「覆水盆に返らず」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには2つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。
【覆水盆に返らず】
意味:一度起きてしまったことは二度と元には戻らない。
意味:一度起きてしまったことは二度と元には戻らない。
- It is no use crying over spilled milk.
- Things done cannot be undone.
It is no use crying over spilled milk.
- 直訳:こぼれたミルクのことを嘆いても無駄である。
- 意味:起きてしまったことを嘆いても無駄である。
- 用語:spilled:こぼれた
解説
こぼれてしまったミルクのことを嘆いても無駄、という意味から、起きてしまったことは元には戻らない、という「覆水盆に返らず」と同じ意味の表現になります。
取り返しのつかない物事の例えとして、こぼれた液体が中国・日本では「水」なのに対して、英語では「ミルク」になっているのが面白いですね。
「it is no use ~ing (〜しても無駄だ)」は、よく使われる構文なのでぜひ覚えておきましょう。
Things done cannot be undone.
- 直訳:やってしまったことは、していないことにできない。
- 意味:一度起きたことは元には戻らない。
- 用語:done:終わった、完了した
解説
一度やってしまったことは、やっていないことにはできない、というストレートな表現です。
失敗したことを悔やんでいる人を励ますのにぴったりの表現です。
「things」の部分が「what」に変わって「What is done cannot be undone.」と言われることもあります。
「覆水盆に返らず」の英語表現について解説しました。
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