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映画「マイ・インターン」から学ぶ英会話

このページでは、映画「マイ・インターン」より、日常英会話・英語学習に役立つ便利な表現やフレーズについてご紹介します。
「マイ・インターン」は、高齢者インターン生のベンと、彼を雇用した会社の社長ジュールズが繰り広げるお話です。仕事とプライベートどちらのシーンもあり、ビジネスメールでのやり取りなども出てくるため、ビジネスに役立つ英会話・英語表現をたくさん学べる映画です。

no matter どんなに〜でも

Ben:I used all the miles I’ve saved and traveled the globe. The problem was, no matter where I went, as soon as I got home, the nowhere-to-be thing hit me like a ton of bricks.(今まで貯めていたマイルを使って世界中を旅した。問題はどこへ行こうと、家に帰るとどこにも居場所のない気がした。瓦礫に殴られた気持ちのようだ。)

「matter」には「重要である」という意味があり、「no matter 」で「どんなに〜でも」という意味になります。
このシーンでは「no matter where」が使われていますが、where以外の疑問詞も使えます。

例:No matter what you do, I love you.(君が何をしたとしても、君が好きだ。)

applicants 候補者

Applicants must be over 65 years of age, have organization skills, a genuine interest in e-commence,” whatever that is, “and a roll-up-your-sleeves attitude”(「応募者は65歳以上で、組織力があり、eコマースに興味があり」何のことかわからないけれど「腕まくりする覚悟があること」)

applicant」には「応募者、志願者、申込者といった意味があります。
このシーンでは「インターンの応募者」を指します。
似たような単語として「candidate」がありますが、以下のような違いがあります。

例:Jane is a presidential candidate.(ジェーンは大統領候補者だ。)

It’s your call あなた次第

Justin : Wait. Did not realize you were 70. That question just doesn’t work for you, does it? Should we just scratch that one and just move on? (待って。君70歳なのか。この質問はダメだな。なかったことにしようか。)
Ben : It’s your call, Justin.(君次第だ、ジャスティン。)
Justin : Okay, that one’s gone. (わかった。なかったことにしよう。)

「it’s your call」「あなた次第」「あなたが決めていいよ」という意味のフレーズです。
相手に決定権を委ねる時に使われ、ビジネス・カジュアル問わず、英会話ではよく使われる言い回しです。
類似表現には「it’s up to you」があり、こちらも相手に任せる意図がありますが、「it’s your call」より柔らかいニュアンスがあります。
例:
A : What do you wanna eat?(何食べたい?)
B : It’s up to you.(あなたが決めて。)

stick with 〜から離れられない

Ben : But I can get along with anyone, and I’m here to learn about your world, give help where I can, so …(誰とでもうまくやれますし、あなたの世界を学びにここに来ました。できることはします、だから…。)
Jules : So, you don’t wanna transfer?(変更はしたくない?)
Ben : Not really, sir. I’m terribly sorry. Excuse me.(わかりません。大変申し訳ありません。すみません。)
Jules : Okay. Well, then looks like you’re stuck with me.(わかったわ。じゃあ、あなたは私から離れられないようね。)

「stick with」「〜から離れられないでいる、〜を諦めないでやり続ける、〜が頭から離れない」といった意味があります。
「何かにぴったりくっついて離れられない」というイメージです。
例1:The crayons are stuck together.(クレヨンがくっついている。)
例2:I will stick with your plan.(あなたの計画をやり通すわ。)

brilliant 素晴らしい

Jules : Brilliant. Thank you. Best thing that’s happened around here all week. (すばらしい。ありがとう。今週で一番嬉しいわ。)

「brilliant」「素晴らしい」という褒め言葉です。
「光り輝く、輝かしい」というニュアンスが含まれます。
似たような褒め言葉は他にも以下のようにたくさんあるので、いろんなバリエーションを使ってみましょう。

take off 休みを取る

Mike : I’m sorry to do this, but I’m actually not feeling so hot. Not sure I should be driving. I wouldn’t wanna give you anything. (すみません。実はあまり気分が良くなくて、運転すべきかわかりません。何も移したくないので。)
Jules : Oh, sure. Yeah, no, you should take the day off and feel better, okay? (わかったわ。1日休みをとって、体調をよくしてね、いい?)

