映画「ベイマックス」から学ぶ英会話

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このページでは、映画「ベイマックス」より、日常英会話・英語学習に役立つ便利な表現やフレーズについてご紹介します。
「ベイマックス」は、兄を失った悲しみにくれる天才少年と、兄が残したケアロボット「ベイマックス」との物語です。トイ・ストーリー同様、難しい英語表現が少ないので、性別問わず英語初心者におすすめのディズニー映画です。

get arrested 逮捕される

  • 時間 :05分30秒
  • シーン:タダシがヒロを助けに来ます。
Tadashi:Bot Fighting is illegal. You’re gonna get yourself arrested!(ロボットファイトは違法だぞ。逮捕されるぞ!)
Hiro:Bot Fighting is not illegal! Betting on Bot Fighting, that’s– that’s illegal. But, so lucrative!(ロボットファイトは違法じゃないよ!ロボットファイトにお金を賭けるのが、違法なんだ。でもかなり儲かるよ!)

get arrested」は「逮捕される」という意味です。
動詞の「arrest」は「逮捕する、止める」という意味で、受動態の形になることで「逮捕される」という意味になります。
同義語は「apprehend逮捕する、感づく)」「collar逮捕する、捕まえる)」「cop逮捕する、盗む)」などがあります。
例:A black guy got arrested for innocence, and the black communities in states was shocked and angry.(一人の黒人が無罪で逮捕され、アメリカの黒人たちのコミュニティはショックを受け、激怒した。)

because of 〜のため

  • 時間 :06分20秒
  • シーン:キャスおばさんが怒りながらドーナツに手を伸ばします。
Hiro:We love you, Aunt Cass.(大好きだよ、キャスおばさん。)
Cass:Well, I love you, too! I had to close up early because of you two felons.(私だって!あんたたち2人のために早く店じまいしないといけなかったのよ。)

because of」は「〜のため」という意味です。
「because of」の後ろには必ず名詞が来て、起こった出来事の原因や理由を表します。
以下の2つの文はほとんど同じ意味ですが、「because」のみの場合は後ろに文章がきます。

  • The baseball game was postponed because of the rain.(雨の為、野球の試合は延期されました。)
  • The baseball game was postponed because it started to rain.(雨が降り出したので、野球の試合は延期されました)

同義語には「due to〜のせいで)」「owing to〜のせいで)」などがあります。
例:
A:I failed the test because of you!(君のせいでテストに落ちたよ。)
B:Don’t blame on me. That’s not my fault.(私に責任を押しつけないで。私のせいじゃないわ。)

make up to 〜に埋め合わせをする

  • 時間 :06分40秒
  • シーン:タダシがヒロの部屋へ入ってきます。
Tadashi:You better make this up to Aunt cass before she eats everything in the cafe.(キャスおばさんがカフェのもの全部食べちゃう前に埋め合わせした方がいいぞ。)
Hiro:For sure.(もちろん。)

make up to」は「〜に埋め合わせをする、償う」という意味です。
「to」の後ろには対象となる人が入ります。また「〜に関して埋め合わせをする、償う」と対象がものの場合には「make up for」になります。
例1:I’ll definitely make this up to you. I promise.(絶対にあんたに埋め合わせするよ。約束する!)
例2:Nothing will make up for his past mistakes.(何も彼の過去の過ちを償うことはできないでしょう。)

spill こぼす

  • 時間 :09分50秒
  • シーン:ヒロがタダシの研究所に連れて来られます。
Hiro:”Honey lemon”? “Go go”? “Wasabi”?(”ハニーレモン” ”ゴーゴー” ”ワサビ”?)
Wasabi:I spill wasabi on my shirt one time, people. One time!(ワサビをTシャツにこぼしたのは一度だ、お前ら。一回!)
Tadashi:Fred is the one who comes up
with the nicknames.(フレッドがニックネームを思い付くんだ。)

spill」は「こぼす、流す、こぼれる」という意味の動詞です。
「spit(つばを吐く)」「split(割る、割く)」と似ているので、混合しないように注意しましょう。
例1:I spilled whole cup of coffee over my white T-shirt. That was a nightmare.(僕の白のTシャツに満杯のコーヒーをこぼしたよ。あれは悪夢だった。)
例2;The milk spilled across the floor.(牛乳が床を伝ってこぼれた。)

