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映画「アバウト・タイム」から学ぶ英会話

このページでは、映画「アバウト・タイム」より、日常英会話・英語学習に役立つ便利な表現やフレーズについてご紹介します。
「アバウト・タイム」は、自分の過去に戻るタイムトラベルの能力を持つ主人公の恋愛を描いたSF映画です。イギリスが舞台となっており、恋愛映画らしい対話の多いストーリーとなっているため、イギリス英語の日常英会話を学びたい方におすすめです。

one’s mind is on other things 心が他のことにある

Tim:He was the most charming and least clever man you could ever meet.(彼は今まで出会う中で最高にチャーミングで最も賢くないであろう人だった。)
Tim:His mind was on other things, though we never found out what.(彼の心は他のことにあった、でも今だにそれが何だったかは分からない。)

「one’s mind is on other things」は「心が他のことにある」といる意味です。
同じような意味で「have other things on one’s mind」(他のことが心にある)も使われます。
mind」を使ったフレーズは以下のようなものがあります。

例:My mind was on other things at that time. I actually didn’t listen to what he was saying at the speech.(あの時、私の心は他のことにありました。彼がスピーチで何を言っていたか、実は聞いてなかったです。)

bump into ~にばったり会う

Tim’s father:I’ve never bumped into a genuinely happy rich person.(本当に幸せな金持ちには会ったことがない。)
Tim:It would be nice not to have to work.(働かなくていいって素晴らしいだろうな。)
Tim’s father:No, that’s a real recipe for disaster.(いや、それは不幸の本当の作り方だよ。)

bump into」は「~にばったり会う」という意味です。
道端や買い物中など、偶然に人と出会ったときなどによく使われます。
その他にも「~にドンと突き当たる」という意味もあります。
例:
A:I bumped into my coworker at the mall yesterday, she was with a guy who is not her boyfriend … . It was a little awkward.(昨日モールで同僚にばったり会ったんだけど、彼女、彼氏じゃない男の人と一緒で … 。ちょっと気まずかった。)
B:It must have been. It’s like you saw something that you shouldn’t see.(そうに違いなかっただろうね。見ちゃいけないものを見てしまったみたいな。)

sophisticated 洗練された

Tim’s uncle:There goes August.(もう8月になる。)
Tim’s mother:I’ve introduced him to most things, haven’t I?(ほとんどのことを私が手ほどきしたんじゃない?)
Tim’s uncle:You did. You were much more sophisticated.(ああ、君はかなり洗練されてたよ。)

sophisticated」は「洗練された、凝った、しゃれた」という意味の形容詞です。
「complicated(複雑な)」や「intricate(難解な)」の形容詞と同じような意味を持ちますが、「sophisticated」は基本的にポジティブな意味で使われます。
例1:I felt utterly out of place among those sophisticated people.(ああいう洗練された人達の中で、自分は完全に場違いな気がした。)
例2:She has a sophisticated lifestyle so much more than I do.(彼女は私よりもっと洗練されたライフスタイルを持っている。)

for a decade 10年間

Harry:I was actually having the first good idea I’ve had for a decade when you rang on the doorbell.(お前がドアベルを鳴らしたとき、10年に一度のいいアイデアが浮かんでいたんだ。)
Harry:But now it’s gone. You little shit.(でも、もうどこかへいっていってしまった。このクソ野郎め。)

名詞の「decade」は「10年間」という意味で、「for a decade」の形で期間を表します。
20年間」の場合は「for two decades」になります。
日本にはない区切りの単位ですが、英語ではよく使われるので覚えておきましょう。
具体的に「10年間」を表すとき以外に、漠然とした長い期間を強調したい時にも「decade」が使われます。
例1:That accident was happened almost a decade ago.(その事故は、ほぼ10年前に起こりました。)
例2:I haven’t done this in decades for real. I got all rusty.(本当に何十年もこれをしてない。かなり衰えたよ。)

out of the blue 突然に

Tim:I always seemed to end up with Rory. (僕は結局いつもローリーといたみたいだ。)
Tim:Until, out of the blue, on a dodgy night out with dodgy Jay, something miraculous happened.(突然の危険なジェイとの危険な夜に、奇跡的な何かが起こるまでは)

out of the blue」は「突然に、不意に」という意味の副詞です。
同義語は「unexpectedly(思いがけず)」です。
例1:Out of the blue, she said she was leaving the house.(突然、彼女が家を出ると言った。)
例2:Is it possible that the tumor disappears out of the blue?(その腫瘍が突然なくなるなんて可能なの?)

