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「能ある鷹は爪を隠す」を英語で言うと?

「能ある鷹は爪を隠す」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには4つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。

【能ある鷹は爪を隠す】
 意味:実力のある者ほど、それを表面に現さない。
  • A wise wolf hides its fangs.
  • Cats hide their claws.
  • Who knows most, speaks least.
  • Still water runs deep.

A wise wolf hides its fangs.

解説

こちらは日本語の「能ある鷹は爪を隠す」のことわざと、非常に似ているアメリカのことわざです。
動物の種類が違うだけで、背景に込められている意味も全く同じになります。
同じ意味を持つ表現の中で、このことわざが一番使われる表現です。

Cats hide their claws.

解説

こちらも日本語のことわざとは違い、鷹ではなく猫での表現になります。
賢い猫は爪を隠してネズミに近づくという意味で、「能ある鷹は爪を隠す」に最も近い意味で使われる英語のことわざです。
例えば、「普段は地味な人が、プライベートはとても華やかだった」のように、いつもとは違う一面が見えた時に、いい意味でも悪い意味の両方で使う事が出来ます。

Who knows most, speaks least.

解説

こちらも全く鷹に関して触れていない表現ですね。
人について描写されている表現なので、「能力のある人ほどその能力をひけらかさない」の意味がイメージしやすいかと思います。
英語圏ではとにかく口に出して表現しないと伝わらないということで、なんでもかんでも話せばよいのかと思いがちですが、賢者のような人が物静かであるのは日本と同じようです。

Still water runs deep.

解説

この言葉は人を川にたとえた表現で、「静かな川」は「口数が少ない人」、「川の深さ」は「人の思慮深さ」と考えると理解しやすいでしょう。
「still」は副詞の「まだ、いまだに」という継続の意味で使われるのが一般的ですが、ここでは形容詞の「静かな」という意味で使われています。
ここでの「deep」という単語は、人間性や言葉の重みなどを表現する日本語の「深い」と同じで、人間性の深遠さをイメージさせています。
山奥の渓流のようなザーザーと流れる「騒がしく浅い川」と対比されています。
 
 
 
「能ある鷹は爪を隠す」の英語表現について解説しました。
 
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