I hate to break it to you がっかりさせて悪いけど

  • 時間 :10分40秒
  • シーン:タダシがヒロに発明品を披露します。
Hiro:So, what have you been working on?(それで、ずっと何を作っているの?)
Tadashi:I’ll show you.(見せるよ。)
Hiro:Duct tape? I hate to break it to you, bro.(粘着テープ?がっかりさせて悪いけど、兄貴。)

I hate to break it to you」は「がっかりさせて悪いけど、言いにくいけど」という意味のフレーズです。
残念なニュースを伝える前に言う決まり文句です。
例1:I hate to break it to you, but it’s already been taken by other guy.(がっかりさせて悪いけど、もう他の人が取って行ったよ。)
例2:I hate to break it to you, but the sale was over yesterday.(言いにくいけど、セールは昨日で終わったよ。)

allergic アレルギーの

  • 時間 :11分30秒
  • シーン:ベイマックスが起動し、ヒロに痛みの加減を聞きます。
Hiro:What’s in the spray, specifically?(スプレーには何が入ってるんだ?詳細に。)
Baymax:The primary ingredient is bacitracin.(主成分は抗生物質です。)
Hiro:That’s a bummer. I’m actually allergic to that.(残念だ。実はアレルギーなんだ。)

allergic」は「アレルギーの、アレルギーにかかった」という意味です。
後ろに対象のものがくる場合の前置詞は「to」になります。
また、名詞の「allergy」は和製英語で「アレルギー」と言いますが、【ælərʤi (アレジー)】と発音します。
例:I’m allergic to house dust and pollen.(私はハウスダストと花粉にアレルギーがあります。)

satisfied 満足した

  • 時間 :13分00秒
  • シーン:ベイマックスがヒロに評価を求めます。
Baymax:I cannot deactivate until you say you are satisfied with your care.(あなたがケアに満足したと言うまで箱に帰れません。)
Hiro:Well then, I’m satisfied with my care.(じゃあ、ケアに満足した。)

satisfied」は「満足した、納得した」という意味の形容詞です。
後ろに対象のものがくる場合の前置詞は「with」になります。
動詞は「satisfy満足させる、満たす)」で、誰かを満足させるという時には「satisfy ((someone)) 」の形になります。
例1:I made the final payment on my car today, and felt very satisfied.(車の最後のローンを今日支払い、とても満足した。)
例2:All of us were not satisfied with the system.(私たちはみんなその制度に満足しなかった。)

lose one’s mind 正気を失う

  • 時間 :14分10秒
  • シーン:ヒロが教授に影響され、大学に入りたいと言います。
Hiro:I have to go here. If I don’t go to this nerd school, I’m gonna lose my mind. How do I get in?(ここに入学しなきゃ。このオタク学校に行かないと正気を失いそうだ。どうやって入れるの?)

lose one’s mind」は「正気を失う、狂う、我を失う」という意味のフレーズです。
他にも似たようなフレーズは以下のようなものがあります。

  • lose one’s head(慌てる)
  • lose one’s bearings(方向を見失う、迷う、途方に暮れる)
  • lose one’s heart(惚れる)
  • lose one’s temper(平静を失う)

例:I lost my mind because someone broke my car down last night.(昨夜、誰かが俺の車を壊して、俺は正気を失った。)

whine 泣き言を言う

  • 時間 :16分30秒
  • シーン:ヒロが自分の作った発明品を披露します。
Honey lemon:He’s so tense.(緊張してるわね。)
Hiro:No, I’m not.(してないよ。)
Honey lemon:Relax, Hiro. Your tech is amazing. Tell him, go go.(落ち着いて、ヒロ。あなたの技術は素晴らしいわ。言ってゴーゴー。)
Go go:Stop whining. Woman up.(泣き言を言うのはやめな。大人になれ。)

whine」は「泣き言を言う、泣きべそをかく、クンクン鳴く」という意味の動詞です。
子供や動物に対して使われることが多く、日本語の「メソメソしている」が近い表現です。
例1:My younger sister was whining when my piece of cake was bigger than hers.(私の妹は彼女のケーキより私のケーキの方が大きいと泣きべそをかいていた。)
例2:My car engine makes a whining noise.(私の車はキーキー言う音を出す。)

