このページでは、映画「マイ・フェア・レディ」より、日常英会話・英語学習に役立つ便利な表現やフレーズについてご紹介します。
「マイ・フェア・レディ」は、言語学の教授がロンドンの下町で生活する言葉遣いの汚い主人公をレディに変えていくミュージカル映画です。ストーリーの始めは下品な英語が出てきますが、イギリスの階級社会を舞台としているので丁寧なイギリス英語・英会話を学べます。
- detestable 憎むべき
- disgusting 胸の悪くなるような
- dialect 訛り
- be willing to 〜するつもりだ
- require 要求する
- vowel 母音
- saucy 生意気な
- make a compliment 褒める
- snivel すすり泣く
- expense 費用
- reasonable 筋の通った
- idle 怠けた
- take advantage of 利用する
- make friends with 〜と友達になる
- Don’t you dare 〜なんかするな
- on purpose わざと
- have patience 辛抱する
- susceptible 感化されやすい
- 映画「マイ・フェア・レディ」のあらすじ
- 映画「マイ・フェア・レディ」を観られる動画配信サービス
detestable 憎むべき
- 時間 :09分43秒
- シーン:ヒギンスとバイスタンダーが話しているのを遮るようにエライザがわめきます。
Higgins:Woman! Cease this detestable boohooing instantly.(女!その憎たらしいブーイングを今すぐやめろ。)
「detestable」は「憎むべき、憎たらしい」という意味の形容詞です。
同義語は「hateful(憎むべき、憎しみに満ちた、嫌な)」「disgusting(全く嫌な、胸の悪くなるような)」などがあります。
例:Many kids find all green vegetables to be utterly detestable.(多くの子供は緑の野菜が本当に憎らしいと思う。)
disgusting 胸の悪くなるような
- 時間 :09分57秒
- シーン:ヒギンスが言い返すようにエライザに罵声を浴びせます。
「disgusting」は「胸の悪くなるような、気持ち悪い、胸くそ悪い」という意味の形容詞です。
同義語は「revolting(ぞっとする、反抗的な、嫌な)」「gross(とんでもない、悪食の)」などがあります。動詞は「disgust(むかむかさせる)」です。
例1:I stepped on the dog poo this morning. That was so disgusting!(今朝犬のウンチを踏んだんだ。まじで気持ち悪かった!)
例2:What is this smell? Something smells disgusting!(この臭いは何?何か胸の悪くなるような臭いがする!)
dialect 訛り
- 時間 :13分57秒
- シーン:ピッカリングとヒギンスがお互いに会いたがっていたことが判明します。
Higgins:Indian dialects have always fascinated me.(インドの訛りはいつも魅力的だ。)
「dialect」は「訛り、方言」という意味の名詞です。
「dialect」は言葉の使い回しや独特の言い方を主に表し、「accent(訛り)」は人々や地域による発音の特徴を表します。
例:The immigrants spoke an odd dialect of English.(その移民者たちは変な訛りの英語を話した。)
be willing to 〜するつもりだ
- 時間 :23分35秒
- シーン:エライザの父がお金を請いにやってきます。
Doolittle:Just because I ain’t her “lawful husband”.(”正式な夫”じゃないってだけで。)
「be willing to」は「〜するつもりだ」という意味です。
動詞の「will」には「意図する、意思がある」という意味があり、現在進行形で使われることで「〜する意図がある=〜するつもりだ」という意味になります。
「be going to ((動詞))(〜するつもりだ)」は【以前から計画していたことを予定通りするつもり】といったニュアンスが含まれますが、「be willing to」には【〜する気がある、する意思がある】のニュアンスが含まれます。
例1:I’m willing to feed your cat while you’re out of town.(あなたが遠出している間、私が猫の餌やりをしますよ。)
例2:Rob was willing to work with her, but she wasn’t.(ロブは彼女と一緒に働く気があったが、彼女はなかった。)
require 要求する
- 時間 :25分05秒
- シーン:誰かが演説しているのをエライザが聞きつけます。
「require」は「要求する、必要とする、要る」という意味の動詞です。
同義語は「need(必要とする)」「demand(要求する、必要とする)」などがあります。
例1:The work requires ten men for ten days.(その仕事は10人の人手を10日必要とする。)
例2:The position requires over 5 years of experience in the marketing industry.(その役職はマーケティング業での5年以上の経験を必要とする。)
vowel 母音
- 時間 :25分28秒
- シーン:ヒギンスが母音の発音練習をしています。
Pickering:I believe I counted twenty-four.(多分24かな。)
「vowel」は「母音、母音字」という意味の名詞です。
言葉に関連する単語は他にも「consonant(子音)」「syllable(音節)」などがあります。
例1:This vowel change has much to do with the overall accent pattern assigned to each word.(この母音変化はそれぞれの単語に指定される全体のアクセントパターンと大いに関係している。)
例2:There are many more vowels in French than in Japanese.(フランス語には日本語よりはるかに多くの母音がある。)
saucy 生意気な
- 時間 :27分秒56
- シーン:エライザがヒギンスに会いにやってきます。
Eliza:Did you tell him I come in a taxi?(タクシーで来たって彼に伝えたのかい?)