can’t resist 我慢できない

Harry:I don’t usually read them, obviously, but I couldn’t resist this one.(普段は新聞は読まないが、これは我慢できなかった。)
Harry:”Harry Chapman found guilty of genius.”(”ハリー・チャップマンが罪な天才を見つけた。”)

resist」は「我慢する」という意味で、「can’t」が加わり「我慢できない」の意味になります。
他にも「抵抗する、妨害する」などの意味があります。
例1:It’s hard to resist temptations.(誘惑に抵抗することは難しい。)
例2:I can’t resist desserts if they are in front of me.(もしデザートが目の前にあったら、我慢できない。)

compared to ~に比べて

Tim:I always think the key thing with her is the history, you know, the informality of her early shots compared to high fashion stuff.(彼女のポイントは歴史だといつも思う。ハイファッションのものに比べて、彼女の初期の撮影の非公式さとか。)
Tim:So you always know that underneath she’s still just the same.(だから変わらない彼女の下にある部分をいつも知ってる。)

compared to」は「~に比べて」という意味です。
例1:It looks so bright compared to the one you had before.(前持ってたやつに比べてすごく明るいね。)
例2:You can’t say it’s not crowded compared to rush hours on weekdays.(平日のラッシュアワーに比べたら混んでないなんて言えないよ。)

for a living 仕事で

Tim:So, what do you do?(それで、仕事は何を?)
Mary:I’m a reader at a publisher.(出版業者で原稿の閲覧を。)
Tim:No! You read for a living?(すごいな、読むのが仕事?)
Mary:Yes, that’s it. I read.(そういうこと。読むの。)
Tim:Oh, that’s so great.(かっこいい。)

for a living」は直訳で「生活のために」という意味で、それが転じて「仕事で」という意味になります。
初対面の人にカジュアルに職業を聞く場面で、「What do you do for a living?(お仕事は何をされていますか?)」がよく使われます。
例:
A:I sing for a living. This has been my dream since I was 5.(仕事で歌います。5歳の頃からの夢でした。)
B:That’s fantastic. I’m sure you put a lot of efforts to become a singer.(素晴らしいね。歌手になる為にたくさん努力したんだろう。)

specific 詳しい

Tim:Do they know I exist?(僕のことは知ってる?)
Mary:Uh … Yeah. I’ve mentioned something like you, but nothing very specific. (あー、うん。なんとなくね、詳しくは言ってないけど。)
Mary:Yeah, they’re quite conservative, so maybe not those pants.(頭がカタいから、そのズボンはやめて。)

specific」は「詳しい、特定の」という意味の形容詞です。
同義語には「detailed(詳細な)」「exact(正確な)」「particular(特定の)」などがあります。
例:Please tell me about the incident at that night as specific as possible. You can take your time.(できるだけ詳しくその夜の事件について教えてください。時間をかけても大丈夫です。)

sense of humor 笑いのセンス

Tim’s mother:It’s very bad for a girl to be too pretty.(可愛すぎる子はよくないわ。)
Tim’s mother:It stops her developing a sense of humor. Or a personality.(笑いのセンスを磨かなくなるし、それか性格も。)

sense of humor」は「笑いのセンス」という意味です。
sense of」を使った単語は以下のようなものがあります。

例1:It’s a pity that Mike has no sense of humor.(マイクに笑いのセンスがないのは残念だ。)
例2:You have such a good sense of humor! I like you!(君はなんて笑いのセンスがあるんだ!気に入ったよ!)

Here’s the deal こうしましょう

Mary:So here’s the deal. I will take off one item of clothing for every decision you make.(こうしましょう。ひとつ決める度に、一枚服を脱ぐ。)
Tim:Okay. You have my attention, young lady.(いいね。その提案そそられる。)

Here’s the deal」は「こうしましょう、よく聞いて」という意味です。
名詞の「deal」には「契約、取り決め」の意味があり、「Here’s the deal」を直訳すると「これが取り決めです」となり、「こうしましょう、よく聞いて」のニュアンスになります。
似ている表現で「It’s a deal(決まりだね)」がありますが、こちらは取り決めが済んだ時に使われます。
例1:Here’s the deal. Never borrow my cloths without my permission.(よく聞いて、許可なく私の服を借りないで。)
例2:Okay, here’s the deal. You do the dishes, and I do the laundry. How does it sound?(よし、こうしよう。君が洗い物をして、僕が洗濯をする。どう?)

piss off 怒らせる

Mary:Best Man. Now.(付き添い人は?)
Tim:Oh, no, this is so hard. It’s lose-lose, you know.(ヤバい、難しいよ。マイナスでしかない。)
Tim:You piss off all the ones you don’t pick, and you end up hating the one you do pick.(選ばなかったやつを怒らせるし、選んだやつは最終嫌いになるし。)

piss off」は「怒らせる、いらいらさせる」という意味です。
piss ((someone)) off( ~を怒らせる)」の形でよく使われます。
piss off」は他動詞なので、自分が怒った場合は「I’m pissed off(怒っている)」「I got pissed off(怒った)」の形になります。
例:
A:How did you get him pissed off?(どうやって彼を怒らせたの?)
B:I don’t know, I didn’t do anything.(分からない、何もしてないよ。)

imply 遠まわしに言う

Tim’s father:I wish I’d said “I love you.”( ”愛してる。”を言えばよかった。)
Tim:You did, Dad. It was implied.(言ってたよ、父さん。遠まわしに言ってたよ。)
Tim’s father:I’m not sure “implied” is good enough for a wedding day, are you?(”遠まわしに言った”が結婚式に充分かどうか定かじゃない、そうだろ?)

imply」は「遠まわしに言う」という意味の動詞です。
その他にも「ほのめかす、含む」などの意味もあります。
直接ではなく回りくどく間接的になにかを言う場面で使われます。
例:She ignored your messages over five times? That implies she doesn’t want to talk with you anymore. Just give it up!(彼女にメッセージを5回以上も無視されたの?それ、もう君とは話したくないって遠まわしに言ってるよ。諦めなよ!)

