「渡る世間に鬼はない」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには3つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。
【渡る世間に鬼はない】
意味:世の中には無情な人ばかりがいるのではなく、困ったときには助けてくれる情け深い人もいるものだ。
意味:世の中には無情な人ばかりがいるのではなく、困ったときには助けてくれる情け深い人もいるものだ。
- Don’t distrust everyone.
- There is no real devil in the world.
- There is kindness to be found everywhere.
Don’t distrust everyone.
- 直訳:みんなを疑うな。
- 意味:周りを信用すれば助けてくれる人もいる。
- 用語:distrust:疑う、不信感を抱く
解説
こちらは英語のことわざではなく、「渡る世間に鬼はない」を表した英語表現です。
みんなを疑うな、の意味から周りを疑わずに信用すれば助けてくれる人もいるだろうという意味合いになります。
「distrust」の同義語としては「discredit(疑う、信用を傷つける)」、「doubt(疑う)」などがあります。
There is no real devil in the world.
- 直訳:この世に真の悪魔はいない。
- 意味:周りにはたくさん優しい人がいる。
- 用語:real:本当の、本物の / devil:悪魔
解説
こちらも英語のことわざではなく、「渡る世間に鬼はない」を英語で表したものです。
「鬼」は英語で「demon」ですが、英語表現では「devil(悪魔)」が使われています。
「There is no…(〜はない)」の表現は日常会話でも非常によく使わるので、ぜひ覚えておきましょう。
There is kindness to be found everywhere.
- 直訳:親切は至るところで見つかる。
- 意味:悪い人ばかりではなく親切な人はたくさんいる。
- 用語:kindness:親切 / everywhere:至るところで、どこでも
解説
こちらは「There is no real devil in the world.(この世に真の悪魔はいない。)」とは逆説の言い方で、ストレートにこの世には親切な人はたくさんいるということを表す表現です。
ここで使われている「to be found」は受け身で「見つけられるべき」という意味になります。
「渡る世間に鬼はない」の英語表現について解説しました。
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