「take off」「休みを取る」という意味があります。また「off」単体でも「休み」という意味で使うことができます。
他にも「take off」には以下のような意味があります。

例1:Please take off your shoes. (靴を脱いでください。)
例2:The planes in Japan always take off on time. (日本の飛行機はいつも時間通りに離陸する。)

pass out 意識を失う

Matt : I tried to stay up. (起きていようとしたんだ。)
Jules :  I know, I’m sorry I fell asleep in there. I just passed out. (ごめんなさい、ベッドで眠くなっちゃって。そのまま意識がなかったわ。

「pass out」「意識を失う」「正気がなくなる」という意味があります。
居眠り程度の軽いものにも使うことができるので、日常英会話でも割と耳にする表現です。
また似たような表現としては以下のものがあります。

yell 怒鳴る

Jason : We made some progresses.(進捗があったんだ。)
Ben : Very big day for the intern.(インターンにしては重要な日だったね。)
Jason : It was great, I mean, she yelled at me, but ….(すごく良かったよ。怒鳴られたけど。
Ben : She yells at me all the time, too.(僕にもいつも怒鳴っているよ。)

「yell」には「大声をあげる」「怒鳴る」といった意味があり、「yell at」の後に叱る対象を置きます。
似たような表現は以下のものがあります。

例1:Mom, please don’t yell at me.(ママ、怒らないで。)
例2:You don’t have to shout at him.(彼を叱りつけなくてもいいのよ。)

possible 候補者、見込みのある

Ben : I noticed a couple hours ago, you had a meeting with another possible CEO. I saw him arrive. How’d that go?(数時間前に気がつきました。CEO候補とのミーティングですか?彼が到着するのを見かけました。どうでしたか?)

「可能」という意味の「possible」ですが「見込みのある」「候補者」といった意味で使われることがあります。
特にビジネスの場ではよく使われる表現です。

Do you want some help? お手伝いしましょうか?

Jules : So you’re on Facebook, huh?(フェイスブックをやっているの?)
Ben : Well, I’ve been trying to figure it out. I joined about 10 minutes ago.(えぇ、試してはいるんですが…。約10分前に参加しました。)
Jules : Well, better late than never. Do you want some help?(やらないよりはいいわ。手伝いましょうか?

「Do you want some help?」「お手伝いしましょうか?」という相手に手伝いを申し出る時に使う決まり文句です。
「May I help you?」よりもカジュアルなため、日常英会話でよく使われます。
例:
A : Are you looking for something? Do you want some help?(何か探しています?お手伝いしましょうか?)
B : I can’t find how to get a train ticket.(どうやって電車の切符を買うかわからないんです。)

technically 厳密に言うと

Jules : Actually, do you mind driving? I don’t technically have a license.(運転してくれない?厳密に言うと運転免許持ってないのよ。)
Ben : Sure.(もちろんです。)

「technically」は本来「技術的に言うと」という意味ですが、日常英会話では「厳密に言うと」という意味でよく使われます。
日常英会話でよく使われる副詞は他にも以下のものがあります。

例1:I am 18. So, technically, I am in grade 12.(18歳だから本当は12年生なんだ。)
例2:Literally, he likes me.(マジで彼、私のこと好きなのよ。)

be on the fence どっちつかず

Jules : Well, we just found out he’s beyond interested.(彼、すごく興味があったのよ。)
Matt : Exciting.(ワクワク?)
Jules : Yeah. Maybe. Everyone’s flipping out about it, buy you know I’m still on the fence at best.(多分ね。みんな驚いていた。だけどね、私まだどっちつかずなのよ。)

「be on the fence」「どっちつかず」な様子を表すフレーズです。
「2つの領域の境界にあるフェンス(fence)上にいる」という様子から、「どちらにするか決めかねている」といったニュアンスです。
「sit on the fence」と表現することもできます。
例:My mom is always sitting on the fence. (私の母はいつもどっちつかずだ。)

count on 頼る

Jules : So I am counting on your good graces and brilliance to figure out a way to save my ass.(優れた才能と親切さを持つ人が解決してくれないかなって思って頼っているの。)

「count on」「〜を頼る」という意味になります。
「on」の後には頼りたい相手を置きます。
よく似た表現には「rely on (頼る)」「depend on (当てにする)」などがあります。
例1:I always rely on you.(僕っていつも君に頼ってるよね。)
例2:I’ll depend on you for the math exam.(数学のテストでは君を当てにしているよ。)

interrupt 遮る

Becky : Ben. Ben, you there?(ベン、ベン?そこにいるの?)
Ben : Becky. Don’t screw around. Put Jules on. It’s an emergency.(ベッキー、急いで。ジュールズに繋いで。緊急事態だ。)
Becky : She’s in a meeting.(ミーティング中です。)
Ben : Interrupt her.(割り込んで。)

「interrupt」「遮る、中断する、割り込む」という意味の動詞です。
日常会話では「I’m sorry to interrupt.」(邪魔してごめんなさい。)というフレーズで耳にすることが多いです。
また、似た意味の単語としては以下のものが挙げられます。

例:Don’t bother your sister. Leave her alone.(お姉ちゃんの邪魔をしないの。一人にしてあげて。)

manage 管理する、なんとかして〜する

Jules : I’ll be leaving in a minute. Just working on making this the worst possible day for you.(すぐにいくわ。あなたにとって最悪な1日になるようにしている。)
Ben : No, not at all. You’ve had a stressful day.(いいえ、全くです。あなたこそ大変な1日でしたね。)
Jules : How is it that you always manage to say the right thing, do the right thing, be the right thing? (あなたはいつもなんとかして正しいことを言い、行い、正しいものであろうとしているけど、それってどうなの?)

