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映画「アナと雪の女王」から学ぶ英会話

このページでは、映画「アナと雪の女王」より、日常英会話・英語学習に役立つ便利な表現やフレーズについてご紹介します。
「アナと雪の女王」は、王家に生まれた姉のエルサと妹のアナが繰り広げる物語で、エルサが歌う「レット・イット・ゴー」は日本でも大ヒットしました。覚えやすい歌や簡単なセリフが多く、世界中で大ヒットしたお陰で英語の歌詞やスクリプトをネット上ですぐ見つけられるので、ディズニー映画の中でも特に英会話・英語学習に向いています。

I got you 守ってあげるよ

Elsa : You’re Okay, Anna. I got you.(大丈夫だよ、アナ、守ってあげるよ。

「I got you 」の本来の意味は「捕まえた」ですが、そこから派生して以下の意味でも使われます。

このシーンでは「守ってあげる」という意味で使われています。
また「理解した、わかった」という意味で使われる時は、省略して「Gotcha.」と言うこともあります。これはスラングなので、親しい人とのみ使うようにしましょう。

let me in 中に入れる

Anna : People are asking where you’ve been.(みんながあなたはどこにいるのって聞いてくる。)
They say, “have courage”, and I am trying to.(「勇気を持って」って言われたわ。今、頑張っている。)
 I’m right here for you.(あなたのためにここにいる。)
Just let me in. (中に入れてくれるだけでいい。)

「let me in」「中に入れる」という意味です。
「in」の部分を別の単語に変えることでさまざまな表現が作れます。よく使われるのは以下の表現です。

例 : You have to pass the exam. Don’t let me down. (試験に合格してね。私を失望させないで。)

not my fault 僕のせいじゃない

boy : Why do I have to wear this ?(どうしてこれを着なくちゃいけないの?)
boy’s mom : Because the queen has come of age. It’s Coronation Day. (女王様が成人したからよ。戴冠式なの。)
boy : That’s not my fault!(それ、僕のせいじゃないよ!

「not my fault」は直訳すると「私の失敗ではない」になりますが、そこから「私のせいではない」という意味になります。
失敗して言い訳をしたい時や、このシーンのように「自分には関係ない」と言いたい時に使うことができます。
また、notをつけず「my fault」と言うと「私のせい」という自分のミスや過失を認める意味になります。
例 : I am sorry for breaking the window! It was completely my fault. (窓を割ってごめんなさい。完全に私のせいです。)

It has to be (絶対に)〜でなくてはいけない

Anna : I know it all ends tomorrow.(明日には全てが終わるってわかってる。)
So, it has to be today!(だから、今日じゃなくちゃいけないの。)

「It has to be 〜」は「have to (〜しなくてはいけない)」を使ったフレーズで、「絶対に〜でなくてはならない」という強い確信を表すニュアンスがあります。
例1 : Are you going to that party? Then, you have to be crazy.(あのパーティーに行くの?ならクレイジーにならなきゃ絶対だめだよ。)
例2 : If anyone can save the kingdom, it has to be you. (もし誰かが王国を救えるとしたら、それはあなたよ。)

Lucky you! あなたはついているね!

Elsa : Thank you. Only I don’t dance.(ありがとう。ただ、私は踊りません。)
Weselton : Oh….(あら…。)
Elsa : But my sister does.(でも私の妹が踊るわ。)
Anna : What?(え?)
Weaselton : Lucky you!(あなた、ラッキーよ!)

「Lucky you!」「ラッキーだね!」「ついているね!」という意味です。日常会話で相手に何か特別良いことがあった時に使います。
例1: You won $1,000? Lucky you! (1000ドル当たったんだって?ついているね!)
似ている表現として「Good for you!」があります。こちらは「よかったね!」といったニュアンスで、それほど特別でなくても使うことができます。
例2 : You got your driver license? Good for you!(運転免許証取ったの?よかったね!)