 … is on me 〜は私の奢り

  • 時間 :21分41秒
  • シーン:キャスおばさんがヒロの入学をお祝いしようと言います。
Aunt Cass:Let’s feed those hungry brains. Back to the cafe! Dinner is on me!(この腹ペコ達に食べさせましょう。カフェに戻るわよ。ディナーは私の奢りよ!)

is on me」は「〜は私の奢り」という意味のフレーズです。
前置詞の「on」には「属して」という意味があり、【対象となるものが私に属している】というニュアンスで「私の奢り」という意味になります。
ネイティブ間では非常によく使われる表現です。
動詞の「treat奢る)」も同じ意味を持ち、「I’ll treat you私があなたに奢るわ)」のように使います。
例:Coffee is on me! Order whatever you want.(コーヒーは私の奢りよ。何でも好きなものを頼んで。)

fly チャック

  • 時間 :22分11秒
  • シーン:ヒロとタダシが景色を見ながら語り合います。
Hiro:I know what you’re going to say. “I should be proud of myself, because I’m finally using my gift for something important.”(兄貴が何て言おうとしてるか分かるよ。”自分のことを誇りに思うよ。だってやっと俺の才能を有効活用できるからな。”)
Tadashi:No, no. I was just gonna tell you
your fly was down for the whole show.(いいや、ショーの間ずっとチャックが開いてたぞって言おうとしてた。)

fly」は「チャック(ファスナー隠し)」という意味の名詞です。
「ファスナー(留め具)」の名称は「fastener」「zipper」ですが、チャックが開いていると言う場合には「fly」が使われます。
例:Look! That guy’s fly is wide open! (見て!あの男の人チャックが全開!)

active 作動している

  • 時間 :27分01秒
  • シーン:ヒロのうめき声を聞いて、ベイマックスが作動します。
Hiro:Hey, Baymax. I didn’t know you were still active.(やあ、ベイマックス。まだ作動してたなんて知らなかったよ。)
Baymax:I heard a sound of distress. What seems to be the trouble?(苦痛の音が聞こえました。何か問題でも?)
Hiro:I just stubbed my toe a little. I’m fine.(足の指を少しぶつけただけだよ。大丈夫。)

active」は「作動している、稼働している、活動的な」という意味の形容詞です。
人に対して「積極的な、活動的な」という意味で使われる単語ですが、機械などが作動している(活動している)状態も「active」で表すことができます。
ちなみに動詞は「activate活動させる、作動する)」で、反義語は「deactivate非活性化す、使用を止める)」です。
例1:Some animals are very active at night.(動物の中には、夜とても活動的なものもいる。)
例2:The project is still active. We gotta get this forward.(そのプロジェクトはまだ稼働している。前に進めなければ。)

mood swings 情緒不安定

  • 時間 :27分51秒
  • シーン:ベイマックスがヒロをスキャンして、健康状態を確認します。
Baymax:You have sustained no injuries.(ケガはありません。)
Baymax:However, your hormone and neurotransmitter levels indicate that you are experiencing mood swings common in adolescence.(しかし、ホルモン値と神経伝達物質によると、思春期による情緒不安定があります。)
Baymax:Diagnosis, puberty.(診断は、思春期です。)

mood swings」は「情緒不安定」という意味です。
mood」は「気分、気まぐれ」、「swing」は「揺れ、振動、振り幅」という意味で、気分の振り幅がある状態を表します。
例:My daughter has serious mood swings these days.(娘の情緒不安定が最近ひどい。)

whip up 手早く作る

  • 時間 :30分01秒
  • シーン:キャスおばさんが今夜の夕食について話します。
Aunt Cass:Special dinner tonight. I’ll whip up some chicken wings.(今夜はスペシャルディナーね。チキンウィングをぱぱっと作るわ。)
Aunt Cass:You know, with the hot sauce that makes our faces numb.(あれよ、顔が痺れる辛いソースと一緒に。)

whip up」は「手早く作る、ぱぱっと作る、かき立てる」という意味です。
急いで素早く料理をするという場面で使われます。
例1:He’s whipping up a chocolate cake for his grandma’s birthday which he forgot until the last minute.(彼はぎりぎりまで忘れていたおばあちゃんの誕生日の為に、チョコレートケーキを手早く作っている。)
例2:Would you mind doing the dishes while I’m whipping this up?(私がこれをぱぱっと作っている間に洗い物をしてくれる?)

