このページでは、映画「マスク」より、日常英会話・英語学習に役立つ便利な表現やフレーズについてご紹介します。
「マスク」は、冴えない主人公が、超能力を持った黄緑色の顔の怪人「マスク」に変身するお話です。変身した主人公がオーバーリアクションではっきりとした口調で話すので、英語学習及び英会話の習得に最適です。
out 売り切れ
- 時間 :2分10秒
- シーン:チャーリーがもう1枚チケットをもらえないか頼みます。
Stanley : They are out. They’re sold out. That means there’s no more.(売り切れだ。売り切れだ。これ以上売っていないって意味だよ。)
「out」にはさまざまな意味があり、使い方によって異なります。
基本的には何かの「外」を表しますが、このシーンでは「売り切れ」を表すために使われています。
また「sold out」でも「売り切れ」という意味になります。
outを使った句動詞には他にも以下のものがあります。
- run out(なくなる、底をつく)
- drop out(脱落する、やめる)
- go out(外出する)
例1:The money runs out.(お金がなくなる。)
例2:Are you gonna go out with her?(彼女と出かけるの?)
end up 〜で終わる
- 時間 :8分
- シーン:ドリアンがおどしています。
「end」は「最後」を表すことから、「end up」は「(最終的に)〜で終わる」という意味になります。日常会話では非常によく使われるフレーズです。
また「end up + 現在分詞(ing形)」で「結局〜することになる」という意味になります。
例1:She ended up in a jail.(彼女、牢屋に行くことになったよ。)
例2:They ended up getting divorced.(彼らは結局離婚したよ。)
hold on 待ってくれ
- 時間 :13分55秒
- シーン:スタンリーが、人が倒れていると思い叫びます。
「hold on」には「持ちこたえる」という意味があり、命令形で使うと「待ってくれ」という意味のフレーズになります。
電話での英会話での「Hold on, please.」は「(電話を切らずに)しばらくお待ちください。」と言いたい時に使える定番フレーズです。
似たような表現には以下のものがあります。
- hang on(ちょっと待つ)
- keep(そのまま待つ)
- hang in(頑張る、持ち答える)
例1:Hang on for a second.(ちょっと待ってて。)
例2:Keep trying or you’ll die!(やり続けないと死ぬぞ!)
get out どけ
- 時間 :20分3秒
- シーン:ドライバーに道路から移動するように言われます。
Mask : I think he wants to communicate.(彼は私とコミュニケーションしたいようですね。)
「get out」は「立ち去る」という意味のフレーズです。
命令形で使われることが多く、その場合は「どけ」「出て行け」といったニュアンスになります。
「get out」には他にも「降りる」「逃げ出す」「取り出す」といった意味があります。
例:Get out your text books. We are starting the class.(教科書を取り出して。授業を始めます。)
jerk 最低なやつ
- 時間 :26分53秒
- シーン:スタンリーが遅刻したことを怒られます。
Stanley : I’m sorry, Mr. Dickey. It’ll never happen again. I’ve been a jerk.(すみません。二度とやりません。最低なやつだったんです。)
「jerk」の本来の意味は「グイッと引くこと」ですが、日常英会話では「最低」や「自分勝手な人」を指すスラングとしてよく使われます。
似たような表現としては「bastard」「asshole」などがありますが、どれも親しい人との間でのみ使われる言葉です。
例:He is a jerk.(彼は最低なやつよ。)
decent 良い
- 時間 :29分30秒
- シーン:昔のスタンリーの記事について話しています。
Stanley : Really?(本当?)
Peggy : Yeah. Do you know how hard it is to find a decent man in this town?(ええ。この街で良い男を探すのがどのくらい大変か知っている?)
「decent」は「ちゃんとした、礼儀正しい」という意味の形容詞です。相手を褒めるときに使われます。
しかし、場合によっては「妥協できる」「そこそこの」という意味で使うこともあります。特に若者が使う時はこちらの意味の可能性が高いです。
例:Your English is decent.(あなたの英語はそこそこかな。)
drop by 立ち寄る
- 時間 :30分45秒
- シーン:ドリアンがニコに呼ばれます。
Dorian : Yeah, well, next time why don’t you call, all right?(ああ、次から電話してくれないか?いいか?)
「〜に立ち寄る」といいたいときには、「drop by」が使われます。
同じ意味を持つフレーズとしては
- drop in
- come by
- stop by
があります。
例:Please drop in to play badminton.(バドミントンをしに立ち寄ってください。)
perhaps たぶん
- 時間 :36分9秒
- シーン:スタンリーがパーティーに入ろうとします。
Stanley : No, but I believe my friends are. Perhaps you know them.(いえ、でも僕の友達はいるはず。たぶんあなたも知ってるよ。)
「perhaps」は「ひょっとすると」「たぶん」といった意味の副詞で、通常文頭に置いて使います。
「maybe」と同じくらいの確信度を表します。
また「perhaps」は主にイギリス英語で使われ、アメリカ英語の日常会話で使われることはあまりないでしょう。
what the hell なんてこった
- 時間 :38分10 秒
- シーン:ガードマンがドリアンに状況を伝えます。
security guard : We got troubles. You’d better come upstairs.(問題が発生しました。上の階に来ていただいた方が良いかと。)
Dorian : Come on. Let’s go.(来い。行こう。)
「hell 」は「地獄」という意味ですが、「what the hell」というフレーズでよく使われます。
驚いた時や怒っている時などの感情の高ぶりを表す言葉で、日本語で言うと「一体全体」「なんてこった」「なんだって?」といった感じです。
似たような表現には以下のものがあります。
- what the fuck
- what on Earth
- what the heck
例:What the heck are you taking about?(何言ってんだよ?)
