オンライン英会話の中でも知名度ナンバーワンのDMM英会話ですが、ビジネス英語には十分対応しているのでしょうか?
子どもから大人までどんなレベルにも対応しているサービスのため、ビジネスの場で通用する英語がしっかり学べるのか疑問ですよね。
この記事では、DMM英会話で学べるビジネス英語について、教材やレベル、レッスンの内容、ビジネス層ユーザーの評判・口コミに触れながら詳しくお伝えします。
DMM英会話で学べるビジネス英語とは?
さっそく、DMM英会話で学べるビジネス英語の特徴についてご紹介します。
ビジネス特化のコースはない
DMM英会話には、コースやカリキュラムの仕組みがなく、もちろんビジネスに特化したコースもないので、教材選びや学習方法はユーザー自らが決めなければいけません。
その分、教材も豊富で、ビジネス以外のことを学んだり、レッスンのカスタマイズをすることも可能なので、ビジネス特化のサービスに比べると自由度が高いと言えます。
ビジネス英会話向けに絞って講師を検索できる
DMM英会話には、ビジネス英会話向けの講師が多数在籍しており、検索時には「ビジネス英会話」で絞って検索できます。
また、フリーワード検索で講師を探すこともできるので、自分の職業を入力して同じ職歴のある講師を見つけるのもいいですね。
電話応対から効果的な交渉の仕方まで幅広いシチュエーションに対応
DMM英会話のビジネス向けオリジナル教材は、ビジネスの場での自己紹介から、Eメールの書き方、電話応対、プレゼン、苦情対応まで、さまざまなビジネスシーンで使える表現を実践的に学べます。
詳しい内容は後ほどご紹介しますね。
ビジネス向け教材のレベルは中級〜上級
DMM英会話のビジネス向け教材は、レベル6以上を対象に作られています。
DMM英会話のレベル設定は10段階で、レベル6は日常会話を問題なく楽しめるレベル、目安としてはTOEIC535点以上です。
レベル6に達していない場合は、「会話」「文法」など、ビジネス向け以外の教材でレベルアップしてからビジネス向けに進むようにしましょう。
DMM英会話のビジネス向け教材
DMM英会話には27種類の無料教材があり、「ビジネス向け」と書かれているのは2種類だけですが、それ以外の教材でもビジネスに役立つスキルを学ぶことができます。
今回は、ビジネス英語を学びたい方に特におすすめの教材を4つご紹介します。
ビジネス
DMM英会話のビジネス向けオリジナル教材で、61レッスン分あります。
レベル6〜7が対象で、ビジネスの基本的なマナーやコミュニケーションから複雑な交渉まで、あらゆるシチュエーションで使える表現を実践的に学べます。
詳しい内容やレッスンがどんな流れで進んでいくのかは後ほどご紹介しますね。
シーン別本当に使える実践ビジネス英会話
無料で使用できるビジネス向け市販教材で、全部で59レッスン分あります。
レベル7〜8が対象ですが、オリジナルのビジネス教材とよく似た内容で、あらゆるビジネスシーンで使える表現を学んだりロールプレイによる実践練習を行います。
各レッスンで出てくる会話文の音声もついていて、レッスン以外の学習にも使いやすいのが魅力です。
また、世間話や日常会話のためのチャプターもあり、職場での雑談やスモールトーク対策もできます。
デイリーニュース
アメリカの国営メディアの最新ニュース記事を元に作られている教材で、毎日新しい記事がアップされています。
レベル5〜10が対象で、各記事ごとにレベルが明記されており、自分のレベルで絞って記事を検索することも可能です。
経済・ビジネスだけでなく、科学や文化など10種類のカテゴリーがあり、過去の記事も蓄積されているため、社会的なトピックや最新ニュースの会話に慣れたい、語彙力を鍛えたいという方におすすめです。
以下の記事では、デイリーニュース教材の効果的な使い方と勉強法についてまとめているので、興味のある方は参考にしてみてくださいね。
>>DMM英会話のデイリーニュースの効果的な使い方と予習・復習方法とは?