That’s horrible それはひどい

Anna : So, you have how many brothers?(待って、何人兄弟がいるんだっけ?)
Hans : Twelve older brothers. Three of them pretended I was invisible, literally, for two years. (12人兄がいるよ。そのうち3人は僕のことが見えないように振る舞っていたよ、まじで、2年間も。)
Anna : That’s horrible. (それはひどいわね。)

「horrible」は「ゾッとするほど嫌だ」「実にひどい」といった意味があります。
実際の会話ではここまで強い表現ではなく、単に「ひどい」程度で使われます。
類義語には「awful」「terrible」があります。
例1 : You missed the bus and walked for an hour? That’s terrible. (バス逃して一時間も歩いたの?どれはひどいね。)
例2 : I paid $5 for the coffee, and that was awful. (5ドルでコーヒーを買ったんだけど、ひどかったよ。)

That’s what I was gonna say. 私もそれを言おうとしていた。

Hans : I mean, it’s crazy.(やっぱり、やばいよね。)
Anna : What?(ん?)
Hans : We finish each other’s…. (僕たちお互いの、終わらせちゃったよ。)
Anna : Sandwich!(サンドイッチ!)
Hans : That’s what I was gonna say!(それ、僕も言おうとしていたことだよ!)

「That’s what I was going to say」「ちょうどそれを言うつもりだった」と言いたい時に使えるフレーズです。
このシーンでは「going to」の口語表現である「gonna」が使われています。
似たような表現としては以下のものがあります。

例 :
A : I have to go d….d….dent…?(私はあそこに行かなきゃ。は、はいし…?)
B : You have to go to see your dentist? (歯医者さんに行かなくてはいけないの?)
A : Yeah, that’s what I wanted to say.(そう。それが私の言いたかったことだよ。)

enough いい加減にしなさい

Anna : What did I ever do to you?(私が今まで何をした?)
Elsa : Enough, Anna.(いい加減にして、アナ。)
Anna : No, why? Why do you shut me out? Why do you shut the world? What are you so afraid of? (いや、どうして?どうして私を拒絶するの?どうして世界を拒絶するの?何をそんなに怖がっているの?)
Elsa : I said, “enough”!いい加減にしなさいって言ったでしょう!)

「enough」は形容詞や副詞として「十分な〜」という意味があります。
例1 : I have enough money. (私は十分なお金を持っている。)
しかし、このシーンのように「いい加減にしなさい」という意味もあり、親や教師が子供を叱る時に使うことが多いです。
例2 : You hit your sister? That’s enough, Kevin. (妹を叩いたの?いい加減にしなさい、ケビン。)

didn’t mean 〜するつもりではなかった

Anna: It was an accident. She was scared. She didn’t mean it. She didn’t mean any of this. (これは事故よ。エルサは怯えていただけ。こんなことするつもりじゃなかった。まったくこんなことをするつもりじゃなかったわ。

「mean」には「意味がある」という意味の他に「するつもりである」という意味もあり、このシーンでは後者の意味で使われています。
また「I mean」「私が言いたかったのは、私が意味したのは」というニュアンスの繋ぎ言葉になります。話し手が内容を訂正したい時や話の要点を言いたい時に自然と出てくる言葉です。
例 : The restaurant is that way, so, Turn right, I mean, “left”. (レストランはあっちなので、右に、あ、いや左に曲がってください。)

help me out 助けて

Christoff: Ten is all I got. Help me out. (手持ちは10しかないんだ。助けてくれよ。

「help me out」「助ける」という表現です。
「help」はとりあえず手を貸してほしいのに対し、「help someone out」は何か明確な問題の解決を求めています。
「out」がつくことによって「問題やトラブルから抜け出す」というニュアンスがつくためです。
例 : I left my phone today. Can you help me out?(スマホ置いてきちゃったんだ。助けてくれる?)

What do you want? 何を狙っているの?

Anna: Nice duet.(ドュエットうまいね。)
Christoff: It’s just you. What do you want?(君か。何を狙っているんだ?