「saucy」は「生意気な、偉そうな」という意味の形容詞です。
不作法でマナーがなく大胆な状態を表します。
「saucy」と一緒に使われる単語は以下のようなものがあります。
- saucy speech(生意気な演説)
- saucy comment(偉そうなコメント)
- saucy word(偉そうな言葉)
- saucy child(生意気な子供)
例:Whether they’re good or bad characters, scandalous or saucy, it doesn’t matter.(彼らが上手いか下手か、恥ずべきか偉そうかどうかは関係ない。)
make a compliment 褒める
- 時間 :29分26秒
- シーン:エライザがヒギンスに座るように言われます。
Eliza:Oh, well, if you’re going to make a compliment of it?(あぁ、もし褒めてくれるんならね。)
Higgins:Sit down!(座れ!)
「make a compliment」は「褒める」という意味です。
「compliment」には「誉める、賛辞を述べる」「褒め言葉、お世辞」などの意味があり、「誉める」という時にはカジュアルな言い方として「make a compliment」「give a compliment」がよく使われます。
例1:I’ll take it as a compliment.(それは褒め言葉として受け取っておくよ。)
例2:She gave me a compliment about my singing.(彼女は私の歌について褒めてくれた。)
snivel すすり泣く
- 時間 :30分37秒
- シーン:エライザがレッスン料が高すぎると泣き始めます。
Higgins:Somebody is going to touch you, with a broomstick, if you don’t stop snivelling. Sit down.(もしすすり泣きをやめないなら、ホウキで叩くぞ。座れ。)
「snivel」は「すすり泣く、鼻をたらす、鼻をすする」という意味の動詞です。
同義語は「whine(泣きべそを書く、哀れな声を出す)」「blubber(泣きじゃくる、泣きながら言う)」などがあります。
例1:Stop snivelling, you got yourself into this mess.(すすり泣くのをやめろ、自分で自分をこんな目に追いやったんだろ。)
例2:I don’t want to see you snivelling like this.(こんな風にあなたがすすり泣いているのを見たくないわ。)
expense 費用
- 時間 :31分24秒
- シーン:ピッカリングがエライザのレッスン代を出す賭けをしようと提案します。
Pickering:I’ll bet you all the expenses of the experiment that you can’t do it. I’ll even pay for the lessons.(賭けをしよう。お前さんができない実験の費用を出す。レッスン代も出すよ。)
「expense」は「費用、経費、出費、支出」という意味の名詞です。
反義語は「income(収入、収益)」です。
例1:The total expense for the project amounts to one hundred million yen.(その事業の経費は1億円にのぼる。)
例2:When the boss checks our expenses it can be pretty dicey. (ボスの経費チェックは厳しいね。)
reasonable 筋の通った
- 時間 :32分31秒
- シーン:ヒギンスがエライザにゴミ置き場で寝るように言います。
Mrs. Pearce:You must be reasonable, Mr. Higgins really you must. You can’t walk over everybody like this.(道理に合わないといけませんよ、ヒギンスさん、本当に。こんな風にみんなを踏みつけてはいけません。)
「reasonable」は「筋の通った、道理に合った、もっともな」という意味の形容詞です。
反義語は「unreasonable(筋の立たない、不当な、理にかなってない)」です。
日本語の「リーズナブル」は「安い」のイメージがありますが、本来は【価値に対して妥当な値段】という意味で「お買い得」といった意味を持っているわけではありません。
例:I like my teacher because she gives us resonable amount of homework assignments.(私の先生は理にかなった量の宿題を出すから好きだ。)
idle 怠けた
- 時間 :36分06秒
- シーン:ヒギンスがエライザにここでのルールを教えます。
「idle」は「怠けた、無駄な、重要でない」という意味の形容詞です。
動詞として「怠ける、無駄に過ごす、(エンジンや機械が)空回りする」などの意味も持ちます。
例1:It’s time that you stopped wasting your youth on idle pastimes.(怠けた娯楽に若い日々を無駄にするのをやめる時だ。)
例2:His failure was due to his idle life.(彼の失敗は彼の怠けた生活のせいだ。)
take advantage of 利用する
- 時間 :39分52秒
- シーン:ピッカーリングがヒギンスに忠告をします。
Pickering:I hope it’s clearly understood that no advantage is to be taken of her position.(あの子の弱みにつけ込むことはなしというのは、はっきり分かっているだろうね?)
