このページでは、映画「プラダを着た悪魔」より、日常英会話・英語学習に役立つ便利な表現やフレーズについてご紹介します。
「プラダを着た悪魔」は、ジャーナリストを目指す主人公が有名ファッション誌の編集部に就職し、編集長である最悪の上司の元で成長していくお話です。ファッションに興味のある方はもちろん、ビジネスでの英会話が多いためビジネス英語を学んでいる方におすすめの映画です。
sack クビにする
- 時間 :4分3秒
- シーン:アンドレアがエミリーから会社の現状を聞かされます。
「sack」は本来「袋」や「略奪する」といった意味がありますが、そこから派生して主にイギリス英語で「クビにする」という意味で使われることがあります。
「解雇する」という表現は他にも以下のものがあります。
- fire
- lay off
- let go
例1: You are sacked. (君はクビだ。)
例2:What if my boss fires me because of that! (そのせいで上司にクビにされたらどうしよう。)
例3:I’m gonna let him go. (彼をクビにするわ。)
send one’s in 中に通す
- 時間 :7分30秒
- シーン:アンドレアのインタビューを自分でしたいとミランダが言います。
Miranda : Clearly I’m going to have to do that myself because the last two you sent me were completely inadequate. So, sent her in. That’s all. (明らかなのは、私が自分でやらなくちゃってことよね。最後の2人は不適切だったわ。だから、中に入れて。以上。)
「send in」は「(部屋など)の中に入れる」という意味です。
ビジネス英語では「お通しして」という意味で使われます。
「send」を使ったフレーズは、他にも以下のものがあります。
- send one’s best to /send one’s regards to(よろしくお伝えください)
- send off(送り出す)
- send someone packing (解雇する、追い出す)
例: I sent off my daughter to study abroad. (娘を留学に送り出したわ。)
bloody time 遅すぎる
- 時間 :12分36秒
- シーン:ミランダがコーヒーがないことにイライラしています。
Emily : No. God. Bloody time. I hope you know this job is a very difficult job for which you are totally wrong. (いいえ、嘘でしょ。遅すぎる。この仕事は難しいのよ、あなたみたいな人には向いてない。)
「bloody time」は直訳すると「血だらけの時間」ですが、「遅すぎる」という怒りを込めたフレーズになります。
特にイギリス英語で使われる表現です。
be in charge of 〜の責任がある
- 時間 :14分
- シーン: 仕事に戸惑うアンドレアにエミリーが冷たく言います。
「be in charge of」は「〜の責任がある、〜の担当である、〜を管理している」という意味のフレーズです。
例1:I am in charge of this floor. (私がこのフロアの責任者です。)
例2:I’ll put her in charge of the final project. (彼女を最終プロジェクトの担当にするわ。)
for instance 例えば
- 時間 :23分19秒
- シーン:アンドレアの発言にミランダが怒ります。
「instance」は「実例」という意味があり、「for instance」は「例えば」という意味で例を挙げるときに使われます。
全く同じ意味のフレーズとして「for example」があります。
例1:He is stupid. For instance, he doesn’t know how to multiply numbers. (彼はばかなの。例えば、かけ算のやり方を知らないの。)
例2:Hawaii is hot, for example. (ハワイは暑いだろ、例えば。)
hire 雇う
- 時間 :30分32秒
- シーン:ミランダがアンドレアを雇った理由を言います。
Miranda : Do you know why I hired you? I always hired the same girl, stylish, slender, of course, worships the magazine. (なんであなたのこと雇ったかわかる?私はいつも同じ子を雇うの。スタイリッシュで、もちろん痩せていて、マガジンのことが大好きな。)
「hire」は「雇う」という意味の動詞です。
他にも「〜を借りる」という意味もあり、お金が絡んでいる貸し借りの場面で使われます。
例:I will hire this car.(この車を借りるね。)
I see your point. なるほどね。
- 時間 :43分54秒
- シーン:予定が変更になった理由について話しています。
Andrea : Yes, yeah. She explained every detail of her decision making. And then were brushed each other’s hair and grabbed about American Idol.(決断について全部説明してくれたわ。お互いの髪をとかしあって、アメリカのアイドルについて話したの。)
Nigel : I see your points. (なるほどね。)
「I see.」は「なるほどね。」という意味のフレーズです。
ここに「points(論点)」がつくことで「あなたの言うことを理解した。」という意味になります。
理解を示すフレーズには、他にも以下のものがあります。
- I get it.
- That makes sense.
- I understand.