「What do you want」「何が欲しいの?」という意味です。
これは、単純に相手に欲しいものを尋ねる表現ですが、「何を狙っているの?」という意味で使うこともあります。
子供がいきなりいい子になったときに「何か欲しいものでもあるの?」と聞くのと同じことです。
例 :
Dad:You’ve been a good girl today. What do you want?(今日はいい子だよね。何狙っているの?)
Daughter:Actually… I would like to travel with my friend. (実は…友達と旅行に行きたいの。)

freak out 取り乱す

Christoff : What made the queen go all ice-crazy?(なんで女王はおかしくなっちゃったんだ?)
Anna : That was my fault.  I got engage, but she freaked out, because I’d only just met him, you know, that day. (私のせいなの。私が婚約したんだけど、それで彼女取り乱しちゃって。相手の人とはその日にあったばかりだったから。)

「freak」は「奇形」や「風変わり」といった意味を持ちますが、「freak out」になると「取り乱す」「パニックになる」という表現に変わります。
これは口語的な表現で、日常英会話では非常によく使われます。
例1 :  My father came to school. I was freaking out. (お父さんが学校に来たんだ。パニクったよ。)
ちなみにネイティブの間では「freak」をFワード(fuck)の丁寧な表現として使うこともあります。
「freak」自体は音が似ているに過ぎないので、汚い表現ではありません。
例文2 :  Today is freaking cold. (今日は”クソ”寒い。)

hang on ちょっと待って

Anna : Anyway, I got mad, and so she got mad, and the she tried to walk away, and I grabbed her glove ….(とにかく、私も怒って、彼女も怒って、歩いて行こうとするから私が手袋を掴んだら…。)
Christoff : Hang on! You mean to tell me you got engaged to someone you just met that day?(ちょっと待って!その日あった人と婚約したって言いたいのか?)

「hang on」「ちょっと待って」という意味のフレーズです。
口語的な表現で、このシーンからもわかるように「一瞬待ってほしい」というニュアンスがあります。
また電話での英会話では「電話を切らないで」という意味で使われます。反対に電話を切ることは「hang up」と言います。
例 : Hang on! I will help you. (ちょっと待って!今助けるから。)

I can live with that 構わない

Christoff : Of course, I don’t want to help her anymore. In fact, this whole thing has ruined me for helping anyone ever again. (もちろん、彼女を助けたくないよ。もう誰も助ける気も起きなくなったよ。)
Sven : She’ll die on her own.(彼女一人じゃ死んじゃうよ。)
Christoff : I can live with that. (構わないさ。)

I can live with that 」の直訳は「それとともに生きていける」ですが、ここから派生して「構わない」という意味になります。
「that」の代わりに名詞や代名詞を入れることもできます。
また場面によっては「我慢できる」といった妥協する意味でも使われます。
例 : I can’t take shower for 2 days?  I can live with that. (シャワーに2日入れないの?まあ我慢できるわ。)

apologize 謝る

Anna : I am so sorry about what happened. If I’d ever known…(ごめんなさい、もし私が知っていれば…。)
Elsa : No, no, no. It’s okay. You don’t have to apologize. (ううん、大丈夫、謝る必要はないわ。)

「apologize」「謝罪する、弁解する」という意味です。少し硬い言葉ですが、日常的によく使われます。
「to」をつけて「謝る相手」を、「for」をつけて「謝る内容」を付け加えることができます。
例 :My friend apologized to me for breaking my earring.(友達が私のピアスを壊したことを謝罪した。)

It doesn’t matter 関係ない

Christoff : Anna! Are you okay?(アナ!大丈夫?)
Anna : I’m okay. I’m fine.(大丈夫。平気よ。)
Elsa : Who’s this? Wait, it doesn’t matter. Just … you have to go.(これは誰?いいえ、関係ないわ。ただ、帰って。)

