「住めば都」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには5つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。
意味:どんな所でも、住み慣れるとそこが居心地よく思えてくる。
- To every bird, his own nest is beautiful.
- Home is where you make it.
- Wherever you live is the best place.
- Anywhere is home once you get used to it.
- Home is home, be it ever so homely.
To every bird, his own nest is beautiful.
- 直訳:どの鳥にとっても自分自身の巣が美しい。
- 意味:誰しも自分の家が一番心地よい。
- 用語:nest:巣
解説
この言葉は、イタリアのことわざが英訳されたものです。
「住めば都」の意味とは少し異なりますが、「やっぱり自分の家が一番だな」と言いたい時に使える表現で、英語の「home sweet home」と近い意味があります。
Home is where you make it.
- 直訳:家は自分がうまくやれる場所である。
- 意味:家が一番心地よい場所である。
解説
この言葉はことわざではありませんが、「住めば都」に相当する英語表現としてしばしば使われます。
「make it」は「成功する、うまくいく、間に合う」など、たくさんの意味がありますが、「うまくやれる場所=心地よい場所」と解釈すればいいでしょう。
「どんなところでも、自分がなんでも思うようにできる場所になれば、そこが家となる」「心地よい空間は、自ら作っていくものだ」といったニュアンスです。
Wherever you live is the best place.
- 直訳:あなたの住むところが最高の場所だ。
- 意味:どんなところでも住めば心地よい場所になる。
解説
この言葉は「住めば都」を英訳した表現です。
「どんなにひどい環境でも、住み慣れてしまえば自分にとって一番居心地のいい場所になる」というシンプルでわかりやすい言い回しですね。
Anywhere is home once you get used to it.
- 直訳:どんな場所でも一度慣れれば家になる。
- 意味:どんなところでも慣れれば心地よい場所になる。
解説
こちらも「住めば都」に相当する英語表現です。
先ほどの「Wherever you live is the best place.」と同じニュアンスですね。
「get used to 〜」は「〜に慣れる」という意味で、日常会話で頻繁に使われる表現なので覚えておきましょう。
Home is home, be it ever so homely.
- 直訳:たとえどんなに質素でも家は家だ。
- 意味:どんな家でも住んでいれば心地良くなるものだ。
- 用語:homely:質素な、ありふれた
解説
この言葉も「住めば都」に近いニュアンスの英語表現です。
「homely」には「家のように心地よい」という意味もありますが、ここでは「質素な、魅力のない」という意味で使われています。
広い家やおしゃれな装飾、家具などは、誰もが憧れるものですが、なくても住めば自分にとって一番心地よい場所になる、ということですね。
「住めば都」の英語表現について解説しました。
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