「take advantage of」は「利用する、につけ込む」という意味です。
名詞の「advantage」には「有利な点、優位、利益」などの意味があり、それを取ることで「利用する、つけ込む」の意味になります。
ちなみに「advantage and disadvantage」は「損得、長所と短所、利点と欠点」などの意味で使われます。
例1:You should take advantage of this oppotunity.(君はこの機会を利用する方がいい。)
例2:She took advantage of his absence to meet her lover.(彼女は彼の不在につけ込んで、愛人に愛人に会っていた。)
make friends with 〜と友達になる
- 時間 :40分16秒
- シーン:ピッカーリングがヒギンスに女性が関わっても、良い人でいられるのか、と問います。
「make friends with」は「〜と友達になる」という意味のフレーズです。
この言い回しはとてもネイティブっぽい言い方で、直訳だと「〜と友達を作る」ですが、転じて「〜と友達になる」という意味になります。
対象となる人物が一人でも「friends」の複数形の形になるので注意しましょう。
例1:Have you made friends with the new cat?(新しい猫ともう友達になれた?)
例2:I tried to make friends with him, but it’s really hard.(彼と友達になろうとしたけど、かなり厳しい。)
Don’t you dare 〜なんかするな
- 時間 :45分02秒
- シーン:エライザの父が同僚に仕事の話はするなと言います。
「Don’t you dare」は「〜なんかするな」という意味です。
動詞の「dare」には「大胆にも〜する、恐れずに〜する、ずうずうしくも〜する」などの意味があり、命令形の「Don’t dare doing」の形で「〜なんか間違ってもするな」という強い警告の意味になります。
「Don’t you dare」と間に「you」を入れることにより、相手を指定して忠告する更に強い警告になります。
例:Don’t you dare thinking to meet my daughter again.(私の娘にもう一度会おうなんて考えるなよ。)
on purpose わざと
- 時間 :53分32秒
- シーン:エライザの父がヒギンスの屋敷に乗り込んできます。
「on purpose」は「わざと」という意味です。
名詞の「purpose」には「目的、用途、意図、決意」という意味があり、「意図上の」という直訳から「わざと」という意味になります。文脈に置かれ、副詞として使われます。
反義語は「by accident(偶然に)」「unexpectedly (思いがけず)」などがあります。
例1:Do you think he made that mistake on purpose?(彼がわざとその間違いをしたと思いますか?)
例2:Did you break the window on purpose or by accident?(君はわざと窓を壊したのか、それとも偶然?)
have patience 辛抱する
- 時間 :1時間00分05秒
- シーン:ヒギンスがエライザに母音を正しく発音しろときつく言います。
「have patience」は「辛抱する、我慢する」という意味です。
名詞の「patience」には「忍耐、我慢、辛抱」という意味があり、「have」と一緒に使うことで「辛抱する、我慢する」という意味合いになります。
「be patient」と言い換えることもできます。
例:You should have more patience with kids, kids are that kind of creature.(君は子供に対してもうちょっと辛抱した方がいい、子供はそういう生き物だよ。)
susceptible 感化されやすい
- 時間 :1時間28分04秒
- シーン:お茶会にてみんなが集まり話をしています。
Mrs. Eynsford:I do hope we won’t have any unseasonable cold spells.(季節外れの流感が流行らないことを祈りますわ。)
Mrs Eynsford:They bring on so much influenza and the whole of our family is susceptible to it.(インフルエンザがとても流行って、私の家族全員がインフルエンザに対して感化されやすいんです。)
「susceptible」は「感化されやすい、影響されやすい、感化されやすい」という意味の形容詞です。
対象となるものが後ろにくる場合の前置詞は「to」です。
同義語は「sensitive(敏感な、繊細な、感受性の強い)」「vulnerable(弱い、傷つきやすい)」などがあります。
例:I think he’s more susceptible to many things than before.(彼は以前より多くのものに影響されやすいと思う。)
映画「マイ・フェア・レディ」のあらすじ
1910年代のイギリス・ロンドン。イライザ・ドゥーリトルは街で花を売る下品で貧しい娘。
あるとき彼女は言語学者のヒギンズ教授と出会います。
彼女のあまりにひどい訛りと言葉使いに言語学者であるヒギンズ教授は我慢がならず、友人のヒュー・ピカリング大佐に自分ならあの娘を半年で貴婦人に仕立てられると宣言します。
ヒギンズはイライザを半年で立派なレディにできるかどうかピカリングと賭けをすることになります。
かくしてヒギンズはイライザを自分の家に住まわせ大特訓が始まるが … 。
映画「マイ・フェア・レディ」を観られる動画配信サービス
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