ディスカッション
DMM英会話オリジナルのディスカッション教材は、さまざまなトピックのディスカッションを通してスピーキング力を鍛えることができます。
デイリーニュースとよく似た構成で、トピックに関するニュース記事を読んでディスカッションを行います。
デイリーニュースと違うのは、記事を要約するエクササイズがあるところです。
自分の意見を英語で話す力だけでなく、要約してまとめる文章力も伸ばしたいという方におすすめの教材です。
ちなみに、DMM英会話の教材ページは会員でなくても見ることができるので、気になった方はチェックしてみてくださいね。
DMM英会話のオリジナル教材「ビジネス」のレッスン内容
DMM英会話のビジネス向けおすすめ教材についてお伝えしてきましたが、実際のレッスンがどんな感じなのか気になりますよね。
そこでこちらでは、先ほどご紹介したDMM英会話のオリジナル教材「ビジネス」をピックアップし、レッスン内容を簡単にご紹介します。
対応しているビジネスシーン
オリジナル教材「ビジネス」は、大きく分けて以下のようなカテゴリに分かれており、毎回自分で好きなレッスンを選ぶことができます。
The Basics 基礎(全10レッスン)
自己紹介をはじめ、謝罪、依頼、会議、プレゼン、Eメールなど、よくあるビジネスシーンで定番の基本的なコミュニケーションを学びます。
新しい職場で働き始める時に、すぐ役立つような内容です。
Socializing 関係づくり(全8レッスン)
同僚や家族を紹介する、初対面の人と会話を広げる、新入社員を歓迎する、同僚と飲みに行くなど、人脈作りのイベントやパーティ、カジュアルなシチュエーションで役立つ表現を学びます。
Telephone Skills 電話応対(全9レッスン)
電話の取り次ぎや伝言だけでなく、発注や日程の調節、アポイントの取り方まで、英語での電話応対のスキルを網羅的に学べます。
Conversation 会話(全15レッスン)
クライアントへの謝罪や昇進をした時など、基礎編よりもさらに複雑なシチュエーションで、言葉の選び方や文化的知識、マナーに触れながらそれぞれの状況にふさわしい表現を学びます。
Meeting ミーティング(全9レッスン)
会議のセッティング、会議を進行する、アイデアを出し合う、プレゼンで図や表を説明するなど、ミーティングで役立つ表現を学びます。
Negotiations 交渉(全6レッスン)
クライアントとの交渉、苦情対応など、効果的に交渉する表現やスキルを学びます。
レッスンの流れ
この教材は以下のように4つのエクササイズで構成されており、基本的にこの流れに沿ってレッスンが進められます。
レッスンを自由にカスタマイズすることも可能で、例えば後半のロールプレイやディスカッションに時間をかけたい場合は、前半部分を省略しても構いません。
エクササイズ1 Useful Expression 役に立つ表現
選んだシチュエーションで使える表現を学び、講師と音読します。
エクササイズ2 Dialogue Practice 会話
エクササイズ1で学んだ表現を使った会話が書かれており、それを講師と音読したり、会話に対する質問に答えたりします。
エクササイズ3 Study Manual 学習マニュアル / Role Play ロールプレイ
基礎編には学習マニュアルが書かれており、学んだ表現を使う時に気をつけるべきポイントが書かれています。
基礎編以外は、指定されたシチュエーションで講師とロールプレイを行います。
即興で行うので最初は恥ずかしく難しいですが、エクササイズ1と2を参考にしながらできるだけ学んだ表現を使うように心がけます。
エクササイズ4 Discussion ディスカッション
シチュエーションに関する質問が書かれており、それに関して講師とディスカッションを行います。
レベル相応の一歩踏み込んだ質問が多いので、自分の意見を考え英語で話す力を鍛えることができます。
私はたまにレッスンでこの教材を使うのですが、ただ単にフレーズを学ぶだけでなく、ロールプレイやディスカッションまであるので、頭を使ったかなり内容の濃いレッスンになります。
ビジネスで役立つ表現を身に付けるだけでなく、どんな場面でも自発的に英語を話す力を伸ばしていけるのがこの教材の魅力かなと思います。
実際にDMM英会話でビジネス向けのレッスンを受けている他のユーザーはどう感じているのでしょうか?
