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「虎穴に入らずんば虎子を得ず」を英語で言うと?

「虎穴に入らずんば虎子を得ず」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには5つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。

【虎穴に入らずんば虎子を得ず】
 意味:危険を冒さなければ、大きな成功は得られない。
  • Nothing ventured, nothing gained.
  • No pain, no gain.
  • Fortune favors the brave.
  • The more danger, the more honor.
  • no risk, no reward.

Nothing ventured, nothing gained.

解説

この言葉は、14世紀のイギリスの詩人ジョフリー・チョーサーが作ったことわざと言われており、1546年に出版されたジョン・ヘイウッドのことわざ集にも収められています。
「venture」は「リスクがあるのをわかった上で先に進む、冒険する」という意味を表す動詞で、新しいサービスやビジネスを展開する成長過程にある企業を指す「ベンチャー企業」もここから来ています。

No pain, no gain.

解説

この言葉の由来は諸説あり、17世紀のイギリスの詩人ロバート・ヘリックに由来する説や、18世紀のアメリカの政治家ベンジャミン・フランクリンに由来する説などがあります。
「苦労なしに成功や上達はあり得ない」「価値のあるものを得るにはそれなりの苦労が必要である」と言いたい時に使える口語表現です。
「no A, no B(AのないBはない)」という形は他でもよく使われるフレーズなので覚えておきましょう。
No gain without pain.」と言われることもあります。

No risk, no reward.

解説

こちらも「no A, no B」を使った言葉で、由来は不明ですが先ほどの「No pain, no gain」と同様によく知られた英語表現です。
ビジネスの場では、成功者になるために必要なマインドとして使われることが多く、ある程度のリスクを承知の上で大胆な決断をしなければいけない場面などで使われます。

Fortune favors the brave.

解説

この言葉は、ヨーロッッパの古いことわざです。
Fortune favors the bold.(幸運は大胆を好む。)」と言われることもあり、「成功するには勇敢に立ち向かう姿勢や思い切った行動が必要である」という意味があります。

The more danger the more honor.

解説

この言葉はアメリカのことわざで、比較級の構文「more 〜, more …(〜すればするほど…になる)」を使った表現です。
リスクが伴うことや誰もやらないようなことに挑戦すると、人々の批判を受けたり苦労したりすることも多いですが、その分成功した時の注目や賞賛も大きいと言うことですね。
 
「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の英語表現について解説しました。
 
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