection.(完璧にやり遂げた。)」と言い換えられることもあり、こちらは現在完了の「Have done」が省略されたもので、過去形の「did」よりも完了のニュアンスが強くなります。
bring (something) to a successful conclusion
- 直訳:〜を成功裏な結末へと導く
- 意味:結果が立派である
- 用語:successful:成功した、合格した / conclusion:結論
解説
こちらも英語のことわざではなく、「有終の美を飾る」に近い意味を英語で表現したものです。
文中の(something)には、仕事や試合など有終の美を飾った対象の言葉が入ります。(「project」や「work」など)
ここで使われている「bring (something) to〜」は「(何かを)〜へ導く」というフレーズで、日常会話でも非常によく使われます。
「a succsessful conclusion」は「良い結果、上出来」という意味になり、いい結果に導くことから、結果が立派であるという意味になります。
round off
- 意味:角を落とす、完結させる、手際良く仕上げる
解説
こちらも英語のことわざではなく、「bring (something) to a successful conclusion」に似た表現として知られています。
「round off one’s 〜」に有終の美飾る対象を入れて表現することができ、「She rounded off her game by making a goal.(彼女はゴールを見事に決め、試合を有終の美で飾った。)」、「It’s not easy to round off your career. (仕事で有終の美を飾るのはそんなに簡単なことではない。)」のように使われます。
「有終の美を飾る」の英語表現について解説しました。
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