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「塵も積もれば山となる」を英語で言うと?

「塵も積もれば山となる」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには6つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。

【塵も積もれば山となる】
 意味:ごくわずかのものでも、数多く積もり重なれば高大なものとなる。積み重ねを侮ってはいけない。
  • Many a little makes a mickle.
  • Many drops make a shower.
  • Many hands make light work.
  • Every little bit counts.
  • Small things add up to make a big difference.
  • Look after the pennies and the pounds will look after themselves.

Many a little makes a mickle.

解説

このことわざは、16世紀にイギリスで活躍した古物学者ウィリアム・キャムデンの言葉に由来すると言われており、アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンが残した文章にも引用されています。
「mickle」は「たくさん、たくさんの」という意味の単語ですが、古い言葉なので現在では使われていません。
しかしこのことわざでは先人への敬意も込めてそのまま用いられています。

Many drops make a shower.

解説

このことわざの由来は不明ですが、「塵も積もれば山となる」の意味にぴったりの英語表現です。
先ほどの「Many a little makes a mickle.」とよく似た形ですね。
「drop」は名詞で水などの液体や雨などの一滴一滴を指します。

Many hands make light work.

解説

このことわざは、「Sir Bevis of Hampton(ハンプトンのビーヴィズ卿)」という14世紀頃のイギリスで作られたロマンスで用いられたのが始まりだと言われています。
直接的な意味では「塵も積もれば山となる」とは少し異なりますが、「一人の力は小さいけど、それが何十人、何百人にもなれば大きな力となる」と捉えれば、近いニュアンスがありますね。

Every little bit counts.

解説

この言葉の由来は不明ですが、英語圏でよく使われる言い回しです。
「Every little(bit)helps.」と言われることもあります。
節約や貯金など、お金に関する場面で使われることが多いです。

Small things add up to make a big difference.

解説

この言葉の由来は不明ですが、「塵も積もれば山となる」に近い英語表現です。
小さい努力や行いの積み重ねが大きな成果につながることを意味しており、少しずつ努力することの大切さを伝えたい時などに使われます。
It all adds up.」と言われることもよくあるので一緒に覚えておきましょう。

Look after the pennies and the pounds will look after themselves.

解説

この言葉は18世紀に生まれたことわざだと言われています。
「look after」の代わりに「take care」を使って、
Take care the pennies and the pounds will take care themselves.」
と言われることもあります。
100ペンス(ペンスはペニーの複数形)=1ポンドなので、この言葉は「ペニーのような小さいお金でもたくさん集まれば大金になる」と捉えるといいでしょう。
 
「塵も積もれば山となる」の英語表現について解説しました。
 
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