「人は見かけによらぬもの」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには3つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。
【人は見かけによらぬもの】
意味:人の性質や能力は外見からだけでは判断できないものだ。
意味:人の性質や能力は外見からだけでは判断できないものだ。
- You can’t judge a book by its cover.
- Things are seldom what they seem.
- All that glitters is not gold.
You can’t judge a book by its cover.
- 直訳:カバーで本の良し悪しを決めることはできない。
- 意味:見かけだけで物の判断をすることはできない。
- 用語:judge:判断する
解説
こちらは「人は見かけによらぬもの」と近い意味で使われている英語表現です。
最初はつまらなそうな本に思えても、読んでみると面白い世界が広がっていたりすることがあるという例えです。
人に限らず、物事の価値は外見だけで判断すべきでないと、日本のことわざより広い意味になっています。
「Don’t judge a book by its cover.」と言われることもあります。
Things are seldom what they seem.
- 直訳:見かけ通りのものはめったにない。
- 意味:見かけだけでは判断できないことが多い。
- 用語:seldom:めったに〜ない、まれに
解説
見た目通りのものはまれにしかないことから、見た目から判断できることは非常に少ないという意味の表現です。
ここでの「what」は関係代名詞で、「what they seem」が「見かけ通りのもの」という名詞節になっています。
seldom は「めったに〜ない」という意味の副詞で、もしこの「seldom」がなければ「物事は見かけ通りだ」という意味になります。
All that glitters is not gold.
- 直訳:光るものは必ずしも金ではない。
- 意味:外見で物事を判断すべきではない。
- 用語:glitter:輝く、ピカピカ光る
解説
光り輝くものが必ずしも金ではないというものの例えから、外見のみで物事を判断すべきでないという意味になります。
ここでの主語は「all(全てのもの)」で後ろにくる関係代名詞の「that」がついて「輝く全てのもの」という「all」を修飾している文になっています。
「人は見かけによらぬもの」の英語表現について解説しました。
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