次は、ビジネス層の評判や口コミを見ていきましょう。
DMM英会話のビジネス層ユーザーの評判や口コミ
今回は、DMM英会話のビジネス層ユーザーが投稿している評判や口コミのみを集めてみました。
ロールプレイはビジネスの現場を疑似体験できる
Conducting a Business Meetingに挑戦。Role Playがかなり恥ずかしいんだけど、現場じゃないところで疑似体験できると思えばもっと活用しないと、と思った。今日はモジモジしてしまったが、次回は完全になりきって、架空の会社の架空のプロダクトのディスカッションをしてみようと思う。#DMM英会話 pic.twitter.com/Zx6H6EFKrf
— わっちゃん (@watchan) June 19, 2020
ビジネス経験豊富な講師と出会える
#DMM英会話 20850分。パナマの先生。年配の紳士。
先生、昔、アメリカ企業で15年働いて、その会社がリコーのプリンタ事業を買収したということで、日米の企業文化の違いに詳しかった。
ビジネス人としては最良の先生の一人かもしれない。
— H710 (@aka_H710) June 15, 2020
いろんなバックグラウンドを持った講師の話が聞ける
英会話の先生。個人事業主で、昨年会社を売って早期リタイアし南の国で悠々自適の生活をしていて、「英語も役立つが、生活を変えるには自分でビジネスをしろ!」と励ましをもらった。激安で色んな国の人の話が聞けるの素晴らしい。オンライン英会話を幾つか受けてきたけど、私はDMM英会話推しです。
— てんぷら (@Junkaw3) June 3, 2020
テキストに載っていないフレーズまで教えてくれた
ハイレベルのビジネス英語の習得は難しい
DMM英会話 もうすぐ2万5千時間。
継続は力なり。
ただの日常会話で伝えたいことを伝えるだけなら問題ない。
ただ、ビジネス英語は身につかない。
技術屋が海外のエンジニアと面談で意思疎通するくらいなら問題ない。これでなんとかアメリカ出張を乗り切っている。— kakki2002@技術/営業/英語でサバイブ (@kakki2002) July 5, 2020
総合的に見ると、ビジネス向け教材や講師に対する評価は高いように感じました。
特に、ビジネス経験豊富な講師のレッスンを評価する声が多く、講師選びはかなり重要だと言えそうです。
一方で、ハイレベルのビジネス英語を身に付けるのは難しいという意見も見られました。
確かにレベル9や10向けの教材は他のレベルと比べると少ないので、すでに英語の会議で自分の意見をスラスラと言えるようなレベルの方は物足りなさを感じるかもしれません。
DMM英会話のビジネス英語はこんな人におすすめ!
DMM英会話の特徴や、ビジネス層ユーザーの評判・口コミを踏まえ、DMM英会話のビジネス英語をおすすめできるのは以下のような方です。
毎日レッスンを受けられる人
DMM英会話は毎日レッスンを受けるプランしかないので、毎日継続的にレッスンの時間を取れる方におすすめです。
逆に、平日は仕事で忙しいから週末にまとめてレッスンを受けたい、先の予定が立てにくい仕事で毎日レッスンを受けられるかわからないという方は、レッスン無制限や回数制のプランのあるサービスを選ぶ方がいいでしょう。
いろんな教材を使いたい人
DMM英会話の教材の充実度は業界でもトップクラスで、自分で教材を用意する必要が全くありません。
そのため、ビジネス向け以外の教材も使いながら英語のスキルアップを図りたいという方におすすめです。
レッスン内容をカスタマイズしたい人
DMM英会話のレッスンは自由度が高く、レッスンの進め方や内容を自分の好きなようにアレンジすることが可能なので、自分の進めたいようにレッスンをカスタマイズしたい方や、学びたいことがはっきりしている方におすすめです。
一方、英語の学習目標がぼんやりしている、自分に合った勉強法がいまいちよくわかっていないという方は、カリキュラムや学習サポートがしっかりしているビジネス特化型のサービスの方が向いています。
いろんな国の講師とビジネスの話をしたい人
DMM英会話は、講師の国籍が120ヶ国以上と、他のサービスと比較しても講師の国際色が豊かで、講師数も6,500人以上と多いです。
そのため、さまざまなバックグラウンドを持った人々とビジネスの話をして、自分の経験値を上げたい、国際感覚を身に付けたいという方におすすめです。
初級から学びたい人
職場で英語は必要だけど、いきなりビジネス英語から入るのはレベルが高すぎるという方にもDMM英会話はおすすめです。
初心者向けの教材も豊富ですべて無料で使えますし、レベルが上がればそのままビジネス英語を学ぶことができます。
TOEICの勉強もしている人
仕事で必要な英会話の他に、会社の昇進や転職のためにTOEICの勉強もしているという方にもDMM英会話はおすすめです。
DMM英会話にはTOEIC向けの教材もあり、レッスンごとに教材を選べるので、今日はビジネス英語、明日はTOEICのレッスンを受けよう、なんてことも可能です。
ちなみに、以下の記事では27社のオンライン英会話サービスを比較して、特にビジネス英語に強い5社をご紹介しています。
DMM英会話がちょっと自分にはイマイチかもと思った方はぜひ参考にしてみてくださいね。
>>ビジネス英会話に強いオンライン英会話おすすめ6選
DMM英会話でもビジネス英語はしっかり学べる
この記事では、DMM英会話で学べるビジネス英語について、教材やレッスン内容、評判・口コミなどを交えながら詳しくご紹介しました。
ビジネス英語を学べるオンライン英会話は多数ありますが、自分の状況やレベル、重視するポイントによって合うサービスは異なってきます。
DMM英会話のビジネス向け教材や講師のユーザー評価は比較的良かったので、少しでも気になった方はぜひ無料体験レッスンを受けて確かめてみてください。
DMM英会話全体の特徴や基本情報については以下のリンクからご覧ください。
>>DMM英会話の特徴および基本情報