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「捕らぬ狸の皮算用」を英語で言うと?

「捕らぬ狸の皮算用」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには4つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。

【捕らぬ狸の皮算用】
 意味:手に入るかどうかわからないものを当てにして計画を立てる。
  • Don’t count your chickens before they hatch.
  • Never spend your money before you have it.
  • First catch your hare.
  • Catch your bear before you sell its skin.

Don’t count your chickens before they hatch.

解説

この言葉は、イソップ物語に由来することわざと言われています。
まだ確信がなく実際に起こるかわからないことを期待して、何か行動をしてしまう楽観的な考え方を戒めるフレーズです。
He counted his chickens before they hatch.
のように、主語を付けて時制を変えることもできます。

Never spend your money before you have it.

解説

このことわざは、第三代アメリカ合衆国大統領で、アメリカ合衆国建国の父の一人と言われるトーマス・ジェファーソンが残した名言です。
トーマス・ジェファーソンは「ジェファーソンの十戒」という生活に役立つ10のルールを提示しましたが、このことわざはそのうちの1つです。
たとえば、翌月の給料がいくらかわからないままクレジットカードを使いすぎ、翌月支払いができないなど、特にお金が絡む状況に対して使われます。

First catch your hare.

解説

この言葉は、18世紀のイギリスの料理作家ハナー・グラスのベストセラー「The Art of Cookery made Plain and Easy」という料理本で登場したのが初めてだと言われています。
First catch your hare(then cook it).(はじめに野うさぎを捕まえて、それから調理しなさい。)
と考えるとわかりやすいでしょう。
また「hare(野うさぎ)」の部分を変えて、

と言われることもあります。

Catch your bear before you sell its skin.

解説

この言葉の由来は不明ですが、日本語の「捕らぬ狸の皮算用」のタヌキをクマに変えたような英語表現です。
上記3つの英語のことわざに比べると知名度は低いですが、「捕らぬ狸の皮算用」と全く同じ意味を持つことわざです。
 
「捕らぬ狸の皮算用」の英語表現について解説しました。
 
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