「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには3つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。
【下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる】
意味:下手でも数多く試みれば、まぐれ当たりで成功することもある。
意味:下手でも数多く試みれば、まぐれ当たりで成功することもある。
- Fake it till you make it.
- Throw enough mud at the wall, some of it will stick.
- He who shoots often, hits at last.
Fake it till you make it.
- 直訳:成功するまで、成功しているフリをしろ。
- 意味:続けていれば最後には成功する。
- 用語:till:〜まで / make it:成功する
解説
こちらは実際に日常英会話でもよく使われる英語のことわざです。
まずは成功しているフリをしておけば、集客ができて最後に本当に成功するという意味から、続けていれば、最後には成功することもあるという意味です。
「till」は「until」の短縮形で、「fake」は「偽物」という意味の名詞もありますが、「フリをする、成り済ます」という意味の動詞としても使います。
「fake it」と「make it」で韻を踏んでいるので、すごくゴロのいい表現ですね。
誰かに助言するときや、励ますときに使ってみましょう。
Throw enough mud at the wall, some of it will stick.
- 直訳:壁に十分な泥を投げればいくつかは貼りつく。
- 意味:数を打てばいつかは当たる。
- 用語:mud:泥 / stick:くっつく、突き刺す
解説
こちらは「鉄砲」を「泥」に言い換えた表現で、たくさん数を投げればいくつかは壁にくっつく(成功する)だろう、という意味から「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」と同じ意味の表現として使われます。
自分にはできない、と一度の失敗に嘆くよりも、諦めずに何度も挑戦を繰り返していればいずれは良い成果にたどり着くものだ、ということを伝えています。
「Rome was not built in a day.(ローマは一日にしてならず。)」にも通じるところがあります。
He who shoots often, hits at last.
- 直訳:よく撃つ男は、最後には当てる。
- 意味:数を撃てば最後には成功する。
- 用語:at last:最後に、終わりに
解説
射撃が上手でなくとも、数を打てばいずれは的に当たるように、下手でも数をこなせば、まぐれで成功することもあるという意味になります。
ここでは関係代名詞の「who」が使われ、後ろの文が「He」を修飾しています。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」の英語表現について解説しました。
>>ことわざ一覧に戻る