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「朱に交われば赤くなる」を英語で言うと?

「朱に交われば赤くなる」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには5つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。

【朱に交われば赤くなる】
 意味:人は付き合う人の良し悪しによって善悪どちらにも感化されるものだ。
  • Show me your friends, and I’ll show you your future.
  • He who touches pitch shall be defiled.
  • Bad company corrupts good morals.
  • If you lie down with dogs, you will get up with fleas.
  • One rotten/bad apple spoils the barrel.

Show me your friends, and I’ll show you your future.

解説

このことわざの由来は不明ですが、「朱に交われば赤くなる」と同じ意味を持つ英語表現です。
人間は周りの人や環境に影響を受けやすいので、人付き合いや友達選びをおろそかにしてはいけないという戒めの意味があります。

He who touches pitch shall be defiled.

解説

このことわざは、アポクリファ(ユダヤ教・キリスト教の聖書外典)に由来する言葉です。
松やにが手についたら何度洗ってもなかなか取れないように、悪い人たちと付き合ったり違法なことに手を出したりすると、健全な人間に戻るのは難しいことを表現しています。
「悪い人たちとは付き合うな」「悪いことには手を出すな」といった警告するニュアンスがあります。

Bad company corrupts good morals.

解説

このことわざは、新約聖書の書簡の1つであるCorinthians(コリントの使徒への手紙)に由来する言葉です。

と表現されることもあります。
「company」は、本来「誰かと一緒にいる状態」を表す単語で、「会社」という意味の他に「交際」「仲間」「同伴」といった意味でもよく使われるので覚えておきましょう。

If you lie down with dogs, you will get up with fleas.

解説

このことわざは、18世紀に活躍したアメリカの政治家兼物理学者ベンジャミン・フランクリンが書いた「Poor Richard’s Almanack(貧しいリチャードの暦)」に由来しています。
これまでご紹介した言葉と同じように「友人選びは慎重にすべきだ」「評判の悪い人とは付き合わない方が良い」といった警告の意味が含まれています。

One rotten/bad apple spoils the barrel.

解説

この言葉は、14世紀のラテン語のことわざに由来しています。
ある個人が原因で組織全体がダメになってしまうことを、樽の中に腐ったリンゴが1つでもあると他のリンゴもダメになってしまう様子に例えています。
「どんなに良い組織でも悪い影響はすぐに広がってしまう」といったニュアンスで、会社や行政組織に対して使われることが多いです。
このことわざから派生して、「bad apple」には「集団の中で問題を起こす人」「周りに悪い影響を与える人」「問題児」といった意味があります。
 
「朱に交われば赤くなる」の英語表現について解説しました。
 
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