「manage」「管理する」という意味が代表的ですが、他にもさまざまな意味を持つ動詞です。
このシーンでは「どうにかしてでも〜する」「なんとか〜する」という意味で使われており、「困難なことや苦労することをなんとかしてやり遂げる」といったニュアンスがあります。
例:I managed to take care of 3 children by myself for 20 years. (20年で3人の子供をなんとか一人で世話したわ。)

positive 確信している

Jules : Are you okay?(大丈夫?)
Ben : Yeah.(はい。)
Jules : Oh, I hope you don’t have what Matt has.(あ、マットと同じ風邪でなければいいのだけれど。)
Ben : I don’t.(大丈夫です。)
Jules : You sure?(本気で?)
Ben : Positive.(はい。)

「ポジティブ」や「プラス」といった印象の強い「positive」ですが、「確信している」といった意味もあります。
これは「positive」という単語が「明確さ」を表現するニュアンスを持っているためです。
「sure」とほぼ同等の意味で使われます。
例:
A:I saw your dog today. In the park.(あなたの犬をみたよ。公園で。)
B:Are you positive?(本気で?)
A:Yes, I am pretty sure.(うん、本当だよ。)

go through 切り抜ける

Jules : I get not everybody could do that, but everybody’s not us. I have faith in us because I believe he still loves me. And, you know, we’ve been going through so much that …(みんなができるわけじゃないのはわかっている。でも、私たちはみんなとは違うわ。彼はまだ私を愛していると信じてる。だって私たちたくさん乗り越えてきたから…。)

「through」は「通り抜ける」という意味の単語です。よって「go through」「困難を切り抜ける」「辛いことを経験する」という意味になります。
他にも「through」がついた表現は以下のものがあります。

例:I got through an entrance exam.(入試に合格した。)

on track 正しいところに

Jules : I’m sure that’s why I am even considering this whole CEO thing, thinking maybe someone else coming in will help me get my life back on track. (CEOについて考えていたのはそれが理由よ。新しく来る人が私の人生を正しいところに戻してくれるかもって思ったの。)

「track」には「通った跡」や「軌道」といった意味があります。
そのため「on track」は直訳で「軌道の上で」となりますが、ここから派生して「本題からそれずに、軌道に乗ってという意味で日常では使われています。

sleep on it 一晩考える

Ben : You did it right in the room?(正しくやりました?)
Jules : He told me to sleep on it and that we’d talk tomorrow.(一晩考えるように言われたわ。そして明日話そうって。)

「sleep on it」「一晩考える」という意味のフレーズです。これは結論を伸ばしたい時に使えます。
同じように先延ばしを表す表現は他に以下のものがあります。

例:I’ll hold over this dress for the next year.(来年までこのドレスは持ち越すわ。)

run 経営する

Jules : I wanna continue running my company, Matt. You gotta know that.(私は会社を経営し続けたいわ。マット。あなたなら知っているでしょう?)
Matt : Then do it. I don’t want you to be unhappy.(ならそうしてくれ。不幸な君は見たくない。)
Jules : I am already unhappy.(私はもう不幸よ。)

「走る」という意味の「run」「経営する」という意味でもよく使われます。
ビジネス英会話では頻繁に聞く使い方なのでしっかり理解しておきましょう。
例:Did you know her grandma runs a famous restaurant?(彼女のおばあちゃん、有名なレストラン経営しているって知ってた?)
 

映画「マイ・インターン」のあらすじ


妻を亡くしたベンは、余生を楽しむためファッション通販会社での高齢者インターンに参加します。
70歳の彼は持ち物や服装で浮いてしまいますが、年の離れた同僚たちとも徐々に打ち解け、会社創設者であるジュールズにも一目置かれる存在に。
果たして彼のインターンの結果は…?
ジュールズの会社の運命は…?
 

「マイ・インターン」を観れる動画配信サービス

映画「マイ・インターン」を観るには、以下の動画配信サービスがおすすめです。
>>Netflix
>> Amazon プライムビデオ
>>Hulu
 
 
「マイ・インターン」以外にも英会話・英語学習におすすめの映画はたくさんあります。
以下のページでまとめていますので、映画で日常英会話を学ぶことに興味がある方はご覧ください。
>>英語学習におすすめの映画30選【レベル・ジャンル別】

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