I’m so sorry to disturb you 邪魔をしてすみません

Woman:I’m so sorry to disturb you, but I wonder if I could have your autograph.(邪魔してごめんなさい、もしサインを頂けたらと思って。)
Harry:No. No. I’m at a wedding, for God’s sake.(断る。ダメだ。祝福するために結婚式にいるんだ。)

I’m so sorry to disturb you」は「邪魔をしてすみません」という意味です。
誰かに話しかけるときの、第一声でよく使われる決まり文句です。
動詞の「disturb」は「乱す、妨げる」の意味で、以下の単語に置き換えることもできます。

例:I’m sorry to disturb you, but it’s time to leave.(邪魔をしてすみません、でももう出る時間です。)

ugly 醜い

Tim’s mother:Oh, she’s lovely. You were such an ugly baby. More chimpanzee than child.(可愛い子だわ。ティムは醜い赤ちゃんだった。子供よりむしろサルみたいで。)
Tim’s mother:I remember the first time I saw you, I thanked God we were in driving distance of London Zoo.(初めてあなたを見たとき、ロンドン動物園から離れたところにいて安心したのを覚えているわ。)

ugly」は「醜い、不快な」という意味です。
比較級、最上級の形は yi に変わるので気をつけましょう。

例1:The big ugly tree destroys the beauty of the house.(大きな醜い木がその家の美しさを損ねているね。)
例2:The relationship between me and my boyfriend is getting uglier and uglier.(彼との関係がどんどん醜くなってきてる。)

cross one’s mind 心に浮かぶ

Tim:He says worrying about the future is as effective as trying to solve an algebra equation by chewing bubble gum.(未来を心配するのはガムを噛むことで台数方程式を解こうとするぐらい効率的だ、と彼は言った。)
Tim:The real troubles in your life will always be things that never crossed your worried mind.(人生の中の本当のトラブルはいつも、心配な心に浮かんだことのないものだ。)

cross one’s mind」は「心に浮かぶ」という意味です。
動詞の「cross」は「渡る、交差する、行き交う」という意味で「心を行き交う」というニュアンスから「心に浮かぶ」という訳になります。
例:It actually didn’t cross my mind at all, but I think what you just said is a pretty good idea.(それは全く僕の心に浮かばなかったけど、ちょうど今君が言ったことはすごくいいアイデアだと思う。)

for good これを最後に

Kit Kat:I have to leave Jimmy, don’t I? For good. And I have to stop drinking. And stop leaving jobs.(ジミーと別れるべき、そうよね?これを最後に、それからお酒もやめなきゃ。それと仕事もちゃんと続ける。)

for good」は直訳で「いい方に向けて」という意味で、転じて「これを最後に、永久に」という意味になります。
同義語は「permanently(永久に、ずっと)」です。
例:Has your dad left the company for good this time?(あなたのお父さん今度は永久に会社をやめたの?)

get diagnosed 診断を受ける

Tim’s father:I did get diagnosed as soon as possible, but it was too late.(急いで診断を受けたが、手遅れだった。)
Tim:How long have we got?(余命はどのくらい?)
Tim’s father:You know, it, it could be years.(たぶん、数年だろう。)

get diagnosed」は「診断を受ける」という意味です。
動詞の「diagnose」は「診断する、診察する、原因を突き止める」という意味です。
医療関係で使われる単語は他にも以下のようなものがあります。

例:I got diagnosed that I have a lung cancer a week ago … . We’re still not sure if it’ll be completely gone away.(一週間前に肺ガンだと診断された。完全になくなるかどうかは、まだ分からない。)

映画「アバウト・タイム」のあらすじ

21歳を迎えたティム・レイクは、自分にタイムトラベル能力があることを知ります。
新年のパーティーを終えた夜、ティムは父親から、レイク家の男たちは代々タイムトラベルの能力があることを告げられます。
歴史を変えることはできないけど、自分の人生に起きる事や起きてしまった事を変えることができると知ったティムは、彼女を作ろうとタイムトラベルを繰り返しますが … 。
より良い人生を送ることを心に決めたティムはタイムトラベルの力で自分の人生を変えることができるのでしょうか … 。

映画「アバウト・タイム」を観られる動画配信サービス

映画「アバウト・タイム」を観るには、以下の動画配信サービスがおすすめです。
>>U-NEXT
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「アバウト・タイム」以外にも英会話・英語学習におすすめの映画はたくさんあります。
以下のページでまとめていますので、映画で英会話も学びたい方はこちらもご覧ください。
>>英語学習におすすめの映画30選【レベル・ジャンル別】

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