例1:I got it, mom. I’ll take care of my sister. (わかったよ、お母さん。妹の面倒を見ておくよ。)
例2:Oh, Kevin is your ex-boyfriend. That really makes sense. (え、ケビンはあなたの元カレなの?なるほどね。)
beat her to the punch 先手を打つ
- 時間 :53分8秒
- シーン:アンドレアが仕事を辞めると言い出します。
Andrea : I failed. She’s gonna fire me anyway. I might as well beat her to the punch. (失敗した。どうせすぐにクビにされる。彼女に先手を打つだけよ。)
Nate : Wow. (わーお。)
「beat her to the punch」は「先手を打つ、人の先を越す」という意味のフレーズです。
「beat」を使った表現は他にも以下のものがあります。
- beat one’s up (〜をボコボコにする)
- You can beat it.(驚いたよ。)
- beat it(出ていく)
hang by a thread 危険にさらされる
- 時間 :57分
- シーン:態度がおかしい理由を説明しています。
「hang by a thread」は「風前の灯火」や「危機一髪」を表すフレーズです。
同じような表現として「hang by a hair」があります。
どちらも細いものにぶら下がっており、危険であることを表しています。
prep 準備する
- 時間 :59分52秒
- シーン:ミランダが仕事を指示します。
「prep」は「prepare(準備する)」「preparation(準備)」のスラング表現です。
日常英会話では「prepare」「prep」どちらを使っても問題ありません。
no longer もはや〜ない
- 時間 : 1時間7分34秒
- シーン:アンドレアが初めてミランダに名前を呼ばれます。
「no longer」は「もはや〜ない」という意味で、ネイティブの英会話ではよく使われます。
動詞を修飾したい場合「no longer」は動詞の前に置きます。
例1:Radio is no longer used here.(ラジオはもはやここでは使われていません。)
例2:I no longer play the piano. (もうピアノは弾いていないんだ。)
Own up to it. 認めろ。
- 時間 :1時間16分18秒
- シーン:アンドレアがネイトと言い合いになります。
Andrea : That’s absurd. (馬鹿げている。)
Nate : That’s okay. That’s fine. Just own up to it. (いいんだ。認めろよ。)
「Own up to it. 」は「認めろよ。」「白状しろよ。」といった意味のフレーズです。
例:You broke the glass, right? Just own up to it.(君がガラスを割ったんだろう?認めろよ。)
unfair 不公平
- 時間 :1時間22分13秒
- シーン:ミランダが離婚したことを告げます。
「unfair」は「不公平」という意味で、日常英会話では不満を表すときに使われます。
日本語でもよく使われる「fair(公平)」の反対語です。
また、似たような単語として「unjust (不正な)」があります。
例:My sister got a chocolate. This is so unfair!(お姉ちゃんチョコレートもらったの。ずるい!)
not to mention 言うまでもなく
- 時間 :1時間29分40秒
- シーン:ミランダが解雇されそうなことをアンドレアが知ります。
Christian : Yeah, and she’s bringing me in to run all the editorial content. You’re really surprised? (ああ。そして彼女が僕に編集をやらせてくれる。驚いたのか?)
Christian : Jacqueline’s a lot younger than Miranda. She has a fresher take on things. Not to mention, American Runway’s one of the most expensive books in the business. Jacqueline does the same thing for a lot less money. (ジャクリンはミランダより若い。フレッシュなことを取り入れる。言うまでもなくアメリカンランウェイは一番高い出版だ。でも、彼女は安く同じ仕事をしてくれる。)
「mention」には「言及する」という意味があり、「not to mention」で「言うまでもなく」という意味のフレーズになります。
似たような表現は以下のものがあります。
- in addition(付け加えると)
- let alone(〜はもちろんのこと)
- to say nothing of(〜は言うまでもなく)
例1:I like my son, not to mention.(言うまでもなく、息子が好きよ。)
例2:In addition to that, he stole a book from the store, too.(付け加えると、彼は本も万引きしました。)
screw up 失敗する
- 時間 :1時間41分48秒
- シーン:グレッグとアンドレアが話しています。
Andrea : Learned a lot. In the end, though, I kind of screwed it up. (たくさん学びました。最後に、失敗してしまいましたけど。)
「screw up」は「失敗をする」という意味のスラング表現で、ネイティブの日常会話では非常によく使われます。
フォーマルな場面では以下の表現を使うようにしましょう。
- make a mistake(間違いを犯す)
- fail(失敗する)
- spoil (ダメにする)
例1:It’s my fault that we lost. I completely screwed up.(僕のせいで負けた。完璧にやらかしちゃったよ。)
例2:I am so sorry for spoiling our efforts.(努力を台無しにしてごめんなさい。)
映画「プラダを着た悪魔」のあらすじ
それは、興味のないファション業界のボス・ミランダのアシスタントでした。
ミランダの無茶な要求に応え、理不尽に耐える日々に彼女のプライベートは消えていきます。
始めはただの仕事だと思っていたアンドレアですが、どんどん仕事にのめり込んでいくことに。
ニューヨークウーマンの生活が見られる、笑いあり感動ありの映画です。
映画「プラダを着た悪魔」を観られる動画配信サービス
映画「プラダを着た悪魔」を観るには、以下の動画配信サービスがおすすめです。
>>> Hulu
>>> U-NEXT
「プラダを着た悪魔」以外にも英会話・英語学習におすすめの映画はたくさんあります。
以下のページでまとめていますので、映画で英会話も学びたい方はこちらもご覧ください。
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