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「月とすっぽん」を英語で言うと?

「月とすっぽん」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには5つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。

【月とすっぽん】
 意味:比較にならないほど違う。
  • as different as night and day
  • as different as chalk and cheese
  • apples and oranges
  • poles apart
  • There’s no comparison.

as different as night and day

解説

この言葉の由来は不明ですが、「月とすっぽん」のように比較にならないほど完全に違うものに対して使われる英語表現です。
会話では、
A and B(They)are as different as night and day.
のように、前に主語 + be動詞をつけて使います。

as different as chalk and cheese

解説

先ほどの言葉と同じ言い回しですが、今度は「chalk(チョーク)」と「cheese(チーズ)」というよく似た音韻でまったく違うものを並べた英語表現です。
主にイギリス英語やオーストラリア英語で使われます。

apples and oranges

解説

この表現は、イングランドの博物学者ジョン・レイが1670年に出版したことわざ集に収められた「apples to oysters(牡蠣にリンゴ)」ということわざから派生しました。
「apples to oysters(牡蠣にリンゴ)」は「オレンジは牡蠣に合うけど、リンゴだと牡蠣にはまったく合わない」といったニュアンスで、ここからリンゴとオレンジがまったく性質の異なる比較のしようがないもののたとえとして使われるようになりました。
会話では
A and B(They)are like apples and oranges.
のように使うといでしょう。

poles apart

解説

「pole」は北極や南極などの天体の極、電極(+とー)、磁極(NとS)などを意味することから、「poles apart」は性格や考え方などが正反対である2人に対して使います。
たとえば兄弟で正反対の性格を持っている場合、
My brother and I are poles apart in personality.(私と兄は正反対の性格だ。)
となります。

There’s no comparison.

解説

この言葉は「月とすっぽん」の意味の英訳に近い表現です。
「比較できないほど同じ」と勘違いしやすいですが、「比較できないほど違う」という意味なので注意しましょう。
また同じ性質があるものに対しても、どちらかがとても優れていて、優劣がはっきりしている場合にも使われ、「一目瞭然」に近いニュアンスもあります。
 
「月とすっぽん」の英語表現について解説しました。
 
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