inflate 膨らませる

  • 時間 :31分41秒
  • シーン:ヒロとベイマックスが窓から学校に大学に忍び込みます。
Baymax:Excuse me while I let out some air.(少し空気を抜くので失礼します。)
Hiro:Are you done?(終わった?)
Baymax:Yes. It will take me a moment to re-inflate.(はい。再度膨らませるのに少しかかります。)

inflate」は「膨らませる、広げる、広がる」という意味の動詞です。
風船やタイヤなど、空気やガスで膨らませることができるものに対して使われる単語です。
その他にも、値段や想像などが膨らむという表現でも「inflate」が使われます。
同義語は「blow up膨らむ、引き伸ばす)」「expand膨張する、広がる)」などがあります。
例:Can you please inflate those ballowns for tomorrow’s party?(明日のパーティ用にその風船を膨らませてくれる?)

pumped up 盛り上がった

  • 時間 :44分22秒
  • シーン:ヒロがベイマックスに空手のスキルをダウンロードします。
Hiro:Yeah! Fist bump!(よし!グータッチ!)
Baymax:”Fist bump” is not in my fighting database.(”グータッチ”は私の戦闘データベースにありません。)
Hiro:No, this isn’t a fighting thing. It’s what people do sometimes when they’re excited or pumped up.(戦闘ワザじゃないよ。興奮した時や盛り上がった時にやることだ。)

pumped up」は「盛り上がった」という意味です。
pump up」は「汲み取る、上下に動く」という意味ですが、それが転じてアドレナリンが出て興奮や熱中している状態を表します。
例:His speech is designed to keep the audience pumped up.(彼のスピーチは観客を盛り上がらせる為に構成されている。)

apprehend 捕まえる

  • 時間 :52分23秒
  • シーン:ヒロが仮面の男が付けていたシンボルの絵を紙に書きます。
Hiro:The guy in the mask was carrying
something with this symbol on it.(仮面の男がこのシンボルが付いた何かを持っていたんだ。)
Baymax:Apprehending the man in the mask
will improve Hiro’s emotional state.(そのマスクの男を捕まえたら、ヒロの精神状態は良くなります。)

apprehend」は「捕まえる、逮捕する」という意味の動詞です。
同義語は「capture捕らえる、捕虜にする)」「arrest逮捕する、止める)」などがあります。
例1:That criminal was finally stopped and apprehended after 30 hours of the car chasing.(その犯罪者は30時間のカーチェイスの末、遂に止められ逮捕された。)
例2:One suspect was arrested in the driveway, while another two were apprehended in the backyard.(他の2人が裏庭で捕まっている間に、1人の容疑者は道路で逮捕された。)

distressed 動揺している

  • 時間 :1時間12分04秒
  • シーン:ヒロがベイマックスのパーツを読み取ります。
Baymax:Your blood pressure is elevated. You appear to be distressed.(血圧が上昇しています。動揺していると出ています。)
Hiro:I’m fine!(大丈夫だよ!)

distressed」は「動揺している、苦悩している」という意味の形容詞です。
動詞の「distress」は「苦しめる、困窮させる」という意味です。
同義語には「stressed outストレスや緊張を経験している、不安に圧倒される)」「unhappy不幸な、不運の)」などがあります。
例:I had a distressed feeling when my team was about to lose the big game.(私のチームが大きい試合で負けそうになっていた時、動揺を感じた。)

映画「ベイマックス」のあらすじ

Big Hero 6
事故で最愛の兄を亡くし、心を閉ざした少年・ヒロ。
そんなヒロを救ったのは、兄が遺したケアロボット・ベイマックスでした。
元気を取り戻したヒロは兄の死に疑問を抱き、ベイマックスと共に真相を掴もうとします。
そこには恐るべき陰謀が隠されていました … 。

映画「ベイマックス」を観られる動画配信サービス

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