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「触らぬ神に祟りなし」を英語で言うと?

「触らぬ神に祟りなし」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには4つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。

【触らぬ神に祟りなし】
 意味:その物事に関わりさえ持たなければ災いを招くことはない。めんどうなことに余計な手出しはしない方がよい。
  • Let sleeping dogs lie.
  • If it isn’t broken, don’t fix it.
  • Far from Jupiter, far from his thunder.
  • Don’t ask for trouble.

Let sleeping dogs lie.

解説

これは、ラテン語のことわざが元になった言葉です。
「面倒になりそうなこと」を「目を覚ますと吠えたり噛んだりする可能性がある犬」にたとえているのがわかりやすいですよね。
何かトラブルになりそうなことに対して、「そっとしておいた方がいいんじゃない?」と言いたい時に付け加えるといいでしょう。

If it isn’t broken, don’t fix it.

解説

この言葉は、1970年代にアメリカ大統領の元で管理予算局長を務めた実業家バート・ランスが用いたのが初めてだと言われています。
「現状満足できているものはそのままにしておいた方が良い」「手を加えてしまうことでかえって状態が悪化してしまう」といったニュアンスがあります。

Far from Jupiter, far from his thunder.

解説

この言葉はラテン由来のことわざです。
ここでのJupiterは、木星ではなく、ローマ神話に出てくる神ジュピターを指しており、ジュピターは天空や気象現象(特に雷)を司るとされています。
神をモチーフにしているので「触らぬ神に祟りなし」と例え方も意味もほぼ同じですね。

Don’t ask for trouble.

解説

この言葉はことわざではありませんが、日常会話でよく使われるフレーズです。
「ask for trouble」は「災難や困難に見舞われるような原因を自ら作ってしまう」という意味で、「墓穴を掘る」「自分で自分の首を絞める」と似たニュアンスがあります。
そのため「Don’t ask for trouble.」は「トラブルに繋がるようなことはするな。」「余計なことはするな。」と言いたい時に使うといいでしょう。
 
「触らぬ神に祟りなし」の英語表現について解説しました。
 
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