get the word out みんなに知らせる
- 時間 :48分43秒
- シーン:ドリアンが手下に緑のマスクの男を探すように言います。
「get the word out」は「みんなに知らせる」という意味のフレーズです。
「spread the message」と同等の意味を持ちます。
literally マジ、本気
- 時間 :52分47秒
- シーン:スタンリーが本の作者に会いに行きます。
Stanley : Oh. All right. I’m gonna prove it to you.(わかったよ。証明してやる。)
「literally」の辞書上の意味は「文字通りの」ですが、日常英会話では「マジで」「本気で」といったニュアンスで使われます。
例1:I translate literally.(直訳する。)
例2:Her brother was literally hot! You gotta see him.(彼女のお兄ちゃん、マジでカッコよかったのよ!あなたも絶対見るべきだわ。)
confess 白状する
- 時間 :58分47秒
- シーン:スタンリーが警察に逮捕されそうになります。
Stanley : No, it wasn’t me. It was the one-armed man. All right, I confess. I did it, you hear? And I’m glad. Glad, I tell you.(いいえ、私ではない。あれは片腕の男だった。わかった、白状するよ。私がやった。聞こえた?やった。嬉しいよ。嬉しい、伝えるよ。)
「confess」は「白状する、打ち明ける、告白する」という意味の単語です。犯した罪を白状する時や愛を告白する時にも使われます。
例:He confessed to me that he had lied.(彼は嘘をついたと私に打ち明けた。)
idiot ばか
- 時間 :1時間7分23秒
- シーン:ドリアンがマスクをつけます。
Dorian : Better than ever, you idiot.(今までで一番だよ、バカ野郎。)
Eddy : What do we do with Ipkiss?(イプキスはどうしますか?)
「idiot」は「馬鹿、ばか野郎、まぬけ」を表す名詞です。
「idiot」は名詞ですが、類義語の「stupid」「dumb」「silly」「foolish」などは名詞・形容詞どちらでも使われます。
例:You went outside today, silly girl?(今日外行ったの?馬鹿な子だねえ。)
upset 取り乱して
- 時間 :1時間9分57秒
- シーン:投獄されたスタンリーにティナが会いに行きます。
「upset」は動詞で「ひっくり返す、動揺させる、狂わせる」という意味ですが、日常英会話では形容詞の「取り乱して、腹を立てて」という意味で使われることが多いです。
例1:My mom was super upset when she found out that I was dating with him.(お母さん、私がデートしていることに気づいてかなり機嫌悪かった。)
例2:I am so upset right now so please leave me alone. (私今すごく腹を立てているから放っておいてくれない?)
ridiculous 馬鹿げている
- 時間 :1時間14分24秒
- シーン:ティナがドリアンに追い詰められます。
Tina : That’s ridiculous.(馬鹿げているわ。)
Dorian : Oh, is it?(本当か?)
「ridiculous」は「馬鹿げている」という意味の形容詞です。
くだらない話を聞いた時やあきれた時などに使います。
例:He spent $3000 for his son’s birthday. That’s ridiculous.(彼、息子の誕生日に3000ドルも費やしたのよ。馬鹿げてるわ。)
used to (かつて)〜だった
- 時間 :1時間24分27秒
- シーン:ティナが最後のキスをねだります。
「used to + 動詞の原形」は「(かつて)〜だった(でも今は違う)」という【過去の状態】を表すフレーズです。
「昔はそうだったけど、今は違うこと」に対して使われます。
また「be used to 動名詞(ing形)」になると「〜することに慣れている」という【何かに慣れていること】を表すフレーズになるので、使い分けには注意しましょう。
例1:I used to live in Japan.(私はかつて日本に住んでいた。)
例2:I am used to living in Japan.(日本での生活には慣れています。)
映画「マスク」のあらすじ
平凡な男、スタンリーはある日秘密のマスクを手に入れます。
そして、軽い気持ちでマスクをすると超能力を持った妖気な怪人「マスク」に変身してしいます。
しかし、その力と彼の起こす騒動によって、スタンリーはギャングのドリアンや警察に追われる身に。
また彼の恋模様も事態を複雑にしてしまいます。
果たしてスタンリーの運命は…。
マスクに変身したスタンリーの歌やダンスにも注目の傑作コメディーです。
映画「マスク」を観られる動画配信サービス
映画「マスク」を観るには、以下の動画配信サービスがおすすめです。
>>> Netflix
「マスク」以外にも英会話・英語学習におすすめの映画はたくさんあります。
以下のページでまとめていますので、映画で英会話も学びたい方はこちらもご覧ください。
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