「海老で鯛を釣る」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには3つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。
【海老で鯛を釣る】
意味:わずかな労力や品物で、多くの利益を得る。
意味:わずかな労力や品物で、多くの利益を得る。
- throw a sprat to catch a mackerel
- Venture a small fish and catch a great one.
- A small gift brings often a great reward.
throw a sprat to catch a mackerel
- 直訳:サバを捕るためにニシンを投げる
- 意味:わずかな労力や品物で、多くの利益を得る。
- 用語:sprat:ニシン類の魚 / mackerel:サバ
解説
この言葉は、主にイギリス英語で使われることわざです。
エビがニシン、タイがサバに変わっただけで、全く同じ意味を表します。
サバの代わりにクジラを使って「throw a sprat to catch a whale」と表現されることもあります。
Venture a small fish and catch a great one.
- 直訳:小魚を思い切って投資して、大魚を捕まえよ。
- 意味:わずかな労力や品物で、多くの利益を得る。
- 用語:venture:危険を冒す、思い切って投資する
解説
「venture」は、「リスクがあるのをわかった上で先に進む、冒険する」という意味がある動詞で、新しいサービスやビジネスを展開する成長過程にある企業を指す「ベンチャー企業」もここから来ています。
そのため「小さい資本でビジネスを大成功させた」など、ビジネスの場で使うのにぴったりの表現です。
また、小さい元手で想像以上の利益や大金を得ることを指すので、「一攫千金」にも言い換えることができます。
A small gift brings often a great reward.
- 直訳:小さい贈り物はしばしば大きなお返しをもたらす。
- 意味:わずかな労力や品物で、多くの利益を得る。
- 用語:reward:返礼、報酬
解説
この言葉には魚は出てこないものの、「海老で鯛を釣る」と同じ意味を表すことわざです。
先ほどの「Venture a small fish 〜」は、ビジネスや商売で使える表現ですが、こちらはどちらかというと「ちょっとしたことで大きな得をしてラッキー」のような「棚からぼた餅」にも近いニュアンスがあります。
「海老で鯛を釣る」の英語表現について解説しました。
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