「一寸の虫にも五分の魂」を英語ではどういうかについて解説していきます。
このことわざには2つの英語表現が当てはまりますので、それぞれ見ていきましょう。
【一寸の虫にも五分の魂】
意味:どんなに小さな者・弱い者でも、それ相応の意地や感情は持っているから決してばかにしてはならない。
意味:どんなに小さな者・弱い者でも、それ相応の意地や感情は持っているから決してばかにしてはならない。
- Even a worm will turn.
- The fly has her spleen and the ant her gall.
Even a worm will turn.
- 直訳:ミミズでさえも仕返ししてくる。
- 意味:どんなに小さな者・弱い者でも、それ相応の意地や感情は持っているから決してばかにしてはならない。
- 用語:worm:ミミズ、ウジ虫などの細長く足のない虫
解説
この言葉は中世のイギリスで生まれ、シェイクスピアの作品に使われたことで世に広まりました。
ちなみに「worm」を人に対して使うと、「嘘をついたりして相手を不快にさせる人、尊敬に値しない人」という意味があります。
The fly has her spleen and the ant her gall.
- 直訳:ハエには脾臓(ひぞう)があり、アリには胆汁がある。
- 意味:どんなに小さな者・弱い者でも、それ相応の意地や感情は持っているから決してばかにしてはならない。
- 用語:fly:ハエ / spleen:脾臓(ひぞう) / gall:胆汁
解説
この言葉は中世のイギリスの詩から引用されたもので、その詩では「どんなちっぽけなものにも愛はある」ということを伝えています。
英語になると、具体的な虫の名前が出てきておもしろいですね。
「一寸の虫にも五分の魂」の英語表現について解説しました。
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