「It doesn’t matter」「関係がない」という意味です。ネイティブの会話では日常からビジネスまで、幅広いシーンでよく使われます。
「matter」には「重要なこと」という意味があります。
「Black lives matter」(黒人の命も大切)の「matter」はここから来ているんですね。
例 : It matters whether you come home. (あなたが帰ってくるかどうかは重要なのよ。)

hesitate 躊躇する

Anna : Does it look bad?(変に見える?)
Christoff : …No.(…いや。)
Olaf : You hesitated.(躊躇したよね。)
Christoff : No, I didn’t.(し、してないよ。)

「hesitate」「躊躇する」という意味の動詞です。
後ろにaboutや不定詞を続けて、躊躇する内容を付け加えることができます。
例1 : I hesitated about talking to her. (彼女と話すことをためらった。)
また、不定詞を続ける場合には「〜したくない」という意味を持つこともあります。
例2 : I hesitate to go to hospital. (病院に行きたくない。)

nap 昼寝をする

Christoff : Where is Grandpabbie?(グランドパビーはどこにいる?)
Troll kid : He’s napping. (お昼寝しているよ。)

「nap」「昼寝、昼間のうたた寝という意味です。
このシーンでは動詞として使われていますが、名詞としても使うことができ「take a nap」または「have a nap」「昼寝をする」を意味します。
例 : You went to bed at 2 a.m. yesterday? You should take a nap.(昨日2時に寝たの?昼寝するべきよ。)

make sure 確実に〜して

Christoff : Make sure she is safe!(確実に彼女が安全でいられるようにして!

「make sure」「確実に〜して」「〜を確認して」という意味があります。
「make sure」の後にはthat・of・ifを置いて内容を表しますが、このシーンのようにthatが省略されることもあります。
例1 : I want to make sure if you know about this job. (あなたがこの仕事を知っているか確かめたい。)
例2 : Make sure that all lights are off. (電気は全部消しておいてね。)

We made it! やったね!

Olaf : Slide, Anna! We made it!(滑って、アナ!やったね!

「We made it!「やったね!」という意味です。
「ここまでこられた」、「なんとかたどり着いた」というニュアンスも含まれています。
また「時間に間に合う」という意味でも使います。
例1 : There is a train. We made it!(電車がいる。間に合った!)
似た表現としては「We did it.」がありますが、こちらは単純に物事を達成した時に使われます。
また、主語は自由に変えることができます。
例2 : I did it, Mom! I got A on the test. (やったよ、お母さん。テストでAを取った!)

hands down 疑う余地がない

Olaf : Hans down, this is the best day of my life. And, quite possibly the last. (確実に人生最高の日だね。多分最後だけど。)

hands down  「疑う余地がない、明らかに」を表すフレーズです。
また「楽勝、圧勝」という意味で、簡単に勝利した時や圧倒的な差をつけて勝利した時などにも使います。
例 : We beat them hands down. (楽勝で勝ったよ。)
 

映画「アナと雪の女王」のあらすじ


アレンデール王国の王家に生まれた姉のエルサと妹のアナ。
姉のエルサには雪や氷を作る魔法の力がありますが、うまく操ることができず、自分が女王として即位する戴冠式の日に魔法の力が暴走し王国を凍らせてしまいます。
永遠の冬と化した王国に夏を取り戻すため、妹アナと仲間たちの大冒険が始まります。
凍った世界を救う鍵となる「真実の愛」とは…?
美しい劇中歌「Let It Go」でも話題になったディズニー映画です。
 

「アナと雪の女王」を観られる動画配信サービス

映画「アナと雪の女王」を観るには、以下の動画配信サービスがおすすめです。
>>>Amazon Prime
>>>Disney Plus
 
 
「アナと雪の女王」以外にも英会話・英語学習におすすめの映画はたくさんあります。
以下のページでまとめていますので、映画で日常英会話を学びたい方はご覧ください。
>>英語学習におすすめの映画30選【レベル・ジャンル別】

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